mission 2:buried memory ~崩壊~
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ダンテは悪魔を袈裟懸けに斬り、車輪のように広範囲に渡り悪魔をまとめて斬り裂いた。
そしてそのまま薙ぎ払う。
瞬殺。
すぐさま数匹の悪魔が砂に変わった。
「弱いな」
唇を舌でなぞり、迫る悪魔を迎え討つ。
と、今までとは違う悪魔が召喚された。
その悪魔は体に拘束具のような物を纏い、大きな塊を持っていた。魔力の塊にも見えるし、どくどく波打つそれは心臓にも見える。
そしてディーヴァには目もくれず、ダンテに近寄ってきた。
チャンスとばかりにダンテはリベリオンを振りかざした。
ガキィン!
超合金のように硬い。
リベリオンは簡単に弾かれてしまった。
「こいつ、リベリオンがきかねぇ!」
悪魔はほの暗く光る赤い目玉をニタリと細めると、もっていた塊をオレンジ色に輝かせた。
「ダンテッ!今すぐそこから離れないとピザもキスも抜きッ!!」
「っ!?」
嫌な感じがすると思ったディーヴァは、ダンテにすぐさま距離を取るよう言う。
『ピザ』や『キス』の一言はダンテによく効く魔法の言葉。
ダンテはディーヴァの言う通り、今まで以上に素早く行動してそこから退避した。
その瞬間、悪魔は雄叫びをあげながら持っていた塊を地面に叩きつけた。
塊はダイナマイトかと思われるほどの爆発を引き起こす。
もちろん、持っていた悪魔は木っ端微塵に自爆した。
他の悪魔をも巻き込んで爆風が吹き荒れる。
近くにいればダンテとて無事では済まされなかっただろう。
「うおっ、あっぶねー……」
間一髪さけたダンテはディーヴァの元へやってきた。
「助かったけど、ピザとかキスを引き合いにだすことないだろ」
「間に合ってよかったんだからいいでしょ」
「何か納得いかねぇ……」
悪魔は再び砂を媒介にわきだしている。
戦地へ送り出すディーヴァを見て、ダンテは渋々リベリオンを担いだ。
際限なく湧いてくる悪魔を狩っていると背後に先ほどの爆発する悪魔が近づいているのがわかった。
まるで憤怒の感情を爆発させているような攻撃手段である。
人間の地獄での大罪の名の一つ、憤怒の名をお借りしてヘル=レイスと呼ぶのが好ましかろう。
逆にヘル=レイスを利用してやれば、他の悪魔もまとめて始末できそうだ。
ダンテは、銃撃によって虫の息な悪魔へ踏み乗り、自由に移動した。
安全な位置まで来てから塊へと連射する。
弾丸は狙いたがわず直撃し、周りの悪魔を道連れに大爆発を引き起こした。
「フッフゥー!!」
ダンテが歓喜の雄叫びをあげている。
こんな危ない真似をして喜んでいるなんて、ダンテはおかしい。
ちょっとどころか、かなりクレイジーだと思う。
ダンテの奇行により悪魔がいなくなったその隙に、ディーヴァは瓦礫の影に逃げ込んだ。
「ひいい、ダンテも悪魔ももうやだ、勘弁して……ん、何これ?」
変な物が落ちていた。
緑色の星の形をした硬い石のようだ。
これはバイタルスターといい、錬金術によって生み出された霊石であるが、ディーヴァは知らない。
そもそも何故こんなところにあるのか、それすらよくわからない。
「気持ち悪っ」
拾った自分を後悔した。
おもむろに裏返したそれには人の顔のような物がついていたからだ。
ダンテが周りに弾丸の雨を降らせながらディーヴァを振り返った。
目をパアッと輝かせる。
「お、いいもんあんじゃねーか!それ、いざって時のために持ってろよ!」
「え、こんなのを?って、前見て、前!」
「はいよっと!」
言われなかったら首が飛んでいたかもしれない。
ダンテは悪魔の斬撃を軽く横に転がり避けた。
「嫌だなあ……」
捨てようと思っていたのに、これでは捨てられないではないか。
ディーヴァは嫌そうに、指先で摘まんだそれをじっと見つめた。
でも、見ていると次第に愛着が湧いて……。
「くるわけないでしょ!」
いきなりケタケタ笑いだしたそれを見て、ディーヴァは鳥肌を立てながら突っこんだ。
その隙にダンテは、群がるすべての悪魔を剣で斬り伏せ、弾丸で撃ち抜いて仕留めたのだった。
そしてそのまま薙ぎ払う。
瞬殺。
すぐさま数匹の悪魔が砂に変わった。
「弱いな」
唇を舌でなぞり、迫る悪魔を迎え討つ。
と、今までとは違う悪魔が召喚された。
その悪魔は体に拘束具のような物を纏い、大きな塊を持っていた。魔力の塊にも見えるし、どくどく波打つそれは心臓にも見える。
そしてディーヴァには目もくれず、ダンテに近寄ってきた。
チャンスとばかりにダンテはリベリオンを振りかざした。
ガキィン!
