mission 6:dog and artemis ~知・技・闘の試練~
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ダンテが大量の悪魔とダンスしている間、青い真髄を手にして戻ったケルベロスとディーヴァは、前のフロアにて待つことにした。
女神像のあるフロアのことだ。
「えいっ」
ディーヴァはダンテを待っていられず、女神像の穴に真髄をはめ込んでみた。
……。
特に動きはない。
「やはり一つではだめか。ダンテを待つしかあるまいな」
「だよねー。ああ眠い……」
今は夜中だろう。
暇過ぎてちょっと眠く感じる。
それでもこんなところで寝てしまっては、なんて緊張感のない女だと思われてしまうかもしれない。
ディーヴァは我慢した。
そしてゴールデンレトリバーの姿をしたケルベロスを、なんの気もなしにぼーっと見つめた。
見ていると眠気が覚めていく。
「……視線が気になるのだが」
「ごめん、でも……う~」
さわりたい。
ディーヴァは何度か視線を彷徨わせたかと思うと、突然素早い動きでケルベロスに向き直った。
がしっ!
「我慢できない!」
「なっ!」
ディーヴァがケルベロスを抱きしめる。
恋人にするのとは違う、ペットにするような抱擁だ。
「ふああ、気持ちいい~。あったかふわふわ~。しかもぜんぜん獣臭くない」
氷属性なためもう少し冷たいのかもと思ったが、そうでもなくいたって普通の体温。そして普通の犬の毛並みだった。
獣臭くない代わりに、魔の気配が色濃くでているだけである。
自分に危害が及ばない悪魔の気配なら、別に問題もない。
おまけにこの寒い中、暖も取れる。
言うことなしだ。
ディーヴァは心行くまでその温かい毛並みを撫でまわし、堪能した。
最初は嫌がっていたケルベロスも、何だか気持ちがよくなってきているようだった。
言葉の端々にはそれを示唆するような表現が含まれている。
「おお、そこがなんだかいい感じがす……いや何でもない」
「んー何々ここ?ここなの?」
「あ゛~そこだ……そこそこ」
目を細めて気持ちよさげな声を上げるケルベロス。
撫でまわしているうちにケルベロスの方も気を良くしたのか、ディーヴァの頬をペロペロと舐めだししっぽを振った。
「あはは、やだもう!くすぐったいよ~」
もはやただの仲のいい犬とその飼い主だ。
これが花畑なんかだったらとても似合っているだろうに。
女神像のあるフロアのことだ。
「えいっ」
ディーヴァはダンテを待っていられず、女神像の穴に真髄をはめ込んでみた。
……。
特に動きはない。
「やはり一つではだめか。ダンテを待つしかあるまいな」
「だよねー。ああ眠い……」
今は夜中だろう。
暇過ぎてちょっと眠く感じる。
それでもこんなところで寝てしまっては、なんて緊張感のない女だと思われてしまうかもしれない。
ディーヴァは我慢した。
そしてゴールデンレトリバーの姿をしたケルベロスを、なんの気もなしにぼーっと見つめた。
見ていると眠気が覚めていく。
「……視線が気になるのだが」
「ごめん、でも……う~」
さわりたい。
ディーヴァは何度か視線を彷徨わせたかと思うと、突然素早い動きでケルベロスに向き直った。
がしっ!
「我慢できない!」
「なっ!」
ディーヴァがケルベロスを抱きしめる。
恋人にするのとは違う、ペットにするような抱擁だ。
「ふああ、気持ちいい~。あったかふわふわ~。しかもぜんぜん獣臭くない」
氷属性なためもう少し冷たいのかもと思ったが、そうでもなくいたって普通の体温。そして普通の犬の毛並みだった。
獣臭くない代わりに、魔の気配が色濃くでているだけである。
自分に危害が及ばない悪魔の気配なら、別に問題もない。
おまけにこの寒い中、暖も取れる。
言うことなしだ。
ディーヴァは心行くまでその温かい毛並みを撫でまわし、堪能した。
最初は嫌がっていたケルベロスも、何だか気持ちがよくなってきているようだった。
言葉の端々にはそれを示唆するような表現が含まれている。
「おお、そこがなんだかいい感じがす……いや何でもない」
「んー何々ここ?ここなの?」
「あ゛~そこだ……そこそこ」
目を細めて気持ちよさげな声を上げるケルベロス。
撫でまわしているうちにケルベロスの方も気を良くしたのか、ディーヴァの頬をペロペロと舐めだししっぽを振った。
「あはは、やだもう!くすぐったいよ~」
もはやただの仲のいい犬とその飼い主だ。
これが花畑なんかだったらとても似合っているだろうに。