mission 17:mirroring myself ~欲望、願望~
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「覚悟は出来てるな?」
剣には剣!と、ダンテも先程受けた技をそっくりそのまま返す。
だが、フィニッシュまではほど遠かったようで、ダンテの剣技からすばやく飛び、影の強い場所……中心へ戻られてしまった。
「ちっ!」
そして付けたばかりの光源を消すように、闇の塊を放ってきた。
ゾディアック・オンブラである。
「そっくりそのままお返しするぜ!」
ダンテはその塊をリベリオンのドライブで打ち返すが、それもまたドッペルゲンガーは打ち返した。
しばし悪魔のボール遊びが繰り返される。
最終的にその弾き合戦はダンテに軍配が上がったようだ。
ドッペルゲンガーは自らの放った技によってダメージを受けた。
よろよろとよろめき、そこから後退する。
「ハン、おじ気づいたのか?」
そうではなかったようだ。
後退を続けたと思えば、その足はディーヴァの方へ。
自分も血をいただいて強くなろうというのだろう、手を伸ばす。
しかし、拘束されていもむし状態のディーヴァは逃げることができない。
やべぇ!!
光がキライなドッペルゲンガーを寄せ付けないためには……。
「ディーヴァ、近くにゴキブリが!!」
「えっ!?やだぁぁぁぁ!!」
目の前に迫る悪魔より、ゴキブリの方がこわいというディーヴァ。
ぎゃー!
叫ぶディーヴァの背中には天使の翼が生え、周りがまぶしい光に包まれた。
足枷を無視して逃げるかと思っていただけだが、これは嬉しい誤算。
一瞬ではあったが、聖なる光を浴びたドッペルゲンガーの行動が鈍る。
ドッペルゲンガーはディーヴァの放つ光さえも苦手とするようだ。
ダンテその隙に部屋のあかりを全灯させることに成功した。
どこにも逃げ場がなく、どこを向いても光だらけ。
自分が食事にされそうになったのを忘れたか、のどを掻き切りそうなほど苦しみもがくドッペルゲンガーがちょっとかわいそうに思えるディーヴァだった。
やるなら今しかない。
ダンテは一気に相手との間合いを詰め、強烈な右ストレートを繰り出した。
「ディーヴァに近寄るんじゃねーよ、影野郎!」
ドッペルゲンガーは吹っ飛び、壁にぶつかった。
壁がその体の形にめり込む。
そこにさらに追撃をしかけようと近づくダンテ。
しかし、素早く態勢を立て直したドッペルゲンガーが、闇の力を部屋全体に放出させた。
ヴォルケイノ・オンブラだ。
それにより、一度全灯した光はすべて消え去り、ディーヴァの翼から放たれていた強い光も消えてしまう。
「うおっ」
突然の光からの闇に、さすがのダンテも目が慣れない。
チカチカしてくらくらする。
今度は攻撃の意味を込めてヴォルケイノ・オンブラをダンテに叩き込み、そのまま踏み込みアッパーをしてきた。
ダンテもドッペルゲンガーと同じく、吹っ飛ばされて壁にたたきつけられた。
こちらの壁もダンテの形にめりこみ、ガラガラと崩れた。
「いってえ……」
ゆらり。
そのダンテの瞳に怒りの炎がともる。
「やるな……。だが、ディーヴァの血を貰って体力全開のオレに勝とうなんざ、100億光年早い!」
「ダンテ、その単位は距離だよ」
ディーヴァが的確なつっこみを入れる中、ダンテは魔人化する。
近づいて来たドッペルゲンガーに対し、一撃にして壁の光を発動させる。
「くらいやがれ、昇竜拳!!」
そして、動けないところに捻り腰から放つアッパーカット!
