mission 4:buffoon participates ~苦手なアレと道化師~
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ワープホールを抜けると、落ちる前にいた場所に戻れた。
封印も解けている。
「よかった……戻れた」
ディーヴァは至極ほっとした様子で、ダンテと共に奈落の底を見つめている。
もう落ちたくない、そんな意味を込めて……。
「もう一回落ちたらどうなるんだろうな」
「やめて考えたくない」
「……またパンツ見れっか?」
じと~。
ディーヴァが無言でダンテを睨む。
「おっと冗談だ」
そして二人は、目の前に佇む大きな赤い扉を開けた。
入り終えるとまたもや赤い悪魔の封印がなされる。
「またなの……」
うんざりしながら、仕方なしに周りの様子を伺う。
その部屋は細長い通路のような大きなところであり、たくさんの横穴が作られていた。
そしてぬめっているようでいて、カサついているような……大嫌いな虫が這うような嫌な音が聞こえてきた。
「んー、また嫌な感じがするね……」
徐々に近づく音と、嫌な予感の感覚。
「おい、その嫌な予感……当たってるみたいだぜ」
「えっ?」
ディーヴァが言われた方を振り返ると、巨大な生物が飛んで近づいてきていた。
「キシャアアアア!!」
青く光る口と、バラバラに動く節々。
ツヤツヤでテカテカしていて、うねうねと気持ち悪く動くそれ。背中だけでなくお腹まで黒光りしている。
どこからどうみても、巨大なムカデだった。
よく見たら、このあたり一帯がムカデの巣のようになっている。
ムカデの縄張りに入ってしまったようだ。
「き……きゃああああああああ!!戻る戻る戻る!いやあああああああ!!」
ディーヴァが思いきり叫んだ。
その肌には鳥肌がひっきりなしに立ち続けている。
ムカデに悪魔がとりついたのか、それとも魔界に住むムカデがこちらの世界に来てしまったのか……。
気になるところではあるが、今はディーヴァを落ち着かせるのが先決だ。
「落ち着け、ただの悪魔だ」
「悪魔でも虫でしょ!この間ダンテがお風呂で退治したんじゃなかったの!!」
「んなワケあるか。ちゃんと退治したっての」
「虫達が復讐しにきたあああ!!」
思いきり取り乱しているようだ。
無理もない。
ディーヴァの嫌いなものナンバー一は『虫』、特に黒っぽい奴等なのだ。
「開けてよばかぁ!」
入ってきたところは封印されているというのに、ドンドンと扉を叩いている。
だが赤い結界はディーヴァをはばむばかり。
「いや、無理だからな?」
ダンテは伸びてきた赤い腕がディーヴァに届く前に離れさせた。
「やだったらここにいろ」
「もちろんですとも!ダンテ、早く倒して!」
「仰せのままに」
ダンテはディーヴァの手をとりうやうやしく跪いてその手の甲に口づけを落とし、ムカデの悪魔……ギガピートの駆除に向かった。
封印も解けている。
「よかった……戻れた」
ディーヴァは至極ほっとした様子で、ダンテと共に奈落の底を見つめている。
もう落ちたくない、そんな意味を込めて……。
「もう一回落ちたらどうなるんだろうな」
「やめて考えたくない」
「……またパンツ見れっか?」
じと~。
ディーヴァが無言でダンテを睨む。
「おっと冗談だ」
そして二人は、目の前に佇む大きな赤い扉を開けた。
入り終えるとまたもや赤い悪魔の封印がなされる。
「またなの……」
うんざりしながら、仕方なしに周りの様子を伺う。
その部屋は細長い通路のような大きなところであり、たくさんの横穴が作られていた。
そしてぬめっているようでいて、カサついているような……大嫌いな虫が這うような嫌な音が聞こえてきた。
「んー、また嫌な感じがするね……」
徐々に近づく音と、嫌な予感の感覚。
「おい、その嫌な予感……当たってるみたいだぜ」
「えっ?」
ディーヴァが言われた方を振り返ると、巨大な生物が飛んで近づいてきていた。
「キシャアアアア!!」
青く光る口と、バラバラに動く節々。
ツヤツヤでテカテカしていて、うねうねと気持ち悪く動くそれ。背中だけでなくお腹まで黒光りしている。
どこからどうみても、巨大なムカデだった。
よく見たら、このあたり一帯がムカデの巣のようになっている。
ムカデの縄張りに入ってしまったようだ。
「き……きゃああああああああ!!戻る戻る戻る!いやあああああああ!!」
ディーヴァが思いきり叫んだ。
その肌には鳥肌がひっきりなしに立ち続けている。
ムカデに悪魔がとりついたのか、それとも魔界に住むムカデがこちらの世界に来てしまったのか……。
気になるところではあるが、今はディーヴァを落ち着かせるのが先決だ。
「落ち着け、ただの悪魔だ」
「悪魔でも虫でしょ!この間ダンテがお風呂で退治したんじゃなかったの!!」
「んなワケあるか。ちゃんと退治したっての」
「虫達が復讐しにきたあああ!!」
思いきり取り乱しているようだ。
無理もない。
ディーヴァの嫌いなものナンバー一は『虫』、特に黒っぽい奴等なのだ。
「開けてよばかぁ!」
入ってきたところは封印されているというのに、ドンドンと扉を叩いている。
だが赤い結界はディーヴァをはばむばかり。
「いや、無理だからな?」
ダンテは伸びてきた赤い腕がディーヴァに届く前に離れさせた。
「やだったらここにいろ」
「もちろんですとも!ダンテ、早く倒して!」
「仰せのままに」
ダンテはディーヴァの手をとりうやうやしく跪いてその手の甲に口づけを落とし、ムカデの悪魔……ギガピートの駆除に向かった。