超合金のように硬い。
リベリオンは簡単に弾かれてしまった。
「こいつ、リベリオンがきかねぇ!」
悪魔はほの暗く光る赤い目玉をニタリと細めると、もっていた塊をオレンジ色に輝かせた。
「ダンテッ!今すぐそこから離れないとピザもキスも抜きッ!!」
「っ!?」
嫌な感じがすると思ったディーヴァは、ダンテにすぐさま距離を取るよう言う。
『ピザ』や『キス』の一言はダンテによく効く魔法の言葉。
ダンテはディーヴァの言う通り、今まで以上に素早く行動してそこから退避した。
その瞬間、悪魔は雄叫びをあげながら持っていた塊を地面に叩きつけた。
塊はダイナマイトかと思われるほどの爆発を引き起こす。
もちろん、持っていた悪魔は木っ端微塵に自爆した。
他の悪魔をも巻き込んで爆風が吹き荒れる。
近くにいればダンテとて無事では済まされなかっただろう。
「うおっ、あっぶねー……」
間一髪さけたダンテはディーヴァの元へやってきた。
「助かったけど、ピザとかキスを引き合いにだすことないだろ」
「間に合ってよかったんだからいいでしょ」
「何か納得いかねぇ……」
悪魔は再び砂を媒介にわきだしている。
戦地へ送り出すディーヴァを見て、ダンテは渋々リベリオンを担いだ。
際限なく湧いてくる悪魔を狩っていると背後に先ほどの爆発する悪魔が近づいているのがわかった。
まるで憤怒の感情を爆発させているような攻撃手段である。
人間の地獄での大罪の名の一つ、憤怒の名をお借りしてヘル=レイスと呼ぶのが好ましかろう。
逆にヘル=レイスを利用してやれば、他の悪魔もまとめて始末できそうだ。
ダンテは、銃撃によって虫の息な悪魔へ踏み乗り、自由に移動した。
安全な位置まで来てから塊へと連射する。
弾丸は狙いたがわず直撃し、周りの悪魔を道連れに大爆発を引き起こした。
「フッフゥー!!」
ダンテが歓喜の雄叫びをあげている。
こんな危ない真似をして喜んでいるなんて、ダンテはおかしい。
ちょっとどころか、かなりクレイジーだと思う。
ダンテの奇行により悪魔がいなくなったその隙に、ディーヴァは瓦礫の影に逃げ込んだ。
「ひいい、ダンテも悪魔ももうやだ、勘弁して……ん、何これ?」
変な物が落ちていた。
緑色の星の形をした硬い石のようだ。
これはバイタルスターといい、錬金術によって生み出された霊石であるが、ディーヴァは知らない。
そもそも何故こんなところにあるのか、それすらよくわからない。
「気持ち悪っ」
拾った自分を後悔した。
おもむろに裏返したそれには人の顔のような物がついていたからだ。
ダンテが周りに弾丸の雨を降らせながらディーヴァを振り返った。
目をパアッと輝かせる。
「お、いいもんあんじゃねーか!それ、いざって時のために持ってろよ!」
「え、こんなのを?って、前見て、前!」
「はいよっと!」
言われなかったら首が飛んでいたかもしれない。
ダンテは悪魔の斬撃を軽く横に転がり避けた。
「嫌だなあ……」
捨てようと思っていたのに、これでは捨てられないではないか。
ディーヴァは嫌そうに、指先で摘まんだそれをじっと見つめた。
でも、見ていると次第に愛着が湧いて……。
「くるわけないでしょ!」
いきなりケタケタ笑いだしたそれを見て、ディーヴァは鳥肌を立てながら突っこんだ。
その隙にダンテは、群がるすべての悪魔を剣で斬り伏せ、弾丸で撃ち抜いて仕留めたのだった。