ただのアッパーではない。
ボディブロー、右アッパー、膝蹴りの三連攻撃だ。
「ひれ伏せ!」
さらには、高く打ちあがったドッペルゲンガーに無数の回転蹴りという追い討ちをかけると、フィニッシュの踵落としで床に叩きつけた。
ぼろ雑巾のように倒れこんだドッペルゲンガーはその魔力が尽きたか、姿をぶれさせ始め、影の塊となる。
倒れるその瞬間、ディーヴァに手を伸ばしながら悲痛な面持ちを向けていた。
……すこし胸が痛んだことはダンテには言わないほうがいいだろう。
剣には剣!と、ダンテも先程受けた技をそっくりそのまま返す。
だが、フィニッシュまではほど遠かったようで、ダンテの剣技からすばやく飛び、影の強い場所……中心へ戻られてしまった。
「ちっ!」
そして付けたばかりの光源を消すように、闇の塊を放ってきた。
ゾディアック・オンブラである。
「そっくりそのままお返しするぜ!」
ダンテはその塊をリベリオンのドライブで打ち返すが、それもまたドッペルゲンガーは打ち返した。
しばし悪魔のボール遊びが繰り返される。
最終的にその弾き合戦はダンテに軍配が上がったようだ。
ドッペルゲンガーは自らの放った技によってダメージを受けた。
よろよろとよろめき、そこから後退する。
「ハン、おじ気づいたのか?」
そうではなかったようだ。
後退を続けたと思えば、その足はディーヴァの方へ。
自分も血をいただいて強くなろうというのだろう、手を伸ばす。
しかし、拘束されていもむし状態のディーヴァは逃げることができない。
やべぇ!!
光がキライなドッペルゲンガーを寄せ付けないためには……。
「ディーヴァ、近くにゴキブリが!!」
「えっ!?やだぁぁぁぁ!!」
目の前に迫る悪魔より、ゴキブリの方がこわいというディーヴァ。
ぎゃー!
叫ぶディーヴァの背中には天使の翼が生え、周りがまぶしい光に包まれた。
足枷を無視して逃げるかと思っていただけだが、これは嬉しい誤算。
一瞬ではあったが、聖なる光を浴びたドッペルゲンガーの行動が鈍る。
ドッペルゲンガーはディーヴァの放つ光さえも苦手とするようだ。
ダンテその隙に部屋のあかりを全灯させることに成功した。
どこにも逃げ場がなく、どこを向いても光だらけ。
自分が食事にされそうになったのを忘れたか、のどを掻き切りそうなほど苦しみもがくドッペルゲンガーがちょっとかわいそうに思えるディーヴァだった。
やるなら今しかない。
ダンテは一気に相手との間合いを詰め、強烈な右ストレートを繰り出した。
「ディーヴァに近寄るんじゃねーよ、影野郎!」
ドッペルゲンガーは吹っ飛び、壁にぶつかった。
壁がその体の形にめり込む。
そこにさらに追撃をしかけようと近づくダンテ。
しかし、素早く態勢を立て直したドッペルゲンガーが、闇の力を部屋全体に放出させた。
ヴォルケイノ・オンブラだ。
それにより、一度全灯した光はすべて消え去り、ディーヴァの翼から放たれていた強い光も消えてしまう。
「うおっ」
突然の光からの闇に、さすがのダンテも目が慣れない。
チカチカしてくらくらする。
今度は攻撃の意味を込めてヴォルケイノ・オンブラをダンテに叩き込み、そのまま踏み込みアッパーをしてきた。
ダンテもドッペルゲンガーと同じく、吹っ飛ばされて壁にたたきつけられた。
こちらの壁もダンテの形にめりこみ、ガラガラと崩れた。
「いってえ……」
ゆらり。
そのダンテの瞳に怒りの炎がともる。
「やるな……。だが、ディーヴァの血を貰って体力全開のオレに勝とうなんざ、100億光年早い!」
「ダンテ、その単位は距離だよ」
ディーヴァが的確なつっこみを入れる中、ダンテは魔人化する。
近づいて来たドッペルゲンガーに対し、一撃にして壁の光を発動させる。
「くらいやがれ、昇竜拳!!」
そして、動けないところに捻り腰から放つアッパーカット!
ただのアッパーではない。
ボディブロー、右アッパー、膝蹴りの三連攻撃だ。
「ひれ伏せ!」
さらには、高く打ちあがったドッペルゲンガーに無数の回転蹴りという追い討ちをかけると、フィニッシュの踵落としで床に叩きつけた。
ぼろ雑巾のように倒れこんだドッペルゲンガーはその魔力が尽きたか、姿をぶれさせ始め、影の塊となる。
倒れるその瞬間、ディーヴァに手を伸ばしながら悲痛な面持ちを向けていた。
……すこし胸が痛んだことはダンテには言わないほうがいいだろう。