mission 18:Rush! ~ズルとご褒美~
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無事倒したダンテがディーヴァの元へと帰る。
それにより三ヶ所の珠には光が灯り、丸い環ができた。
「やった!つながったよ!!」
飛び上がって喜ぶディーヴァ、そんな彼女に同じく喜ぶダンテ。
実を言えばダンテはあまり仕事していないが、クロはしゃべれない上に今は消えている。
ディーヴァが疑問に思うことは何もなかった。
そんな二人の横に波打つ鏡が現れた。
ゴールだ!と早足で入り込もうとするディーヴァを、ダンテが止めた。
「待て」
「ん、なぁに?」
「全部光ったとこが見たい」
全て点灯させたい、つまり、他の悪魔を倒しに行きたいらしい。
ダンテはいまさら力を試したいとでも言うのだろうか?
「え……、もう先に行けるのに?」
「ああ」
「早く進みたいんじゃなかったっけ?……面倒くさそうにしてるし疲れた顔してるよ?
何か、ダンテの得になることあるの?」
「……しいて言えば、ディーヴァに癒されたいがために疲れて帰ってくる……ってやつか」
「なにそれ」
よくわからないが、ダンテの気持ちは変わらないと見える。
再び悪魔の元へと向かうダンテを静かに見送るディーヴァ。
***
しかし、こちらでもダンテはズルをしていた。
戦闘のほとんどをクロに任せ、自分は高みの見物をしているのだ。
たまに飛んでくる攻撃の余波のみを華麗にかわし、またお返しにとミサイルで返り討ちに合わせるだけ。
しかし、この場にディーヴァはいない。
だーーーーれも注意できなかった。
ネヴァン戦ではクロでなく自分にふりかかる死の抱擁を、ミサイル一発でしとめた。
死の抱擁の瞬間はバリアになっている蝙蝠が剥がれ無防備になるのだ。
ダンテは決してそれを見逃さなかった。
続くドッペルゲンガー戦は、クロに代わりダンテが相手をした。
本来ならダンテが全てやるべきことだと言うのに、始終面倒くさそうな表情だった。
対ギガピートでは本当の意味で高みの見物。
『蟻とキリギリス』の、キリギリスのようにクロの様子を横になって観戦していた。
ヘル=バンガードとの戦闘になると、襲ってくる悪魔軍勢の攻撃を弾きつつ、倒壊した自分の事務所の様子を値踏みしていた。
借りたばかりだったが倒壊理由を悪魔のせいにしたら、次も同じような作りの場所を借りれないだろうか?
そう思いながら。
リバイアサンの心臓戦では、心臓前に待機し、クロに肺の破壊を担当させた。
それにより驚くほどの速さ、時短マジックで心臓はすぐ機能を止める。
最後のゲリュオン戦は、ディーヴァ達がいた観戦スペースで椅子をベッド代わりに居眠りしていた。
口を開けて情けない寝顔を晒すダンテに、ゲリュオンを倒し終えたクロはわずかに怒りを覚えたそうな。
こうして、ほとんどをクロが倒したのである。
ちなみに。
自分自身が倒されるのを魔具達は何も言わず、微妙そうな空気を醸し出して見つめていたそうだ。
それにより三ヶ所の珠には光が灯り、丸い環ができた。
「やった!つながったよ!!」
飛び上がって喜ぶディーヴァ、そんな彼女に同じく喜ぶダンテ。
実を言えばダンテはあまり仕事していないが、クロはしゃべれない上に今は消えている。
ディーヴァが疑問に思うことは何もなかった。
そんな二人の横に波打つ鏡が現れた。
ゴールだ!と早足で入り込もうとするディーヴァを、ダンテが止めた。
「待て」
「ん、なぁに?」
「全部光ったとこが見たい」
全て点灯させたい、つまり、他の悪魔を倒しに行きたいらしい。
ダンテはいまさら力を試したいとでも言うのだろうか?
「え……、もう先に行けるのに?」
「ああ」
「早く進みたいんじゃなかったっけ?……面倒くさそうにしてるし疲れた顔してるよ?
何か、ダンテの得になることあるの?」
「……しいて言えば、ディーヴァに癒されたいがために疲れて帰ってくる……ってやつか」
「なにそれ」
よくわからないが、ダンテの気持ちは変わらないと見える。
再び悪魔の元へと向かうダンテを静かに見送るディーヴァ。
***
しかし、こちらでもダンテはズルをしていた。
戦闘のほとんどをクロに任せ、自分は高みの見物をしているのだ。
たまに飛んでくる攻撃の余波のみを華麗にかわし、またお返しにとミサイルで返り討ちに合わせるだけ。
しかし、この場にディーヴァはいない。
だーーーーれも注意できなかった。
ネヴァン戦ではクロでなく自分にふりかかる死の抱擁を、ミサイル一発でしとめた。
死の抱擁の瞬間はバリアになっている蝙蝠が剥がれ無防備になるのだ。
ダンテは決してそれを見逃さなかった。
続くドッペルゲンガー戦は、クロに代わりダンテが相手をした。
本来ならダンテが全てやるべきことだと言うのに、始終面倒くさそうな表情だった。
対ギガピートでは本当の意味で高みの見物。
『蟻とキリギリス』の、キリギリスのようにクロの様子を横になって観戦していた。
ヘル=バンガードとの戦闘になると、襲ってくる悪魔軍勢の攻撃を弾きつつ、倒壊した自分の事務所の様子を値踏みしていた。
借りたばかりだったが倒壊理由を悪魔のせいにしたら、次も同じような作りの場所を借りれないだろうか?
そう思いながら。
リバイアサンの心臓戦では、心臓前に待機し、クロに肺の破壊を担当させた。
それにより驚くほどの速さ、時短マジックで心臓はすぐ機能を止める。
最後のゲリュオン戦は、ディーヴァ達がいた観戦スペースで椅子をベッド代わりに居眠りしていた。
口を開けて情けない寝顔を晒すダンテに、ゲリュオンを倒し終えたクロはわずかに怒りを覚えたそうな。
こうして、ほとんどをクロが倒したのである。
ちなみに。
自分自身が倒されるのを魔具達は何も言わず、微妙そうな空気を醸し出して見つめていたそうだ。