mission 5:noisy twins ~アグニとルドラ~
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渡った先には、ちょうど鋼の魂がはめ込められそうな窪みがある。
ディーヴァがダンテから受け取ってゆっくりとはめ込むと、扉の石のシャッターが解除され、青い扉が現れた。
無言で頷き合う二人が次の部屋に向かうと、そこには紋章と八卦盤の形をしたリフトがあった。
「上に行けってことだよな」
「みたいだね。ダンテ、GO!」
「はいはい」
ダンテはリベリオンを担いで紋章を起動し、先に乗っていたディーヴァの元へ急いだ。
カラカラと音を立てて動き出すリフト。
「上はどんなだろうね。悪魔、まだまだいるのかな……いやだなぁ」
「まあ、悪魔の塔だからな。悪魔が降ってきたりしてな」
「あはは、まっさかぁ!」
のほほんと喋りながら上へ昇っていく。
その二人に影がかかった。
「え……」
「っ危ねえ!」
ディーヴァを抱えてその場所から離れる。
本当に悪魔が降ってきた。
悪魔達は一斉に鎌を振りかぶり、二人がいた床を抉った。
そのままでいたらと思うとゾッとする。
「ヒッ!」
「逃げろ!」
ダンテはショットガンとリベリオンを構えると、逃げるよう指示した。
しかしここはリフト上。
逃げる場所などどこにもない。
「どどどどこに!?」
「んなもん自分で考えてくれ!」
「ええー!?」
相手していても悪魔は次々降ってきた。
その内重量オーバーなのか、リフトの上がるスピードが遅くなりグラグラと揺れだした。
「あっ……」
一度大きく揺れた時、何とか悪魔の攻撃をかいくぐっていたディーヴァに一匹の悪魔の攻撃が当たりそうになった。
「ディーヴァーー!!」
「きゃあああダンテーーー!!」
間一髪それをなんとか避けたディーヴァだったが、その代りにリフトから飛び出して落ちてしまった。
視界の端で確認したダンテが、悪魔そっちのけでそれを追って落ちる。
その悪魔もさらにダンテを追って下へ真っ逆さまに落ちた。
ふぁさ……。
まばゆい光があふれ、白くやわらかな羽が舞う。
「あたし……ものすごーく久しぶりに翼出たんだけど……?」
追って落ちるダンテの目には、自らの翼で浮いているディーヴァの姿が映った。
浮いている、というよりは羽の空気抵抗で落下速度がほんのちょっぴり落ちただけだが。
「……おいおい」
ダンテは神々しいやら、拍子抜けしたような気分だ。
ディーヴァと違い、重力に従うまま落下速度そのままに落ちていくダンテと悪魔達。
悪魔を退治し終える頃になって、やっとディーヴァは下に到着した。
着地と共に、その五枚の翼が光の粒子になり消えていく。ナイスタイミングだ。
「ま、とりあえず……翼出せてオメデト?」
「うーん、自分の意思で出せればもっといいんだけどね」
ダンテとディーヴァは笑いあう。
そしてダンテは、今度は降ってくる悪魔を無理に倒そうとはせず的確に落として上へあがったのだった。
上は外と繋がっていた。
標高が高く、刺すような冷たい空気が容赦なくディーヴァを襲う。
「ひゃー、寒ぅ!おつきさまがあんなに近いよ!」
ディーヴァは寒さに凍え、ダンテに縋り付いた。
ダンテはコートの中にディーヴァを招き入れて温めてやりながら歩いた。
正直歩きづらそうだが、ダンテが嬉しそうなのでよしとしよう。
「落ちたら大変だな。つぶれたトマトの完成だぜ」
「へ、変なこと言わないでよ。トマト料理作れなくなるじゃない!」
「悪い」
そうこうしてる内に次の扉の真ん前まで来た。
扉の前には大小様々な武器が散らばっている。
「次はここだね」
ディーヴァはゴクリと唾を嚥下した。
ディーヴァがダンテから受け取ってゆっくりとはめ込むと、扉の石のシャッターが解除され、青い扉が現れた。
無言で頷き合う二人が次の部屋に向かうと、そこには紋章と八卦盤の形をしたリフトがあった。
「上に行けってことだよな」
「みたいだね。ダンテ、GO!」
「はいはい」
ダンテはリベリオンを担いで紋章を起動し、先に乗っていたディーヴァの元へ急いだ。
カラカラと音を立てて動き出すリフト。
「上はどんなだろうね。悪魔、まだまだいるのかな……いやだなぁ」
「まあ、悪魔の塔だからな。悪魔が降ってきたりしてな」
「あはは、まっさかぁ!」
のほほんと喋りながら上へ昇っていく。
その二人に影がかかった。
「え……」
「っ危ねえ!」
ディーヴァを抱えてその場所から離れる。
本当に悪魔が降ってきた。
悪魔達は一斉に鎌を振りかぶり、二人がいた床を抉った。
そのままでいたらと思うとゾッとする。
「ヒッ!」
「逃げろ!」
ダンテはショットガンとリベリオンを構えると、逃げるよう指示した。
しかしここはリフト上。
逃げる場所などどこにもない。
「どどどどこに!?」
「んなもん自分で考えてくれ!」
「ええー!?」
相手していても悪魔は次々降ってきた。
その内重量オーバーなのか、リフトの上がるスピードが遅くなりグラグラと揺れだした。
「あっ……」
一度大きく揺れた時、何とか悪魔の攻撃をかいくぐっていたディーヴァに一匹の悪魔の攻撃が当たりそうになった。
「ディーヴァーー!!」
「きゃあああダンテーーー!!」
間一髪それをなんとか避けたディーヴァだったが、その代りにリフトから飛び出して落ちてしまった。
視界の端で確認したダンテが、悪魔そっちのけでそれを追って落ちる。
その悪魔もさらにダンテを追って下へ真っ逆さまに落ちた。
ふぁさ……。
まばゆい光があふれ、白くやわらかな羽が舞う。
「あたし……ものすごーく久しぶりに翼出たんだけど……?」
追って落ちるダンテの目には、自らの翼で浮いているディーヴァの姿が映った。
浮いている、というよりは羽の空気抵抗で落下速度がほんのちょっぴり落ちただけだが。
「……おいおい」
ダンテは神々しいやら、拍子抜けしたような気分だ。
ディーヴァと違い、重力に従うまま落下速度そのままに落ちていくダンテと悪魔達。
悪魔を退治し終える頃になって、やっとディーヴァは下に到着した。
着地と共に、その五枚の翼が光の粒子になり消えていく。ナイスタイミングだ。
「ま、とりあえず……翼出せてオメデト?」
「うーん、自分の意思で出せればもっといいんだけどね」
ダンテとディーヴァは笑いあう。
そしてダンテは、今度は降ってくる悪魔を無理に倒そうとはせず的確に落として上へあがったのだった。
上は外と繋がっていた。
標高が高く、刺すような冷たい空気が容赦なくディーヴァを襲う。
「ひゃー、寒ぅ!おつきさまがあんなに近いよ!」
ディーヴァは寒さに凍え、ダンテに縋り付いた。
ダンテはコートの中にディーヴァを招き入れて温めてやりながら歩いた。
正直歩きづらそうだが、ダンテが嬉しそうなのでよしとしよう。
「落ちたら大変だな。つぶれたトマトの完成だぜ」
「へ、変なこと言わないでよ。トマト料理作れなくなるじゃない!」
「悪い」
そうこうしてる内に次の扉の真ん前まで来た。
扉の前には大小様々な武器が散らばっている。
「次はここだね」
ディーヴァはゴクリと唾を嚥下した。