mission 5:noisy twins ~アグニとルドラ~
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彫像だらけの部屋に来た二人は、まず上階のギア状の機械を調べた。
穴が丁度三つ、空いている。
「やっぱりここで間違いはなさそう……えいっ!」
ディーヴァは両手でしっかりと奥までヴァジュラを差し込んだ。
ガシャコン。
差し込まれた音が聞こえた。
だが、それ以外には特に変わりなかった。
「なんにも変わって、ないよねぇ……」
「ああ。ちょっと退いてみろ」
ディーヴァに代わり機械の前に立ったダンテは、一瞬迷ってからその機械を蹴りつける。
瞬間、機械は正常に動き出し、中央の檻が上がっていった。
結果的に成功したからいいと言っても無理矢理過ぎる、とディーヴァが小さくこぼした。
「やっぱりダンテの脳みそは筋肉だ……」
「んなこと言うのはどの口だ、この口か。ん?」
聞こえていたようで、ダンテはディーヴァの両頬をムギュッ、と引っ張った。
「いはい、いはいよふぁんへ~(痛い、痛いよダンテ~)」
「罰としてあれ取ってきてくれ」
よく伸びる頬の感触をたっぷり楽しんだダンテが、クイッと檻の中に安置されていた物を指し示した。
涙目になりながら頬をさするディーヴァの表情が、嫌そうに歪められる。
「えぇ~」
「それくらいならディーヴァにも出来るだろ」
「……取った瞬間に檻が下がる、とかないよね?」
「早くしろ。大丈夫だから」
「はあ……わかったよ」
「……多分な」
ディーヴァがそれに触れてからダンテが追加する。
「今更、多分とか言わないでよ……」
ディーヴァが手にしたそれは、恐れを知らぬ強靭な魂が具現化したという、鋼の魂だった。
これを持つ者が奈落に落ちる事はない、と台座に書かれている。
説明書きを読み上げたディーヴァは小さく呟いた。
「鋼の魂、か」
自分もそんな強靭な魂を持っていたらもっと強くいられるのだろうか。
檻との境界線を出た瞬間、扉には赤い結界が構成され、悪魔が部屋内にわき出した。
エニグマとヘル=グラトニーだ。
「ひぃぃ!」
すぐそばに出現した悪魔に、ディーヴァは悲鳴をあげてダンテの元へ転げ落ちた。
強かに打ったお尻が痛くてたまらない。
「大丈夫か?」
「なんとか……」
「さてと、ちゃっちゃと片付けますかね」
ダンテは痛そうに尻をさするディーヴァを立たせると、自分の下唇をペロリと舐め悪魔との戦闘に向かった。
ダンテからすれば、こんな悪魔は準備運動にも満たない雑魚だ。
その場に存在する生物は、すぐダンテとディーヴァの二人だけになった。
「もうやだ。罰でも、絶対にいや!強制されたってもう危ないことはしないからね!」
「わかったよ、もう頼まない。……多分」
「むきー!多分とか言わないでってばぁ!」
鋼の魂を渡しながら、ディーヴァはダンテに怒ったのだった。
「それよりこれはどうすっか」
「多分あそこだよ。階段が崩れ落ちたとこ」
「ああ、パンツ見えたとこか。って……今日だけでディーヴァのパンツは何回も見てたな!」
「…………ダンテなんかきらーい」
ハハハ!と笑い飛ばすダンテに無表情で呟き、ディーヴァは扉に向かう。
「わー、悪かったって!」
ダンテは慌ててディーヴァの後を追った。
穴が丁度三つ、空いている。
「やっぱりここで間違いはなさそう……えいっ!」
ディーヴァは両手でしっかりと奥までヴァジュラを差し込んだ。
ガシャコン。
差し込まれた音が聞こえた。
だが、それ以外には特に変わりなかった。
「なんにも変わって、ないよねぇ……」
「ああ。ちょっと退いてみろ」
ディーヴァに代わり機械の前に立ったダンテは、一瞬迷ってからその機械を蹴りつける。
瞬間、機械は正常に動き出し、中央の檻が上がっていった。
結果的に成功したからいいと言っても無理矢理過ぎる、とディーヴァが小さくこぼした。
「やっぱりダンテの脳みそは筋肉だ……」
「んなこと言うのはどの口だ、この口か。ん?」
聞こえていたようで、ダンテはディーヴァの両頬をムギュッ、と引っ張った。
「いはい、いはいよふぁんへ~(痛い、痛いよダンテ~)」
「罰としてあれ取ってきてくれ」
よく伸びる頬の感触をたっぷり楽しんだダンテが、クイッと檻の中に安置されていた物を指し示した。
涙目になりながら頬をさするディーヴァの表情が、嫌そうに歪められる。
「えぇ~」
「それくらいならディーヴァにも出来るだろ」
「……取った瞬間に檻が下がる、とかないよね?」
「早くしろ。大丈夫だから」
「はあ……わかったよ」
「……多分な」
ディーヴァがそれに触れてからダンテが追加する。
「今更、多分とか言わないでよ……」
ディーヴァが手にしたそれは、恐れを知らぬ強靭な魂が具現化したという、鋼の魂だった。
これを持つ者が奈落に落ちる事はない、と台座に書かれている。
説明書きを読み上げたディーヴァは小さく呟いた。
「鋼の魂、か」
自分もそんな強靭な魂を持っていたらもっと強くいられるのだろうか。
檻との境界線を出た瞬間、扉には赤い結界が構成され、悪魔が部屋内にわき出した。
エニグマとヘル=グラトニーだ。
「ひぃぃ!」
すぐそばに出現した悪魔に、ディーヴァは悲鳴をあげてダンテの元へ転げ落ちた。
強かに打ったお尻が痛くてたまらない。
「大丈夫か?」
「なんとか……」
「さてと、ちゃっちゃと片付けますかね」
ダンテは痛そうに尻をさするディーヴァを立たせると、自分の下唇をペロリと舐め悪魔との戦闘に向かった。
ダンテからすれば、こんな悪魔は準備運動にも満たない雑魚だ。
その場に存在する生物は、すぐダンテとディーヴァの二人だけになった。
「もうやだ。罰でも、絶対にいや!強制されたってもう危ないことはしないからね!」
「わかったよ、もう頼まない。……多分」
「むきー!多分とか言わないでってばぁ!」
鋼の魂を渡しながら、ディーヴァはダンテに怒ったのだった。
「それよりこれはどうすっか」
「多分あそこだよ。階段が崩れ落ちたとこ」
「ああ、パンツ見えたとこか。って……今日だけでディーヴァのパンツは何回も見てたな!」
「…………ダンテなんかきらーい」
ハハハ!と笑い飛ばすダンテに無表情で呟き、ディーヴァは扉に向かう。
「わー、悪かったって!」
ダンテは慌ててディーヴァの後を追った。