mission 4:buffoon participates ~苦手なアレと道化師~
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ディーヴァをお姫様抱っこしたまま、黄色の扉へ入ったダンテ。
入ると同時に、入ってきた扉と目の前の次の扉が封印されてしまった。
行けそうなのは一本道の階段の先しかなさそうである。
一本道の階段には手すりもなにもなく、両端の下には真っ暗な闇が広がっている。
「ちょっとこれ恐い……嫌な予感」
「ディーヴァの予感はよく当たるからな」
渡るのが嫌なディーヴァに合わせ、ダンテも小休止することにした。
そして壁になにか書いてあるのに気がついた。
『勇気を手にせよ!鋼の如く強靭な魂を!勇気を抱きその一歩を進める者に未来は開かれる』
「んんん?『鋼の魂』……これってさっきのところのやつだよね」
「そうだったか?」
「もう!すぐ忘れちゃうんだから!」
「ディーヴァが覚えとけばそれでいいだろ?」
「はぁ……」
がっくり項垂れるディーヴァは、ここでじっとしていても何も始まらないと、仕方なしに階段を爪先でつついた。
「これ、渡って大丈夫かな。落ちそう」
「落ちた時は落ちた時だ。翼を出す練習になるだろ」
「無理言わないで!ダンテこそ落ちたら、あそこまでジャンプしてよ。半分悪魔ならできる!」
「……なんか半魔を勘違いしてねえか。まあ、いいけど」
そう言ってダンテが先に途中まで渡る。
トントン、とジャンプしてみるが、意外に屈強な階段なのかびくともしなかった。
「ほら、大丈夫だ。こいよ」
「ん、わかった」
ディーヴァが歩みを進め、それを確認したダンテがまた一歩踏み出した時だった。
ガラッ……。
「え゙?」
「おっ?」
階段が崩れて、奈落の底に落ちた。
重力に従い、ダンテとディーヴァも落ちて行く。
「きゃあああああ!!!」
「ディーヴァ掴ま……あ、パンツ」
「見ないでよっ」
バチーン!
「いってえ……でも嬉しい!」
空中でディーヴァに手を伸ばすダンテの目に飛び込んできたのは、純白のパンツ。
ディーヴァを抱えたダンテの頬には紅葉マークがついたが、それは愛しい者から受けた痛みと思うと嬉しさが溢れるのだった。
バシャン!
二人が落ちた先は暗く、汚水の流れ込む臭い場所だった。
囚人達の監獄なのか、四方を鉄格子に阻まれ、骸骨まで置かれている。
「臭い、暗い、怖い!」
「3Kだな」
ダンテがクスリと笑うと同時にたむろしていた悪魔がこちらを向いて向かってくる。
ヘル=ラスト、ヘル=スロウス、ヘル=レイスの三種類の悪魔だ。
レイスがいるということは、爆発に注意して戦わなくてはディーヴァに被害が及ぶ。
この場所の広さを考えると、ケルベロスよりリベリオン、エボニーやアイボリーよりショットガンが有効だろう。
ダンテは悪魔がこちらに来ないよう牽制しながら、相手した。
最初にレイスを倒そうとショットガンで爆発させ、残った悪魔にリベリオンの車輪斬やミリオンスタッブを当てる。
ダンテの怒濤の攻撃に、悪魔はすぐさま地に伏した。
だが、そこからさらにレイスやラストがわいてでてきた。
「きゃー!」
「ったく、危ねぇだろ!ディーヴァに当たったらどうすんだ!」
ディーヴァを狙ってその鎌を振り回す悪魔に、ダンテは腕を差し出して攻撃を弾いた。
赤い鮮血が迸る。
「つうッ!」
「ダンテッ!!」
「気にするな、かすり傷だ。それより首に掴まれ!」
ダンテはディーヴァを抱えると、自分の首に落ちないよう掴まらせた。
ちなみに本当にかすり傷だったのか、傷はすでに治りつつある。
ダンテはそこから悪魔の頭を足蹴にしての、エネミーステップで飛び上がった。
「うわ、ちょちょちょ!!」
「舌噛むなよッ!!」
空中でショットガンから愛銃に装備を変えたダンテは、悪魔に照準を合わせると高速で回転しながら弾丸の雨……レインストームを降らせた。
レイスの爆弾に引火する弾丸。
悪魔達は狭い空間の中、凄まじい爆風を溢れさせて無に帰っていった。
「よし」
「ううう、何が『よし』なの!目が回ったよ……」
「ハハッ悪いな」
目をくるくるさせたディーヴァを笑っていると、白い光に包まれたワープホールが出現した。
悪魔の塔の物なので入るのが怖いが、他に出口はない。
「入るしか、ないよね?」
「あたりまえだろ?じゃないと登れないぞ」
「もういいや。ダンテの判断に任せるから、そのかわり……」
ダンテの袖をきゅ、と握りしめて見上げるディーヴァ。
「……ちゃんと守ってね?」
「もちろんだ」
背が低いため、自然と上目づかいになってかわいい。
なんだこの生き物、:あ……相変わらずかわいすぎるぜ。
