mission 17:mirroring myself ~欲望、願望~
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ドッペルゲンガーは陰の粒子となって足元へ消えてしまった。
同時にディーヴァを拘束し続けていた手錠と足枷も綺麗さっぱり消え失せる。
何事もなかったかのように立ち上がって見せるディーヴァにちょっと残念な気がしないでもない。
「ゴキブリいないじゃん、ダンテ」
「ウソだからな」
「えー……まあ、いないならいいや。
悪魔も嫌いだけどゴキブリはほんと嫌いだし」
「翼が出るくらいだもんな」
そんな会話をするダンテの影も、元通り定位置におさまっていた。
「ふぅ、影がなくならなくて良かった」
「そうだね。ただでさえ半分変態なのに、影までなくなったら人間やめてますって感じだもんね!」
「半分変態じゃなくて半分悪魔なんだけどな……っ!?」
しょんぼりするダンテの内側で魔力が暴走し始めた。
それによりダンテは激しくのけ反る。
「ダンテ大丈夫?吐く?吐いちゃう感じ??」
エチケット袋を探すも、そこにはなにもない。
ディーヴァはあわてて両の手のひらをダンテの口元にあてがった。
……ここに吐けと言うのだろうか。
「違うっつの!……ぁ?」
見上げれば目の前にはもうひとりダンテが。
ダンテとディーヴァはそのダンテをじっと見つめた。
「今戦ったばっかだぜ。二ラウンド目をやろうって?」
「待って、何か違うみた…………あーあ」
ディーヴァの制止も聞かず、ダンテは殴りかかる。
目の前のダンテもまるで鏡のように同じ行動をしだした。
向こうも同じ表情、同じ動きで鏡合わせのようにディーヴァの目には映った。
一通りやりあって満足したのか、ドッペルゲンガーはダンテの中へと消えていった。
「ふう、やれやれ」
「やれやれなのはこっちだよ……ダンテ、なんともないの?」
心配そうにダンテの瞳を覗き込むエメラルドの双鉾。
ディーヴァから見たら、ドッペルゲンガーはダンテの心の奥底のくすぶり続けているであろう思いを体現しているように感じられた。
ダンテがいつも我慢してるのは知っている。
天使の血肉を食べたいだろうという、その思いを。
実際、ダンテは違う意味で食べたいのだが、それは今のディーヴァに知る術はない。
これだけ思いを伝えても体を重ねたい、その思いはきちんと伝わっていないのだ。
ダンテが少しかわいそうな気もする。
ダンテの思いを体現しているにしては優しく感じられたけれども、ダンテもあれくらい優しい表情でもうちょっと寡黙ならいいのに。
と、一瞬思う。
だが、軽口叩かないのはダンテじゃないよね、とその考えを否定するディーヴァ。
「大丈夫だぜ、ゲリュオンの時と同じさ。オレの力になりたいんだとよ」
こうしてダンテはその力を手に入れることとなった。
しばしののち、中央にはワープホールが現れた。
これでやっと最上階へ行けそうだ。
飛び込んだ二人は想像通り、最上階の階段手前へ戻ってきた。
「そういえばさ、お前、この高度を考えると随分たけぇとこから落ちてきたんだな……。
よく無事だったぜ」
「うん、そだよ。ダンテがキャッチしてくれなかったら死んでたね。
それにしても、またここに来ちゃったか……」
初めて来た時はダンテとバージルが戦い、そしてダンテが敗れたこの場所。
二度目はアーカムに連れ去られやってきたこの場所。
二度あることは三度あるとはいうが、まさかまたこの場所に来ることになるとは。
ディーヴァはダンテが睨んでいる魔界の入り口を、ため息と共に見上げた。
●あとがき
ダンテとドッペルと夢主の3P(仮)
俺、歓喜!!
同時にディーヴァを拘束し続けていた手錠と足枷も綺麗さっぱり消え失せる。
何事もなかったかのように立ち上がって見せるディーヴァにちょっと残念な気がしないでもない。
「ゴキブリいないじゃん、ダンテ」
「ウソだからな」
「えー……まあ、いないならいいや。
悪魔も嫌いだけどゴキブリはほんと嫌いだし」
「翼が出るくらいだもんな」
そんな会話をするダンテの影も、元通り定位置におさまっていた。
「ふぅ、影がなくならなくて良かった」
「そうだね。ただでさえ半分変態なのに、影までなくなったら人間やめてますって感じだもんね!」
「半分変態じゃなくて半分悪魔なんだけどな……っ!?」
しょんぼりするダンテの内側で魔力が暴走し始めた。
それによりダンテは激しくのけ反る。
「ダンテ大丈夫?吐く?吐いちゃう感じ??」
エチケット袋を探すも、そこにはなにもない。
ディーヴァはあわてて両の手のひらをダンテの口元にあてがった。
……ここに吐けと言うのだろうか。
「違うっつの!……ぁ?」
見上げれば目の前にはもうひとりダンテが。
ダンテとディーヴァはそのダンテをじっと見つめた。
「今戦ったばっかだぜ。二ラウンド目をやろうって?」
「待って、何か違うみた…………あーあ」
ディーヴァの制止も聞かず、ダンテは殴りかかる。
目の前のダンテもまるで鏡のように同じ行動をしだした。
向こうも同じ表情、同じ動きで鏡合わせのようにディーヴァの目には映った。
一通りやりあって満足したのか、ドッペルゲンガーはダンテの中へと消えていった。
「ふう、やれやれ」
「やれやれなのはこっちだよ……ダンテ、なんともないの?」
心配そうにダンテの瞳を覗き込むエメラルドの双鉾。
ディーヴァから見たら、ドッペルゲンガーはダンテの心の奥底のくすぶり続けているであろう思いを体現しているように感じられた。
ダンテがいつも我慢してるのは知っている。
天使の血肉を食べたいだろうという、その思いを。
実際、ダンテは違う意味で食べたいのだが、それは今のディーヴァに知る術はない。
これだけ思いを伝えても体を重ねたい、その思いはきちんと伝わっていないのだ。
ダンテが少しかわいそうな気もする。
ダンテの思いを体現しているにしては優しく感じられたけれども、ダンテもあれくらい優しい表情でもうちょっと寡黙ならいいのに。
と、一瞬思う。
だが、軽口叩かないのはダンテじゃないよね、とその考えを否定するディーヴァ。
「大丈夫だぜ、ゲリュオンの時と同じさ。オレの力になりたいんだとよ」
こうしてダンテはその力を手に入れることとなった。
しばしののち、中央にはワープホールが現れた。
これでやっと最上階へ行けそうだ。
飛び込んだ二人は想像通り、最上階の階段手前へ戻ってきた。
「そういえばさ、お前、この高度を考えると随分たけぇとこから落ちてきたんだな……。
よく無事だったぜ」
「うん、そだよ。ダンテがキャッチしてくれなかったら死んでたね。
それにしても、またここに来ちゃったか……」
初めて来た時はダンテとバージルが戦い、そしてダンテが敗れたこの場所。
二度目はアーカムに連れ去られやってきたこの場所。
二度あることは三度あるとはいうが、まさかまたこの場所に来ることになるとは。
ディーヴァはダンテが睨んでいる魔界の入り口を、ため息と共に見上げた。
●あとがき
ダンテとドッペルと夢主の3P(仮)
俺、歓喜!!