mission 16:succeeded to pride, belief ~VSレディ~
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「ここってリフトがあったところだよね」
「ん、ああ……ってそうだっけか?
いやー、嫁がしっかりしすぎてるからオレがしっかりする必要性全く感じねーな!」
「あたし嫁じゃないし。ホントしっかりしてよ」
「嫁だろ。嫁」
紋章によるリフトの起動を行った場所だ。
だが、今はリフトがないため、取りあえずここの紋章を起動する以外の道はない。
欠伸を繰り返すダンテをキッと睨みつけ、ディーヴァは書かれている文字をスラスラと読み上げた。
「ダンテ、読むよー。『我が太陽の力を求める者よ、我を暗闇の中から解き放て』……だって」
「我って誰だよ」
「多分紋章を起動させると降りてくるんじゃない?」
「降りる?……何が」
「上につり下がってるアレ」
上を指さすディーヴァ。
その先を辿ると見えるのはいつぞやの球体。
意味を理解したダンテは紋章を起動させ、落ちて来た球体に取りかかる。
「うわめんど!逃げんなコラ!」
「ダンテ何やってんの、危ないでしょ!」
飛び乗って破壊すれば簡単だったかもしれない、激しく後悔した。
飛び乗るのを忘れ、ダンテは思わず球体を蹴り飛ばしてしまったのだ。
弾くたびに逃げ、時に勢いよくディーヴァの方に向かっていくので非常に危ない。
悪魔より面倒なそれを、部屋中を縦横無尽に駆け回りようやく破壊するダンテ。
壊すと、中から……ということはなく壁が開き、アイテムを指し示した。
太陽を模したものであろう、金か、琥珀か。
そういった材質でできているような眩しい輝きの物だった。
「まるで琥珀みたいだね。綺麗……」
前にうっかり触っていやな目にあったので、ディーヴァは警戒して触る事はせずにただ覗きこんで言う。
ダンテも隣で覗きこんでいたが、そのディーヴァの言葉を聞いてぐっと腰を引きよせた。
「オレの太陽の方がきれいだ」
「『オレの』太陽?」
「ディーヴァのことさ」
「それはわかるけどオレのって……」
「クリスマスにお前っていう太陽はオレのモノになっただろ、忘れたか?」
クリスマスのことを思い出すだけで、恥ずかしくなって顔が徐々に真っ赤に染まってしまう。
あの、夜景と雪に祝福されたキスの夜を。
「んもう!!恥ずかしいこと言わないでよ」
赤い顔を誤魔化すように、ポカポカとダンテを殴る。
ダンテは笑うだけだった。
「ハハハ、真っ赤になっちゃってカワウィー!さてと、次はオレ……月を取りにいかねーとな」
「あ」
ダンテは警戒することなく、黄金の太陽を手にとる。
その瞬間現れる悪魔達。
「やっぱり~……」
チェスのコマの形をした悪魔の再来だ。
ただし、ダンテは見たことがあっても、ディーヴァには初見の悪魔がいる。
「また変な形の悪魔~!!」
「うわ、またまたこいつらか。
こいつらな、ディーヴァがいない間に新たに出て来た悪魔なんだぜ」
その猛攻をディーヴァを抱えたままかわし、上空からのキラービーを叩きこみながらダンテは問い掛ける。
「なぁなぁディーヴァ、こいつらなんの形に見える?」
「え、チェスだからルーク……かなぁ。でも見た目的には指?の集合体に見えるよ。
チェスを知らないダンテには違うものに見えたの?」
お馴染みのナイトと、ルーク。
ダンテはチェスのルールをしらないためか、ルークという概念がない。
ダンテによるとルークは、およそディーヴァには教えられないようなとあるブツにしか見えないようだ。
いつものニタリ顔になると、ダンテは自分の答えを言った。
「オレにはアレの形に見える」
「アレって?」
「ちん「アウトー!!よく見て、悪魔の指の集合体の形してるから!そんな下品な形してないから!」
「お前……見たことあんのかよ」
「あるわけないでしょバカぁ!」
さっきよりも真っ赤な顔をしたディーヴァが、ダンテの腕の中で叫ぶ。
「じゃ、なんで知ってる」
「ダンテがいつものニタニタ笑顔でそういう言い方するからわかっちゃったの!
最悪ッ最低だよぉ!」
「はっはっは!男なんてそんなモンさ!」
もうチェスは出来ないかもしれない。
する度に植え付けられた変な知識を思い出してしまいそうだ。
かたやゲラゲラと笑い、かたや恥ずかしい思いをしながら、悪魔を退治し終えて二人は来た道を戻る。
「ん、ああ……ってそうだっけか?
