mission 4:buffoon participates ~苦手なアレと道化師~
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次の部屋には、大きなチェスのコマのような像がたくさん置かれていた。
動く気配は感じられないが、悪魔は期待を裏切ることもしばしばである。
ディーヴァは、ダンテの手を握る力を強めた。
「これ襲ってくるとかじゃないよね」
「……さあな」
「その間が怖い……」
壁をふと見ると紋章があるのが確認できた。
ダンテはケルベロスを構えて臨戦態勢に入った。
「よしやるぞ」
「ちょっと待っ……」
「てやっ!」
斬りつけて起動した紋章により、中央のプレートが上へと動き出した。
「おお、エレベーターか!!」
「みたいだけど」
ガコーン。
乗っている像が重いのか、突然下に落ちてしまった。
「……重量オーバーだね」
「ち、めんどくせぇ」
「文句言わない」
ディーヴァが近くにあった像を押して動かそうとする。
重すぎて動かないそれを一生懸命押している姿はかわいいが、見ているのもかわいそうだ。
ダンテは手を止めさせた。
「んなまどろっこしいことしなくていい」
「どうするの?」
「ぶっ壊す」
ケルベロスで像をすべて破壊したダンテは、紋章を再び起動し、ディーヴァを引き連れ上昇した。
ついた先は、たくさんの歯車が見える部屋。
またも赤い結界が貼られ二人を閉じ込め、次いで悪魔がわいて出る。
「も、やだ……」
「オレの前には一歩も出るなよ?」
「頼まれたって一ミリも動かなぁい!」
ダンテの背面側に隠れるディーヴァ。
ディーヴァを守りながらの戦闘にも慣れ始めたダンテは、またもやケルベロスを手に悪魔へと向かった。
飛び上がって体を捻りながら、ケルベロスをスウィングし、敵の群れに突っ込む。
敵をひとまとめに、そこから連続で叩き込んだダンテは雄叫びをあげて戦闘を楽しんでいた。
非常に楽しそうでなによりである。
「今までと違うのがまじってんな、c'mon wimp!」
持っている武器はいままでの悪魔よりも凶悪に見えるが、その実、まったく使わない悪魔がいた。
大気中に舞う砂を吸い込み、衝撃波として放つその悪魔を皮肉とちょっとの親しみを込めて、グラトニーと呼ぶことにする。
砂を限界まで吸い込む様子が、グラトニー……暴食に近いからだ。
衝撃波の溜め時間が長いためか、軽々と避けられる。
きっとディーヴァでも避けられるだろう。
「やる気あんのか?」
そうこうしている間に最後の一匹になった。
「きゃ!?」
ダンテはディーヴァをササッと抱えると、倒れた悪魔に飛び乗り、フリーライドでダイナミックに次の扉へ飛び込んだ。
「イヤッフー!」
「ぎゃーー!」
スポーン!勢いが良すぎて飛び出す二人。何も言わず着地したダンテにディーヴァは詰め寄る。
「危ないでしょ!?」
「もういい加減慣れろよなー」
「慣れたくない……あたしがあたしじゃなくなっちゃう気がするもん」
緑の扉から出た先は最初のフロアだった。
すぐ上には黄色い扉、そして何かの仕掛けなのかプレートがあった。
次の部屋に向かう前に、二人はまずプレートを確認してみることにした。
カコンカコンと回り続ける巨大な歯車。
その前に置かれたプレートには、なにか円盤のようなものをはめ込む場所があった。
「はめ込むものを探せってことなのかな?」
「だろうな。仕掛けとか面倒くせぇ。一体いくつあるんだ……」
「いっぱいありそうな気がするよね~。でも、あんまり考えないほうがいいと思う」
動く気配は感じられないが、悪魔は期待を裏切ることもしばしばである。
ディーヴァは、ダンテの手を握る力を強めた。
「これ襲ってくるとかじゃないよね」
「……さあな」
「その間が怖い……」
壁をふと見ると紋章があるのが確認できた。
ダンテはケルベロスを構えて臨戦態勢に入った。
「よしやるぞ」
「ちょっと待っ……」
「てやっ!」
斬りつけて起動した紋章により、中央のプレートが上へと動き出した。
「おお、エレベーターか!!」
「みたいだけど」
ガコーン。
乗っている像が重いのか、突然下に落ちてしまった。
「……重量オーバーだね」
「ち、めんどくせぇ」
「文句言わない」
ディーヴァが近くにあった像を押して動かそうとする。
重すぎて動かないそれを一生懸命押している姿はかわいいが、見ているのもかわいそうだ。
ダンテは手を止めさせた。
「んなまどろっこしいことしなくていい」
「どうするの?」
「ぶっ壊す」
ケルベロスで像をすべて破壊したダンテは、紋章を再び起動し、ディーヴァを引き連れ上昇した。
ついた先は、たくさんの歯車が見える部屋。
またも赤い結界が貼られ二人を閉じ込め、次いで悪魔がわいて出る。
「も、やだ……」
「オレの前には一歩も出るなよ?」
「頼まれたって一ミリも動かなぁい!」
ダンテの背面側に隠れるディーヴァ。
ディーヴァを守りながらの戦闘にも慣れ始めたダンテは、またもやケルベロスを手に悪魔へと向かった。
飛び上がって体を捻りながら、ケルベロスをスウィングし、敵の群れに突っ込む。
敵をひとまとめに、そこから連続で叩き込んだダンテは雄叫びをあげて戦闘を楽しんでいた。
非常に楽しそうでなによりである。
「今までと違うのがまじってんな、c'mon wimp!」
持っている武器はいままでの悪魔よりも凶悪に見えるが、その実、まったく使わない悪魔がいた。
大気中に舞う砂を吸い込み、衝撃波として放つその悪魔を皮肉とちょっとの親しみを込めて、グラトニーと呼ぶことにする。
砂を限界まで吸い込む様子が、グラトニー……暴食に近いからだ。
衝撃波の溜め時間が長いためか、軽々と避けられる。
きっとディーヴァでも避けられるだろう。
「やる気あんのか?」
そうこうしている間に最後の一匹になった。
「きゃ!?」
ダンテはディーヴァをササッと抱えると、倒れた悪魔に飛び乗り、フリーライドでダイナミックに次の扉へ飛び込んだ。
「イヤッフー!」
「ぎゃーー!」
スポーン!勢いが良すぎて飛び出す二人。何も言わず着地したダンテにディーヴァは詰め寄る。
「危ないでしょ!?」
「もういい加減慣れろよなー」
「慣れたくない……あたしがあたしじゃなくなっちゃう気がするもん」
緑の扉から出た先は最初のフロアだった。
すぐ上には黄色い扉、そして何かの仕掛けなのかプレートがあった。
次の部屋に向かう前に、二人はまずプレートを確認してみることにした。
カコンカコンと回り続ける巨大な歯車。
その前に置かれたプレートには、なにか円盤のようなものをはめ込む場所があった。
「はめ込むものを探せってことなのかな?」
「だろうな。仕掛けとか面倒くせぇ。一体いくつあるんだ……」
「いっぱいありそうな気がするよね~。でも、あんまり考えないほうがいいと思う」