mission 18:Rush! ~ズルとご褒美~
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ダンテは上空に大きく開いた魔界への入り口を見上げた。
「ぼちぼちパーティもお開きにするか……いろいろ責任もあるからな」
そして傍らのディーヴァに目を向ける。
ディーヴァも同じように、しかし恐ろしそうに上を見上げていた。
「心の準備は出来てんのか?」
「まあ……出来てるって言えば出来てるし、出来てないって言えば出来てないような……」
「なんだそりゃ。よくわかんねぇ受け応えするなら準備OKととるぜ」
「う……。準備はデキテマス」
行きたくないけどね。
その言葉はもう言わずに飲み込む。
「だよな!……さあて、ちゃっちゃとアーカムの野郎をブッ飛ばしに行くぞ」
一歩踏み出すと体がふわりと浮き上がっていく。
こうして二人は魔界へと侵入を果たすのであった。
***
「ここが魔界か?もっとおどろおどろしい場所かと思ってたぜ」
「確かにね」
だが、ディーヴァは一見清らかにも見えるこの場所が逆に恐ろしく感じた。
まるで、嵐の前の静けさにも似たこの場の空気。
そんな中を進んでいくと、プカプカと浮かんでいた岩が足場となっていく。
こっちに来い、地獄を見せてやろう……そう言っているかのよう。
同じく浮かんでいる目玉のようなものが、自分をじっくり品定めしているようにも見えて、居心地が悪く感じる。
足場を渡りきったその先には水面のように波打つ鏡が設置されていた。
これが出入り口になっているようで、進む先を指している。
今映っているのは白黒のリノリウム床のような風景だった。
「入れってことなんだろうな」
ぎゅっ。
繋いだディーヴァの手を強く握る。
勇気を出してさあ、一歩。
ともすれば逃げていきそうなディーヴァを、逃がさないよう引っ張って、ダンテは中へ飛び込んだ。
「ぼちぼちパーティもお開きにするか……いろいろ責任もあるからな」
そして傍らのディーヴァに目を向ける。
ディーヴァも同じように、しかし恐ろしそうに上を見上げていた。
「心の準備は出来てんのか?」
「まあ……出来てるって言えば出来てるし、出来てないって言えば出来てないような……」
「なんだそりゃ。よくわかんねぇ受け応えするなら準備OKととるぜ」
「う……。準備はデキテマス」
行きたくないけどね。
その言葉はもう言わずに飲み込む。
「だよな!……さあて、ちゃっちゃとアーカムの野郎をブッ飛ばしに行くぞ」
一歩踏み出すと体がふわりと浮き上がっていく。
こうして二人は魔界へと侵入を果たすのであった。
***
「ここが魔界か?もっとおどろおどろしい場所かと思ってたぜ」
「確かにね」
だが、ディーヴァは一見清らかにも見えるこの場所が逆に恐ろしく感じた。
まるで、嵐の前の静けさにも似たこの場の空気。
そんな中を進んでいくと、プカプカと浮かんでいた岩が足場となっていく。
こっちに来い、地獄を見せてやろう……そう言っているかのよう。
同じく浮かんでいる目玉のようなものが、自分をじっくり品定めしているようにも見えて、居心地が悪く感じる。
足場を渡りきったその先には水面のように波打つ鏡が設置されていた。
これが出入り口になっているようで、進む先を指している。
今映っているのは白黒のリノリウム床のような風景だった。
「入れってことなんだろうな」
ぎゅっ。
繋いだディーヴァの手を強く握る。
勇気を出してさあ、一歩。
ともすれば逃げていきそうなディーヴァを、逃がさないよう引っ張って、ダンテは中へ飛び込んだ。