mission 17:mirroring myself ~欲望、願望~
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なおも光が明滅を続けるフロア内で、ダンテの影が細く長くのびた。
壁に到達した影は、魔人化した時の己の姿を形作り、赤く瞳を灯らす。
そして意思をもって動き出し、実体となって壁から出てきた。
またも明滅が繰り返され始めた。
「ったく、誰か電球取り替えろよな、お前もそう思わねーか」
ダンテさん、この塔に電球はございませんよ。
問いかけるダンテを無視し、影はじっと見つめてくる。
「ん?何か言いたそうだな、自分と向き合えって?」
一歩踏み出して相対するも、その影は今度は背後に回り体を形作った。
「悪いな、もう迷ってなんかいない、お説教は必要な……」
振り返ったダンテの目に飛び込むのは、影に抱えられた愛し人、どこに行ったか探していたディーヴァだった。
「ディーヴァ……なんで悪魔と一緒にいんだ?」
「ううう、ダンテと間違えちゃったの~」
「こんな美丈夫と悪魔を見間違えるなんて……ディーヴァ、ヒドッ!」
「ごめん~」
だが、無理もなかろうとダンテも思う。
その気配は自分と瓜二つであり、まるで鏡をみているような感覚を生むのだから。
「なんでもいいからさっさとこっち来いよ」
「行きたいのは山々だけど、これが見えない?」
ディーヴァの目線をたどる。
逃げようにもお姫様だっこでしっかりと抱えられ、その上影でできた手錠と足枷でがっちり拘束を受けていた。
おお、卑猥卑猥!
「へぇ~、いいセンスしてんじゃねえか。まるでSMだな」
手錠に足枷、ここに猿轡もあれば最高なのに……そんなことを思いながらもじっくりねっとりと観察するダンテ。
だが、いつかやってやろうと思っていたのに先を越されるのはいただけない。
ディーヴァの初めては全てオレの物!
「返しな悪魔野郎、今ならミサイル10発だけで許してやる」
「10発は多いんじゃないかな……」
ディーヴァが呟くその上で、『やなこった!』とばかりに悪魔はディーヴァの胸元に顔をうずめ、余すことなく堪能する。
「ゃっ……」
身動きのとれないディーヴァは、頬を染めて小さく身じろぎしただけだった。
「ほほぉぉぉぉ……楽しそうだな、オレも混ぜてくれよ」
3Pやるか?と、ダンテが軽口をたたく。
だが、背後には魔力が渦巻きダンテの怒りを表現しており、額には青筋が浮かんでいた。
影は堪能したディーヴァを静かに足元に置くと、背中の剣をゆっくり引き抜く。
その音はやけにリアルであり、形状もその禍々しさもどこまでもリベリオンと同じ。
「来いよ、モノマネ野郎。格の違いってやつを見せてやる」
ドッペルゲンガー。
その姿を目撃したものは死を迎えるという、正体は特殊な光により生み出される影の、己と同じ姿をした悪魔。
にやり、ダンテの姿を模写したドッペルゲンガーはダンテそっくりの笑みを浮かべた。
壁に到達した影は、魔人化した時の己の姿を形作り、赤く瞳を灯らす。
そして意思をもって動き出し、実体となって壁から出てきた。
またも明滅が繰り返され始めた。
「ったく、誰か電球取り替えろよな、お前もそう思わねーか」
ダンテさん、この塔に電球はございませんよ。
問いかけるダンテを無視し、影はじっと見つめてくる。
「ん?何か言いたそうだな、自分と向き合えって?」
一歩踏み出して相対するも、その影は今度は背後に回り体を形作った。
「悪いな、もう迷ってなんかいない、お説教は必要な……」
振り返ったダンテの目に飛び込むのは、影に抱えられた愛し人、どこに行ったか探していたディーヴァだった。
「ディーヴァ……なんで悪魔と一緒にいんだ?」
「ううう、ダンテと間違えちゃったの~」
「こんな美丈夫と悪魔を見間違えるなんて……ディーヴァ、ヒドッ!」
「ごめん~」
だが、無理もなかろうとダンテも思う。
その気配は自分と瓜二つであり、まるで鏡をみているような感覚を生むのだから。
「なんでもいいからさっさとこっち来いよ」
「行きたいのは山々だけど、これが見えない?」
ディーヴァの目線をたどる。
逃げようにもお姫様だっこでしっかりと抱えられ、その上影でできた手錠と足枷でがっちり拘束を受けていた。
おお、卑猥卑猥!
「へぇ~、いいセンスしてんじゃねえか。まるでSMだな」
手錠に足枷、ここに猿轡もあれば最高なのに……そんなことを思いながらもじっくりねっとりと観察するダンテ。
だが、いつかやってやろうと思っていたのに先を越されるのはいただけない。
ディーヴァの初めては全てオレの物!
「返しな悪魔野郎、今ならミサイル10発だけで許してやる」
「10発は多いんじゃないかな……」
ディーヴァが呟くその上で、『やなこった!』とばかりに悪魔はディーヴァの胸元に顔をうずめ、余すことなく堪能する。
「ゃっ……」
身動きのとれないディーヴァは、頬を染めて小さく身じろぎしただけだった。
「ほほぉぉぉぉ……楽しそうだな、オレも混ぜてくれよ」
3Pやるか?と、ダンテが軽口をたたく。
だが、背後には魔力が渦巻きダンテの怒りを表現しており、額には青筋が浮かんでいた。
影は堪能したディーヴァを静かに足元に置くと、背中の剣をゆっくり引き抜く。
その音はやけにリアルであり、形状もその禍々しさもどこまでもリベリオンと同じ。
「来いよ、モノマネ野郎。格の違いってやつを見せてやる」
ドッペルゲンガー。
その姿を目撃したものは死を迎えるという、正体は特殊な光により生み出される影の、己と同じ姿をした悪魔。
にやり、ダンテの姿を模写したドッペルゲンガーはダンテそっくりの笑みを浮かべた。