いやー、嫁がしっかりしすぎてるからオレがしっかりする必要性全く感じねーな!」
「あたし嫁じゃないし。ホントしっかりしてよ」
「嫁だろ。嫁」
紋章によるリフトの起動を行った場所だ。
だが、今はリフトがないため、取りあえずここの紋章を起動する以外の道はない。
欠伸を繰り返すダンテをキッと睨みつけ、ディーヴァは書かれている文字をスラスラと読み上げた。
「ダンテ、読むよー。『我が太陽の力を求める者よ、我を暗闇の中から解き放て』……だって」
「我って誰だよ」
「多分紋章を起動させると降りてくるんじゃない?」
「降りる?……何が」
「上につり下がってるアレ」
上を指さすディーヴァ。
その先を辿ると見えるのはいつぞやの球体。
意味を理解したダンテは紋章を起動させ、落ちて来た球体に取りかかる。
「うわめんど!逃げんなコラ!」
「ダンテ何やってんの、危ないでしょ!」
飛び乗って破壊すれば簡単だったかもしれない、激しく後悔した。
飛び乗るのを忘れ、ダンテは思わず球体を蹴り飛ばしてしまったのだ。
弾くたびに逃げ、時に勢いよくディーヴァの方に向かっていくので非常に危ない。
悪魔より面倒なそれを、部屋中を縦横無尽に駆け回りようやく破壊するダンテ。
壊すと、中から……ということはなく壁が開き、アイテムを指し示した。
太陽を模したものであろう、金か、琥珀か。
そういった材質でできているような眩しい輝きの物だった。
「まるで琥珀みたいだね。綺麗……」
前にうっかり触っていやな目にあったので、ディーヴァは警戒して触る事はせずにただ覗きこんで言う。
ダンテも隣で覗きこんでいたが、そのディーヴァの言葉を聞いてぐっと腰を引きよせた。
「オレの太陽の方がきれいだ」
「『オレの』太陽?」
「ディーヴァのことさ」
「それはわかるけどオレのって……」
「クリスマスにお前っていう太陽はオレのモノになっただろ、忘れたか?」
クリスマスのことを思い出すだけで、恥ずかしくなって顔が徐々に真っ赤に染まってしまう。
あの、夜景と雪に祝福されたキスの夜を。
「んもう!!恥ずかしいこと言わないでよ」
赤い顔を誤魔化すように、ポカポカとダンテを殴る。
ダンテは笑うだけだった。
「ハハハ、真っ赤になっちゃってカワウィー!さてと、次はオレ……月を取りにいかねーとな」
「あ」
ダンテは警戒することなく、黄金の太陽を手にとる。
その瞬間現れる悪魔達。
「やっぱり~……」
チェスのコマの形をした悪魔の再来だ。
ただし、ダンテは見たことがあっても、ディーヴァには初見の悪魔がいる。
「また変な形の悪魔~!!」
「うわ、またまたこいつらか。
こいつらな、ディーヴァがいない間に新たに出て来た悪魔なんだぜ」
その猛攻をディーヴァを抱えたままかわし、上空からのキラービーを叩きこみながらダンテは問い掛ける。
「なぁなぁディーヴァ、こいつらなんの形に見える?」
「え、チェスだからルーク……かなぁ。でも見た目的には指?の集合体に見えるよ。
チェスを知らないダンテには違うものに見えたの?」
お馴染みのナイトと、ルーク。
ダンテはチェスのルールをしらないためか、ルークという概念がない。
ダンテによるとルークは、およそディーヴァには教えられないようなとあるブツにしか見えないようだ。
いつものニタリ顔になると、ダンテは自分の答えを言った。
「オレにはアレの形に見える」
「アレって?」
「ちん「アウトー!!よく見て、悪魔の指の集合体の形してるから!そんな下品な形してないから!」
「お前……見たことあんのかよ」
「あるわけないでしょバカぁ!」
さっきよりも真っ赤な顔をしたディーヴァが、ダンテの腕の中で叫ぶ。
「じゃ、なんで知ってる」
「ダンテがいつものニタニタ笑顔でそういう言い方するからわかっちゃったの!
最悪ッ最低だよぉ!」
「はっはっは!男なんてそんなモンさ!」
もうチェスは出来ないかもしれない。
する度に植え付けられた変な知識を思い出してしまいそうだ。
かたやゲラゲラと笑い、かたや恥ずかしい思いをしながら、悪魔を退治し終えて二人は来た道を戻る。