mission 6:dog and artemis ~知・技・闘の試練~
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「スフィンクスの……問いかけ……う~ん」
ここまで出かかっているのだが、中々思い出せない。
このままでは旅人と同じ運命を辿ってしまう。
「問題を思い出してみるがいい」
「『人が産まれし時、若き時、そして老いたる時、その足跡が正しき道へと汝を導く』……人、足跡、足……」
ディーヴァは突然大声を上げた。
「あ!!答えは四つの光が灯った入り口ね!」
そのまま四つ光っている入り口をケルベロスに確認もせず、ディーヴァはくぐってしまう。
「まったく、間違っていたらどうするのだ。
……間違いではないから良かったが」
ケルベロスも足早に後を追った。
それからはディーヴァの独壇場だ。
次の部屋も同じ構造だったため、その答えはわかっている。
二つ目と三つ目の入り口も何もなく通り、ディーヴァは、最後の部屋にたどり着いたのだった。
「何故だかわかったようだな」
「うん。意外と簡単だったね。ケルのヒントのおかげ!」
「ケル……?」
「その方が呼びやすいと思って。……ダメ?」
「いいだろう。好きに呼べ」
さん付けしていたとは思えないほど、いきなり呼び方が変わった。
この呼び方だと、まるで犬だ。
……実際、犬なのだが。
そして問題の答えはこうだ。
産まれた時というのは、どんな人間も赤ん坊なため、まずは四つん這いで行動する。
つまりは『四』本足。
その後、普通の人間が若かりし時は、何もなければ自身の足で歩いて生きている。
つまりは『二』本足である。
そして最後。
人間は老いてしまい歩行がままならなくなると、支えとなる杖を使う。
杖も足の一つと考えると、合計で『三』本だ。
「ふふふん。これはダンテにはわからないかもねー!
さてと。これを取ったら悪魔がでてくる、とかはないよね?」
鎮座する宝石のような物を見つめるディーヴァは、おっかなびっくりとそれに手を伸ばした。
「全問正解しているのだからないはずだ」
「ならいいや。
ん。ヨイショッ」
ケルベロスの言葉に台座から思いきり取り外す。
かぽん。
取り外された青い宝石。
叡智の真髄と呼ばれるその青い塊を大事そうに抱えて、ディーヴァは周りを見渡した。
この部屋にも入り口はたくさんあるのだ。
「帰りはどこを通ればいいの?」
「どこからでも最初の入り口に強制送還される。お前は問いかけをキチンと解けたからな」
「相変わらず悪魔の塔って便利というかなんというか……」
ディーヴァは微妙な顔をしながら部屋を出た。
ここまで出かかっているのだが、中々思い出せない。
このままでは旅人と同じ運命を辿ってしまう。
「問題を思い出してみるがいい」
「『人が産まれし時、若き時、そして老いたる時、その足跡が正しき道へと汝を導く』……人、足跡、足……」
ディーヴァは突然大声を上げた。
「あ!!答えは四つの光が灯った入り口ね!」
そのまま四つ光っている入り口をケルベロスに確認もせず、ディーヴァはくぐってしまう。
「まったく、間違っていたらどうするのだ。
……間違いではないから良かったが」
ケルベロスも足早に後を追った。
それからはディーヴァの独壇場だ。
次の部屋も同じ構造だったため、その答えはわかっている。
二つ目と三つ目の入り口も何もなく通り、ディーヴァは、最後の部屋にたどり着いたのだった。
「何故だかわかったようだな」
「うん。意外と簡単だったね。ケルのヒントのおかげ!」
「ケル……?」
「その方が呼びやすいと思って。……ダメ?」
「いいだろう。好きに呼べ」
さん付けしていたとは思えないほど、いきなり呼び方が変わった。
この呼び方だと、まるで犬だ。
……実際、犬なのだが。
そして問題の答えはこうだ。
産まれた時というのは、どんな人間も赤ん坊なため、まずは四つん這いで行動する。
つまりは『四』本足。
その後、普通の人間が若かりし時は、何もなければ自身の足で歩いて生きている。
つまりは『二』本足である。
そして最後。
人間は老いてしまい歩行がままならなくなると、支えとなる杖を使う。
杖も足の一つと考えると、合計で『三』本だ。
「ふふふん。これはダンテにはわからないかもねー!
さてと。これを取ったら悪魔がでてくる、とかはないよね?」
鎮座する宝石のような物を見つめるディーヴァは、おっかなびっくりとそれに手を伸ばした。
「全問正解しているのだからないはずだ」
「ならいいや。
ん。ヨイショッ」
ケルベロスの言葉に台座から思いきり取り外す。
かぽん。
取り外された青い宝石。
叡智の真髄と呼ばれるその青い塊を大事そうに抱えて、ディーヴァは周りを見渡した。
この部屋にも入り口はたくさんあるのだ。
「帰りはどこを通ればいいの?」
「どこからでも最初の入り口に強制送還される。お前は問いかけをキチンと解けたからな」
「相変わらず悪魔の塔って便利というかなんというか……」
ディーヴァは微妙な顔をしながら部屋を出た。