ダンテはキュンとしてディーヴァを思い切り抱きしめた。
「とりあえず出るぞ!」
「ん……」
ダンテとディーヴァは揃ってワープホールに飛び込んだ。
入ると同時に、入ってきた扉と目の前の次の扉が封印されてしまった。
行けそうなのは一本道の階段の先しかなさそうである。
一本道の階段には手すりもなにもなく、両端の下には真っ暗な闇が広がっている。
「ちょっとこれ恐い……嫌な予感」
「ディーヴァの予感はよく当たるからな」
渡るのが嫌なディーヴァに合わせ、ダンテも小休止することにした。
そして壁になにか書いてあるのに気がついた。
『勇気を手にせよ!鋼の如く強靭な魂を!勇気を抱きその一歩を進める者に未来は開かれる』
「んんん?『鋼の魂』……これってさっきのところのやつだよね」
「そうだったか?」
「もう!すぐ忘れちゃうんだから!」
「ディーヴァが覚えとけばそれでいいだろ?」
「はぁ……」
がっくり項垂れるディーヴァは、ここでじっとしていても何も始まらないと、仕方なしに階段を爪先でつついた。
「これ、渡って大丈夫かな。落ちそう」
「落ちた時は落ちた時だ。翼を出す練習になるだろ」
「無理言わないで!ダンテこそ落ちたら、あそこまでジャンプしてよ。半分悪魔ならできる!」
「……なんか半魔を勘違いしてねえか。まあ、いいけど」
そう言ってダンテが先に途中まで渡る。
トントン、とジャンプしてみるが、意外に屈強な階段なのかびくともしなかった。
「ほら、大丈夫だ。こいよ」
「ん、わかった」
ディーヴァが歩みを進め、それを確認したダンテがまた一歩踏み出した時だった。
ガラッ……。
「え゙?」
「おっ?」
階段が崩れて、奈落の底に落ちた。
重力に従い、ダンテとディーヴァも落ちて行く。
「きゃあああああ!!!」
「ディーヴァ掴ま……あ、パンツ」
「見ないでよっ」
バチーン!
「いってえ……でも嬉しい!」
空中でディーヴァに手を伸ばすダンテの目に飛び込んできたのは、純白のパンツ。
ディーヴァを抱えたダンテの頬には紅葉マークがついたが、それは愛しい者から受けた痛みと思うと嬉しさが溢れるのだった。
バシャン!
二人が落ちた先は暗く、汚水の流れ込む臭い場所だった。
囚人達の監獄なのか、四方を鉄格子に阻まれ、骸骨まで置かれている。
「臭い、暗い、怖い!」
「3Kだな」
ダンテがクスリと笑うと同時にたむろしていた悪魔がこちらを向いて向かってくる。
ヘル=ラスト、ヘル=スロウス、ヘル=レイスの三種類の悪魔だ。
レイスがいるということは、爆発に注意して戦わなくてはディーヴァに被害が及ぶ。
この場所の広さを考えると、ケルベロスよりリベリオン、エボニーやアイボリーよりショットガンが有効だろう。
ダンテは悪魔がこちらに来ないよう牽制しながら、相手した。
最初にレイスを倒そうとショットガンで爆発させ、残った悪魔にリベリオンの車輪斬やミリオンスタッブを当てる。
ダンテの怒濤の攻撃に、悪魔はすぐさま地に伏した。
だが、そこからさらにレイスやラストがわいてでてきた。
「きゃー!」
「ったく、危ねぇだろ!ディーヴァに当たったらどうすんだ!」
ディーヴァを狙ってその鎌を振り回す悪魔に、ダンテは腕を差し出して攻撃を弾いた。
赤い鮮血が迸る。
「つうッ!」
「ダンテッ!!」
「気にするな、かすり傷だ。それより首に掴まれ!」
ダンテはディーヴァを抱えると、自分の首に落ちないよう掴まらせた。
ちなみに本当にかすり傷だったのか、傷はすでに治りつつある。
ダンテはそこから悪魔の頭を足蹴にしての、エネミーステップで飛び上がった。
「うわ、ちょちょちょ!!」
「舌噛むなよッ!!」
空中でショットガンから愛銃に装備を変えたダンテは、悪魔に照準を合わせると高速で回転しながら弾丸の雨……レインストームを降らせた。
レイスの爆弾に引火する弾丸。
悪魔達は狭い空間の中、凄まじい爆風を溢れさせて無に帰っていった。
「よし」
「ううう、何が『よし』なの!目が回ったよ……」
「ハハッ悪いな」
目をくるくるさせたディーヴァを笑っていると、白い光に包まれたワープホールが出現した。
悪魔の塔の物なので入るのが怖いが、他に出口はない。
「入るしか、ないよね?」
「あたりまえだろ?じゃないと登れないぞ」
「もういいや。ダンテの判断に任せるから、そのかわり……」
ダンテの袖をきゅ、と握りしめて見上げるディーヴァ。
「……ちゃんと守ってね?」
「もちろんだ」
背が低いため、自然と上目づかいになってかわいい。
なんだこの生き物、:あ……相変わらずかわいすぎるぜ。
ダンテはキュンとしてディーヴァを思い切り抱きしめた。
「とりあえず出るぞ!」
「ん……」
ダンテとディーヴァは揃ってワープホールに飛び込んだ。