mission 16:succeeded to pride, belief ~VSレディ~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最初のフロアに戻ったダンテとディーヴァはせーので、二つをはめた。
ダンテが愛おしそうに抱えた太陽と、ディーヴァが大事そうに抱き締めた月である。
大きな仕掛けが解除され、扉が開きその先を示す。
頷き合った二人が進むと、そこには彫像の間の時と同じ、エニグマとブラッドゴイルの組み合わせが待ち構えていた。
もはやダンテに敵う悪魔の種類ではない。
流れるような動きで悪魔を倒し終えるダンテ。
「最初はここが門だったのにね」
「ああ、ここでケルと戦ったのが大昔に感じるよ」
そう、この場所はケルベロスが侵入者を待ち構えていた場所だ。
今は氷の欠片もなくその高度も地上からはるか上だが。
『ここもずいぶん高くなったものだな』
ケルベロスが二人に続き、声を発した。
元は自分が守っていた場所……思うところもあるのだろう。
壁に大きく空いている穴からは外が見える。
下界はあと少しで夜が明けるかもしれない、地平線の彼方が少しだけ明るいのだ。
「明日……ううん、もう今日って言った方がいいよね。学校……どうしよ」
学生たるディーヴァが思うのは学校のこと。
休日なわけでもないため、普通に学校があるのだ。
無断で休むと単位が怖いし、休めば休んだ分だけ勉強が遅れてしまう。
「あ、でも先生達はこっち方面にあたしが住んでるの知ってるから、この事件を知れば最悪休みでもなんとかなる……かな、う~ん……」
「こんな状態で学校かよ!むしろ病院だろ、病院」
『学生というものは大変なのだな』
ブツブツと悩むディーヴァに労りの言葉をかけ、ダンテはディーヴァを抱え上げた。
「ディーヴァ抱っこするぞ」
「どうして?っていうか、もうしてるじゃない」
「帰りたいならまず上に行かないと」
くいくいと上に空いた大きな空洞を指差すダンテ。
意味を理解したディーヴァはおとなしく抱えられ、ダンテと共に上へ飛び上がった。
上は八卦盤の形の昇降機があった場所に繋がっていた。
「とうちゃーく!って、どひー!どんどん悪魔が増えてきてるよぉ!」
「それだけ魔界が近くなったんだろ」
湧き出す悪魔を無視して二人は足早に次の扉を開ける。
次も見たことのある、でもどこか違う場所に出てしまった。
ダンテとディーヴァは、記憶の引き出しを開けて考える。
「あれ?ここって鋼の魂がないと通れなかったところ?」
「あと、あれだな。アルテミス手に入れたとこがいっしょくたになってる」
「ふーん、どんどん構造が変わっていってるね」
上には何があるのだろうか、恐ろしくて考えたくもない。
しかし、次は考えざるを得ない場所である。
「ねぇ、次のところって多分おっきなムカデいたところじゃない?またいたりして……」
「いないだろたぶんきっとおそらく」
「そんなに推測の言葉を重ねないでよ」
入ると、ダンテが倒したからかムカデはいなかったが、代わりに下にはアルケニー達が待ち構えていた。
下で口をかぱりと開け、獲物が降りてくるのを今か今かと待っている。
「降りたくない……」
「でも、次の扉は下だ。目を瞑ってていいから我慢しろ」
ダンテに抱えられたままのディーヴァは、きゅっと目を閉じた。
あまり揺らさぬよう気を付けながら、アルケニーを無視し段差を飛び越えて次の場所へ進む。
次は天文盤があった場所である。
壁の歯車は見たこともないくらい速い動きで回っていた。
軽くスルーして新たに出現した扉を開ければ、あるのは飛翔盤。
上を見据え、ダンテは飛び乗った。
ダンテが愛おしそうに抱えた太陽と、ディーヴァが大事そうに抱き締めた月である。
大きな仕掛けが解除され、扉が開きその先を示す。
頷き合った二人が進むと、そこには彫像の間の時と同じ、エニグマとブラッドゴイルの組み合わせが待ち構えていた。
もはやダンテに敵う悪魔の種類ではない。
流れるような動きで悪魔を倒し終えるダンテ。
「最初はここが門だったのにね」
「ああ、ここでケルと戦ったのが大昔に感じるよ」
そう、この場所はケルベロスが侵入者を待ち構えていた場所だ。
今は氷の欠片もなくその高度も地上からはるか上だが。
『ここもずいぶん高くなったものだな』
ケルベロスが二人に続き、声を発した。
元は自分が守っていた場所……思うところもあるのだろう。
壁に大きく空いている穴からは外が見える。
下界はあと少しで夜が明けるかもしれない、地平線の彼方が少しだけ明るいのだ。
「明日……ううん、もう今日って言った方がいいよね。学校……どうしよ」
学生たるディーヴァが思うのは学校のこと。
休日なわけでもないため、普通に学校があるのだ。
無断で休むと単位が怖いし、休めば休んだ分だけ勉強が遅れてしまう。
「あ、でも先生達はこっち方面にあたしが住んでるの知ってるから、この事件を知れば最悪休みでもなんとかなる……かな、う~ん……」
「こんな状態で学校かよ!むしろ病院だろ、病院」
『学生というものは大変なのだな』
ブツブツと悩むディーヴァに労りの言葉をかけ、ダンテはディーヴァを抱え上げた。
「ディーヴァ抱っこするぞ」
「どうして?っていうか、もうしてるじゃない」
「帰りたいならまず上に行かないと」
くいくいと上に空いた大きな空洞を指差すダンテ。
意味を理解したディーヴァはおとなしく抱えられ、ダンテと共に上へ飛び上がった。
上は八卦盤の形の昇降機があった場所に繋がっていた。
「とうちゃーく!って、どひー!どんどん悪魔が増えてきてるよぉ!」
「それだけ魔界が近くなったんだろ」
湧き出す悪魔を無視して二人は足早に次の扉を開ける。
次も見たことのある、でもどこか違う場所に出てしまった。
ダンテとディーヴァは、記憶の引き出しを開けて考える。
「あれ?ここって鋼の魂がないと通れなかったところ?」
「あと、あれだな。アルテミス手に入れたとこがいっしょくたになってる」
「ふーん、どんどん構造が変わっていってるね」
上には何があるのだろうか、恐ろしくて考えたくもない。
しかし、次は考えざるを得ない場所である。
「ねぇ、次のところって多分おっきなムカデいたところじゃない?またいたりして……」
「いないだろたぶんきっとおそらく」
「そんなに推測の言葉を重ねないでよ」
入ると、ダンテが倒したからかムカデはいなかったが、代わりに下にはアルケニー達が待ち構えていた。
下で口をかぱりと開け、獲物が降りてくるのを今か今かと待っている。
「降りたくない……」
「でも、次の扉は下だ。目を瞑ってていいから我慢しろ」
ダンテに抱えられたままのディーヴァは、きゅっと目を閉じた。
あまり揺らさぬよう気を付けながら、アルケニーを無視し段差を飛び越えて次の場所へ進む。
次は天文盤があった場所である。
壁の歯車は見たこともないくらい速い動きで回っていた。
軽くスルーして新たに出現した扉を開ければ、あるのは飛翔盤。
上を見据え、ダンテは飛び乗った。