mission 18:Rush! ~ズルとご褒美~
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ちゅ、ちゅ……。
お互いの唇の間でリップノイズが響き渡った。
「ディーヴァ……」
「ふぁ……なぁに、ダンテ……」
とろけそうな顔をしたディーヴァに、一度抑えたはずの衝動が鎌首をもたげそうになるのをじっと耐えながら、ダンテが囁く。
「舌だせ、舌」
「べろ、出すの……?」
口を開け、熟れた果実のように赤い舌先をゆっくりと出す。
ダンテはむしゃぶりつくように吸い付いた。
「っ!?」
初めての感覚だった。
舌先が甘く痺れ、刺激が脳髄まで伝わり、全身に電流を流す。
「……ン、はぁ……っ!!」
わけもわからず、ダンテの行動を全て受け入れる。
……ダンテに翻弄される。
ディーヴァは潤んだ瞳で、ダンテを見上げた。
その時間は30秒にも満たなかったが、ディーヴァはひどく息を切らせていた。
酸素不足で苦しそうなそれを見て、ダンテは名残惜しげにしながら唇を離した。
お互いの唇に銀糸が伝い、プツンと切れる。
ハアハアと息を切らせ、目を伏せるディーヴァのその睫毛は涙でしとどに濡れていた。
「どうだ?」
「恥ずかしいやら息ができないやら何やら……。これ……どうやって息するの……?」
「鼻で息するんだよ」
トン、とディーヴァの小さな鼻をつつく。
ダンテは口を開いて食事するようにディーヴァの唇を食んだ。
「足りない……もう一回舌出せ」
ダンテの催促に困惑しながらも、再び舌を出すディーヴァ。
その舌に届く刺激は、先程の甘く痺れる物とは違う物だった。
「!?」
激しく強く思い切り吸われ、苦しさばかり募る。
これが本来のダンテの求める深いキスなのだろうが、ダンテに合わせていたらディーヴァはいくつ身があっても足りないかもしれない。
「ン、ンン……!!」
「ッ!!」
涙を流してやめるように訴えるディーヴァだったが、その表情で逆にダンテには火がついた。
さらに深くねっとりと舌を絡ませ、激しく吸い付く。
そしてダンテは時おり舌を突き出してくるのだが、いかんせんディーヴァは初心者。
この場合はダンテの舌を吸い付き返すのが定石なのだが、ディーヴァにそれがわかるはずなかった。
「は、ぁ……ダン、テ……?」
待ちわびたダンテが、逆に再び強く吸い付く。
その繰り返しだった。
ひーんっっ!!苦しいよ!!
ドンドン、とディーヴァはその胸板を叩いて訴え続ける。
ディーヴァが本格的に泣き出す前に、ダンテはようやく解放してやった。
ダンテはまるでコラーゲンでも摂取したかのように肌をツヤツヤさせ、非常に満足げな顔で笑う。
「これが、濃厚なキス。ディープキスってやつな。……ご感想は?」
「濃厚っていうか……苦しかったよ。もう無理、絶対無理」
ディーヴァは反対にげっそりとした表情で感想を述べた。
「慣れてくれないとこの先つらいぜ?」
「ゔ~~……。ちょっとずつ、ゆっくり慣らしてくれる……?」
「ああ」
その後再びお互いの瞳を覗き込む。
顔をほんのり赤らめた二人はしばらく見つめ合っていた。
……お前ら、ここをどこだと思ってる。
魔具達からはそんなつっこみの空気が読み取れた。
***
……その頃。
アーカムは手にしたフォースエッジを持ち上げて確かめるように振るっていた。
その剣圧だけで足場は崩れ、辺りは破壊されていく。
圧倒的なパワーだった。
その魔力は留まることなく、ついにはアーカムを伝説の魔剣士、スパーダの姿へと変えてしまった。
●あとがき
濃厚なキスとか、書いてるだけで顔から火が出そうになります。
お互いの唇の間でリップノイズが響き渡った。
「ディーヴァ……」
「ふぁ……なぁに、ダンテ……」
とろけそうな顔をしたディーヴァに、一度抑えたはずの衝動が鎌首をもたげそうになるのをじっと耐えながら、ダンテが囁く。
「舌だせ、舌」
「べろ、出すの……?」
口を開け、熟れた果実のように赤い舌先をゆっくりと出す。
ダンテはむしゃぶりつくように吸い付いた。
「っ!?」
初めての感覚だった。
舌先が甘く痺れ、刺激が脳髄まで伝わり、全身に電流を流す。
「……ン、はぁ……っ!!」
わけもわからず、ダンテの行動を全て受け入れる。
……ダンテに翻弄される。
ディーヴァは潤んだ瞳で、ダンテを見上げた。
その時間は30秒にも満たなかったが、ディーヴァはひどく息を切らせていた。
酸素不足で苦しそうなそれを見て、ダンテは名残惜しげにしながら唇を離した。
お互いの唇に銀糸が伝い、プツンと切れる。
ハアハアと息を切らせ、目を伏せるディーヴァのその睫毛は涙でしとどに濡れていた。
「どうだ?」
「恥ずかしいやら息ができないやら何やら……。これ……どうやって息するの……?」
「鼻で息するんだよ」
トン、とディーヴァの小さな鼻をつつく。
ダンテは口を開いて食事するようにディーヴァの唇を食んだ。
「足りない……もう一回舌出せ」
ダンテの催促に困惑しながらも、再び舌を出すディーヴァ。
その舌に届く刺激は、先程の甘く痺れる物とは違う物だった。
「!?」
激しく強く思い切り吸われ、苦しさばかり募る。
これが本来のダンテの求める深いキスなのだろうが、ダンテに合わせていたらディーヴァはいくつ身があっても足りないかもしれない。
「ン、ンン……!!」
「ッ!!」
涙を流してやめるように訴えるディーヴァだったが、その表情で逆にダンテには火がついた。
さらに深くねっとりと舌を絡ませ、激しく吸い付く。
そしてダンテは時おり舌を突き出してくるのだが、いかんせんディーヴァは初心者。
この場合はダンテの舌を吸い付き返すのが定石なのだが、ディーヴァにそれがわかるはずなかった。
「は、ぁ……ダン、テ……?」
待ちわびたダンテが、逆に再び強く吸い付く。
その繰り返しだった。
ひーんっっ!!苦しいよ!!
ドンドン、とディーヴァはその胸板を叩いて訴え続ける。
ディーヴァが本格的に泣き出す前に、ダンテはようやく解放してやった。
ダンテはまるでコラーゲンでも摂取したかのように肌をツヤツヤさせ、非常に満足げな顔で笑う。
「これが、濃厚なキス。ディープキスってやつな。……ご感想は?」
「濃厚っていうか……苦しかったよ。もう無理、絶対無理」
ディーヴァは反対にげっそりとした表情で感想を述べた。
「慣れてくれないとこの先つらいぜ?」
「ゔ~~……。ちょっとずつ、ゆっくり慣らしてくれる……?」
「ああ」
その後再びお互いの瞳を覗き込む。
顔をほんのり赤らめた二人はしばらく見つめ合っていた。
……お前ら、ここをどこだと思ってる。
魔具達からはそんなつっこみの空気が読み取れた。
***
……その頃。
アーカムは手にしたフォースエッジを持ち上げて確かめるように振るっていた。
その剣圧だけで足場は崩れ、辺りは破壊されていく。
圧倒的なパワーだった。
その魔力は留まることなく、ついにはアーカムを伝説の魔剣士、スパーダの姿へと変えてしまった。
●あとがき
濃厚なキスとか、書いてるだけで顔から火が出そうになります。