mission 17:mirroring myself ~欲望、願望~
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魔界へと降り立ったアーカムは、暗く淀んだ空気の中を進む。
その一画には魔力を放つ剣が深々と刺さっていた。
アーカムはその上へと降り立ち、剣を見下ろす。
魔剣フォースエッジ、この剣の名前だ。
スパーダの魔力が封じられし、かつての彼の魔剣である。
そしてダンテとバージルから奪ったアミュレットを掲げ二つを合わせた。
アミュレットはフォースエッジに吸い込まれていく。
フォースエッジの魔力が高まり、その魔力はさらに強大となった。
その柄に手をかけると、アーカムはいとも簡単に抜いてみせた。
抜いた途端、大きな地鳴りが起きあふれんばかりの魔力がなおも増大を続ける。
アーカムは、それをまるで自分の物かのように、上に掲げてみせた。
***
ダンテに抱えられて飛翔盤に飛び乗ったディーヴァは、閉ざされし暗黒の回廊までやってきた。
魔界の気配はすぐそこまで来ている。
その際、近くに空いていた壁の隙間は濃い魔の気配が漂ってきていたので無視することにした。
二人は顔を見合わせてその先の扉を開ける。
「「え」」
だが、その部屋の中を見て二人は目をしばたたせることしかできなかった。
その部屋にはたくさんのキューブが配置されていた。
一つは斜めに。
一つは縦横に。
また一つは、部屋を縦横無尽に動きまわっていた。
その遥か上空に扉が二つある。
このキューブを乗り継ぎ、上へむかえと、そう言いたいらしい。
「へえ……変な仕掛けだな」
「うん、でもダンテには簡単でしょ?」
「まあな」
ダンテは少しの間なら壁を垂直にのぼる事もできるし、魔力で作った足場でさらに高く飛び上がること……さらには魔人化してその翼を使うことも可能だ。
目を閉じたって上には行けるだろう。
ただし、アクション苦手な管理人の操作するダンテは別である。
「管理人は「私にはむりだ」っていつも言ってるけどね」
「メタ発言はしないんじゃなかったか?」
「だって管理人がでばりたいって言ってるんだもの」
「はいはい。で、ディーヴァは自分で上がれるのか?」
自分の翼を出して上がれるのかどうかを聞きたいらしい。
そんなダンテの言葉にブンブンブンと首を振るディーヴァ。
ダンテの方もそれを見越していたか、そんなディーヴァに手を差し出し掴まらせた。
「お手をどうぞ?」
「あら、ありがとう」
ダンテは自分の手をとったディーヴァをお姫様だっこで抱え上げると、ウォールハイク、エアハイク、そしてスカイスターなどを駆使して軽く上にあがった。
「はぁ~、魔力で足場作っちゃうとか……なんて羨ましい」
「逆にオレはお前のきれいな翼の方が、よっぽど羨ましいけどな」
抱え上げられたディーヴァは、感嘆の声を上げる。
ダンテは苦笑交じりにそれに答えた。
一つだけ上の扉はまたも無視した。
もう一つさらに上があったからである。
上を目指しているのに、他のところまで寄っているのは面倒くさい。
それにどうしても行く必要が出てきたらその時戻ればいいのだ。
一番上の扉を開けると、そこに広がるのは三つの試練をやるように要求されたあの場所だった。
ただし今は入り口が1つしかなく、そこはディーヴァの挑戦した試練だ。
「こっちしか行けないみたいだな」
「ここって知の試練の間だよね」
あの時はケルベロスと一緒だったとはいえ恐怖を感じていたが、今はダンテが一緒にいる。
ディーヴァはダンテの存在を確かめるように手をぎゅっと握り返し、ともに進んでいった。
その一画には魔力を放つ剣が深々と刺さっていた。
アーカムはその上へと降り立ち、剣を見下ろす。
魔剣フォースエッジ、この剣の名前だ。
スパーダの魔力が封じられし、かつての彼の魔剣である。
そしてダンテとバージルから奪ったアミュレットを掲げ二つを合わせた。
アミュレットはフォースエッジに吸い込まれていく。
フォースエッジの魔力が高まり、その魔力はさらに強大となった。
その柄に手をかけると、アーカムはいとも簡単に抜いてみせた。
抜いた途端、大きな地鳴りが起きあふれんばかりの魔力がなおも増大を続ける。
アーカムは、それをまるで自分の物かのように、上に掲げてみせた。
***
ダンテに抱えられて飛翔盤に飛び乗ったディーヴァは、閉ざされし暗黒の回廊までやってきた。
魔界の気配はすぐそこまで来ている。
その際、近くに空いていた壁の隙間は濃い魔の気配が漂ってきていたので無視することにした。
二人は顔を見合わせてその先の扉を開ける。
「「え」」
だが、その部屋の中を見て二人は目をしばたたせることしかできなかった。
その部屋にはたくさんのキューブが配置されていた。
一つは斜めに。
一つは縦横に。
また一つは、部屋を縦横無尽に動きまわっていた。
その遥か上空に扉が二つある。
このキューブを乗り継ぎ、上へむかえと、そう言いたいらしい。
「へえ……変な仕掛けだな」
「うん、でもダンテには簡単でしょ?」
「まあな」
ダンテは少しの間なら壁を垂直にのぼる事もできるし、魔力で作った足場でさらに高く飛び上がること……さらには魔人化してその翼を使うことも可能だ。
目を閉じたって上には行けるだろう。
ただし、アクション苦手な管理人の操作するダンテは別である。
「管理人は「私にはむりだ」っていつも言ってるけどね」
「メタ発言はしないんじゃなかったか?」
「だって管理人がでばりたいって言ってるんだもの」
「はいはい。で、ディーヴァは自分で上がれるのか?」
自分の翼を出して上がれるのかどうかを聞きたいらしい。
そんなダンテの言葉にブンブンブンと首を振るディーヴァ。
ダンテの方もそれを見越していたか、そんなディーヴァに手を差し出し掴まらせた。
「お手をどうぞ?」
「あら、ありがとう」
ダンテは自分の手をとったディーヴァをお姫様だっこで抱え上げると、ウォールハイク、エアハイク、そしてスカイスターなどを駆使して軽く上にあがった。
「はぁ~、魔力で足場作っちゃうとか……なんて羨ましい」
「逆にオレはお前のきれいな翼の方が、よっぽど羨ましいけどな」
抱え上げられたディーヴァは、感嘆の声を上げる。
ダンテは苦笑交じりにそれに答えた。
一つだけ上の扉はまたも無視した。
もう一つさらに上があったからである。
上を目指しているのに、他のところまで寄っているのは面倒くさい。
それにどうしても行く必要が出てきたらその時戻ればいいのだ。
一番上の扉を開けると、そこに広がるのは三つの試練をやるように要求されたあの場所だった。
ただし今は入り口が1つしかなく、そこはディーヴァの挑戦した試練だ。
「こっちしか行けないみたいだな」
「ここって知の試練の間だよね」
あの時はケルベロスと一緒だったとはいえ恐怖を感じていたが、今はダンテが一緒にいる。
ディーヴァはダンテの存在を確かめるように手をぎゅっと握り返し、ともに進んでいった。