mission 16:succeeded to pride, belief ~VSレディ~
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二人を乗せた昇降機がようやく止まった。
ダンテが、続いてディーヴァが昇降機から降りると、先ほどの紋章起動時とは比べ物にならないくらいの振動が塔全体を大きく襲った。
ディーヴァはそばの壁に体を預け、その振動に耐える。
振動だけではない。
天使でなくとも感じるであろう大きな魔力が、上空からこの世界を侵食し始めているのを感じる。
「あわわ、この塔もだけど地上は大丈夫なのかなあ……ちょっと心配だね。
……って、え!?」
ディーヴァの目の前のダンテの様子にも異変が。
感じる大きな魔力にダンテ自身も内からあふれる魔力を抑えきれないのか、時折魔人化を繰り返しているのだ。
「だ、大丈夫……?ダンテ…」
大好きな彼なのに、ちょっと恐ろしい。
ディーヴァは後ずさりしながらダンテから離れた。
だが、その手を赤い目をしたダンテがとる方が早かった。
「きゃっ!やだ、放して!」
悪魔の目をしたダンテが、顔を上げる。
ぞっとするような、血のように赤いあの目だ。
だが、ダンテはいきなり笑顔になった。
「なーんてな」
「も、もうっ!驚かせないでよ!!」
からかったようだ。
ディーヴァは涙目で訴えた。
だが。一瞬とはいえディーヴァを傷つけ喰らい尽くしてしまいたい思いにかられたことは内緒だ。
「わりわり。ちょっと魔力が臨界点突破しちまったぜ」
「そうなの?まったく……。ひゃあ、悪魔……」
そんなダンテとディーヴァの目の前に現れるは、雑魚扱いを受けているヘル=プライド。
「フン、やっとそれらしくなってきたな!」
ダンテは、マズルフラッシュを明滅させ、迫る悪魔に弾丸をぶち込むのだった。
***
悪魔を軽く処理し終えたダンテは、ディーヴァと共に目の前の上へと続くであろう扉に向かう。
だが、例によって何かを嵌め込むことで扉が開く仕組みになっていた。
その瞬間、ダンテの脳裏をよぎるのは初めてのおつかいの曲。
「またおつかいパターンかよ」
「いっぱい仕掛けがありそうな気がするって、あたしが最初に言った通りになっちゃったね」
「ディーヴァがフラグ立てるからだぞ」
「え!あたしのせいなの、コレ?」
「嘘だよ。
しっかしめんどくさいな、今度はいったい何だ?」
ブツブツと文句を垂れるダンテの目の前には太陽と月の紋章が掲げられていた。
太陽と月、それぞれを象徴する物を嵌めろと、そういうことらしい。
「太陽に、月ね。どっかで聞いた組み合わせだ」
「あたしたちのこと?前にダンテはあたしを太陽に例えてくれたよね」
「んでオレが月、と。正にオレ達だな」
ダンテとディーヴァ、2人は目を細めて、お互いを愛しそうに見つめた。
その指を絡ませあい、固く手を繋ぐ。
「じゃ、太陽と月を探しに行きますか。どっち先に行く?」
「わかんない。ダンテが決めていいよ」
「……右から攻めるか」
行く場所も決まったところで、二人は右の青い扉へと向かった。
ダンテが、続いてディーヴァが昇降機から降りると、先ほどの紋章起動時とは比べ物にならないくらいの振動が塔全体を大きく襲った。
ディーヴァはそばの壁に体を預け、その振動に耐える。
振動だけではない。
天使でなくとも感じるであろう大きな魔力が、上空からこの世界を侵食し始めているのを感じる。
「あわわ、この塔もだけど地上は大丈夫なのかなあ……ちょっと心配だね。
……って、え!?」
ディーヴァの目の前のダンテの様子にも異変が。
感じる大きな魔力にダンテ自身も内からあふれる魔力を抑えきれないのか、時折魔人化を繰り返しているのだ。
「だ、大丈夫……?ダンテ…」
大好きな彼なのに、ちょっと恐ろしい。
ディーヴァは後ずさりしながらダンテから離れた。
だが、その手を赤い目をしたダンテがとる方が早かった。
「きゃっ!やだ、放して!」
悪魔の目をしたダンテが、顔を上げる。
ぞっとするような、血のように赤いあの目だ。
だが、ダンテはいきなり笑顔になった。
「なーんてな」
「も、もうっ!驚かせないでよ!!」
からかったようだ。
ディーヴァは涙目で訴えた。
だが。一瞬とはいえディーヴァを傷つけ喰らい尽くしてしまいたい思いにかられたことは内緒だ。
「わりわり。ちょっと魔力が臨界点突破しちまったぜ」
「そうなの?まったく……。ひゃあ、悪魔……」
そんなダンテとディーヴァの目の前に現れるは、雑魚扱いを受けているヘル=プライド。
「フン、やっとそれらしくなってきたな!」
ダンテは、マズルフラッシュを明滅させ、迫る悪魔に弾丸をぶち込むのだった。
***
悪魔を軽く処理し終えたダンテは、ディーヴァと共に目の前の上へと続くであろう扉に向かう。
だが、例によって何かを嵌め込むことで扉が開く仕組みになっていた。
その瞬間、ダンテの脳裏をよぎるのは初めてのおつかいの曲。
「またおつかいパターンかよ」
「いっぱい仕掛けがありそうな気がするって、あたしが最初に言った通りになっちゃったね」
「ディーヴァがフラグ立てるからだぞ」
「え!あたしのせいなの、コレ?」
「嘘だよ。
しっかしめんどくさいな、今度はいったい何だ?」
ブツブツと文句を垂れるダンテの目の前には太陽と月の紋章が掲げられていた。
太陽と月、それぞれを象徴する物を嵌めろと、そういうことらしい。
「太陽に、月ね。どっかで聞いた組み合わせだ」
「あたしたちのこと?前にダンテはあたしを太陽に例えてくれたよね」
「んでオレが月、と。正にオレ達だな」
ダンテとディーヴァ、2人は目を細めて、お互いを愛しそうに見つめた。
その指を絡ませあい、固く手を繋ぐ。
「じゃ、太陽と月を探しに行きますか。どっち先に行く?」
「わかんない。ダンテが決めていいよ」
「……右から攻めるか」
行く場所も決まったところで、二人は右の青い扉へと向かった。