mission 4:buffoon participates ~苦手なアレと道化師~
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次の部屋へ入るダンテとディーヴァの目に飛び込んできたのは、置かれていた何かだった。
「ん、なんだろこれ……」
「これか?」
すぐに手を出して取るダンテ。
「あ、ダンテむやみやたらに触っちゃ……」
注意をするが、ダンテは四方から持っているそれを観察していた。
「点と線が描いてある」
「え、どれどれ」
渡されたそれをディーヴァもじっくりと見てみた。
その絵は点と点を線で結んでおり、天文盤の類いだとわかる。
ただ、周りはおかしなほど闇に包まれている、そんな感じが見受けられた。
「闇の世界での星座の様子を描いてあるみたい」
その形状からか、ダンテが思い付く。
「もしかしてこれ、さっきのプレートにはめこむんじゃねぇ?」
「うわ、ダンテが頭使った!珍しい!!」
「どういう意味だよ。……じゃあ戻るか」
「うん」
とりあえず、広間に戻りこの天文盤をはめるのが先決だ、とダンテは扉を押し開け……
「ふぬっ!……チッ」
……られなかった。
そしてディーヴァの隣へ戻るダンテ。
「舌打ちなんかしてどうしたの?」
「……扉が開かない」
ボソッと呟く。
ディーヴァは絶望の表情を浮かべた。
「ええー!ダンテがむやみやたらに触ったりするからじゃない!」
ダンテは助走をつけて飛び上がり、「ハァー!!」という掛け声と共に渾身の回し蹴りを繰り出した。
「どうだ!」
半魔の力を甘く見るなよ?と、どや顔をさらす。
しかし、周りは沈黙が支配している。
シーン。
「……開かないね。『おーぷんせさみ!』」
ディーヴァが合言葉らしき呪文を口にしても、扉は沈黙を保っていた。
「なんだそりゃ。おーぷん…何…だ?」
「『開けゴマ』。こういう時によく言う合言葉だよ。……やっぱり無理だね」
「そりゃ、ここは悪魔の塔だからな。常識は通用しないんだろ。ディーヴァ、どいてろ」
そっちがその気なら、激しくぶっ放してでけぇ穴、開けてやる。
ダンテは破壊するため、エボニーとアイボリーを構えた。
「ヤッホー!乱暴はいけないよ、デビル坊や」
「ひゃ、悪魔!?」
銃を構えるダンテの後ろからピエロのような見たことがない悪魔が顔を出した。
またまたどこかで見た気がするヘテクロミアに、長い鼻や指を持っている。
悪魔はフランクな挨拶を口にしながらダンテの傍にやってきた。
ディーヴァはダンテの陰に隠れ二人の動向を見守った。
しかしダンテは、悪魔のことなど気にも留めずに銃を構え直す。
「待て待て待て!人の話はちゃんと聞いた方がいいって!」
その必死さにかわいそうになったディーヴァが進言する。
「取りあえず聞いてみない?」
「ディーヴァが言うなら……」
「ありがとお嬢ちゃん。
えー、コホン。この塔はチョー頑丈だからさ」
持っていた杖でゴンゴン叩く悪魔。
確かにちょっとやそっとじゃ崩れない頑丈さを持っているような、そんな音が響いている。
「分かる?そんな事したってムダなわけ!ムダッ!」
悪魔は馬鹿にしたように言って、ダンテにずずいっと顔を近づけた。
もちろん気の長くないダンテがそれをおもしろく思うはずもない。
「うるさいな。鼻の穴一つになりたいか?」
ダンテはそのピノキオばりに長い鼻にアイボリーの銃口を突きつけた。
突き付けられて鼻が潰れていることにより、鼻声で答える悪魔。
「そいつはカンベン!」
逃れるように、素早くダンテの背後に移動した悪魔は早口で言った。
「ん、なんだろこれ……」
「これか?」
すぐに手を出して取るダンテ。
「あ、ダンテむやみやたらに触っちゃ……」
注意をするが、ダンテは四方から持っているそれを観察していた。
「点と線が描いてある」
「え、どれどれ」
渡されたそれをディーヴァもじっくりと見てみた。
その絵は点と点を線で結んでおり、天文盤の類いだとわかる。
ただ、周りはおかしなほど闇に包まれている、そんな感じが見受けられた。
「闇の世界での星座の様子を描いてあるみたい」
その形状からか、ダンテが思い付く。
「もしかしてこれ、さっきのプレートにはめこむんじゃねぇ?」
「うわ、ダンテが頭使った!珍しい!!」
「どういう意味だよ。……じゃあ戻るか」
「うん」
とりあえず、広間に戻りこの天文盤をはめるのが先決だ、とダンテは扉を押し開け……
「ふぬっ!……チッ」
……られなかった。
そしてディーヴァの隣へ戻るダンテ。
「舌打ちなんかしてどうしたの?」
「……扉が開かない」
ボソッと呟く。
ディーヴァは絶望の表情を浮かべた。
「ええー!ダンテがむやみやたらに触ったりするからじゃない!」
ダンテは助走をつけて飛び上がり、「ハァー!!」という掛け声と共に渾身の回し蹴りを繰り出した。
「どうだ!」
半魔の力を甘く見るなよ?と、どや顔をさらす。
しかし、周りは沈黙が支配している。
シーン。
「……開かないね。『おーぷんせさみ!』」
ディーヴァが合言葉らしき呪文を口にしても、扉は沈黙を保っていた。
「なんだそりゃ。おーぷん…何…だ?」
「『開けゴマ』。こういう時によく言う合言葉だよ。……やっぱり無理だね」
「そりゃ、ここは悪魔の塔だからな。常識は通用しないんだろ。ディーヴァ、どいてろ」
そっちがその気なら、激しくぶっ放してでけぇ穴、開けてやる。
ダンテは破壊するため、エボニーとアイボリーを構えた。
「ヤッホー!乱暴はいけないよ、デビル坊や」
「ひゃ、悪魔!?」
銃を構えるダンテの後ろからピエロのような見たことがない悪魔が顔を出した。
またまたどこかで見た気がするヘテクロミアに、長い鼻や指を持っている。
悪魔はフランクな挨拶を口にしながらダンテの傍にやってきた。
ディーヴァはダンテの陰に隠れ二人の動向を見守った。
しかしダンテは、悪魔のことなど気にも留めずに銃を構え直す。
「待て待て待て!人の話はちゃんと聞いた方がいいって!」
その必死さにかわいそうになったディーヴァが進言する。
「取りあえず聞いてみない?」
「ディーヴァが言うなら……」
「ありがとお嬢ちゃん。
えー、コホン。この塔はチョー頑丈だからさ」
持っていた杖でゴンゴン叩く悪魔。
確かにちょっとやそっとじゃ崩れない頑丈さを持っているような、そんな音が響いている。
「分かる?そんな事したってムダなわけ!ムダッ!」
悪魔は馬鹿にしたように言って、ダンテにずずいっと顔を近づけた。
もちろん気の長くないダンテがそれをおもしろく思うはずもない。
「うるさいな。鼻の穴一つになりたいか?」
ダンテはそのピノキオばりに長い鼻にアイボリーの銃口を突きつけた。
突き付けられて鼻が潰れていることにより、鼻声で答える悪魔。
「そいつはカンベン!」
逃れるように、素早くダンテの背後に移動した悪魔は早口で言った。