mission 15:three fragments of orihalcon ~塔はぐるぐる回る~
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仕方なしに地底湖の紋章まで戻る。
「もう一回起動させてくれる?」
「ああ何度でもな」
「いや、一回でいいし」
そこから昇降機へと向かうと、食料保存庫前に出てしまった。
この場所に出たということは、昇降機はすぐそこだ。
だが、急ぐ二人の前に立ち塞がるは、ご丁寧にも悪魔の封印つきで大量のアルケニー。
「げげっ!」
「またこいつらか……いい加減飽きたぜ。
ディーヴァ、オレの後ろに下がってろ」
「うんっ」
そう言ってダンテはアルテミスを構える。
銃口に矢の代わりにと、魔力で作り出した球体……それを今度は上空に打ち上げ、敵に降り注がせる。
「火花をあげろ!」
アルテミスのアシッドレインだ。
赤い魔力の矢が、こちらに向かってきていたアルケニー全体に雨のように降り注ぐ。
「ホントに火花……っていうか、花火みたいだね」
見た目はきれいだが、肉の焼けるような嫌な臭いが鼻につくのがいただけない。
焼けただれる皮膚に、アルケニー達は悲鳴をあげてそれ以上近寄らない。
ダンテは勢いに乗って、そこから一匹一匹ベオウルフのコンボを叩き込んでいった。
鋭いナックルアローからの、重いボディブロー、高く蹴り上げるハイキック。
そこから常人には残像しか見えないほど早い、無数の百烈脚。
極め付けに床に強かにたたきつけるネリチャギだ。
アルケニーは上空に打ち上げられたり、床に叩きつけられたり吹っ飛ばされたりと……散々だろう。
「トドメだぜ!」
背中のアグニとルドラを構えると、ダンテは意図せずして一まとめに集めたアルケニー達にミリオンスラッシュを繰り出した。
「うっは、楽し―な!」
非常に楽しみながらアルケニーをぼっこぼこに伸したダンテ。
その表情はスッキリしていたが、さすがに少しずつ疲労も溜まってきていた。
そしてようやく辿り着いた昇降機前。
「やっとついたぁぁぁ」
「あーちょっと疲れた……ディーヴァじゃないけどオレもおなか眠い」
ちなみに、このおなか眠いという言葉は、ただ単におなか空いたというのと眠いというのをかけあわせた造語である。
深くつっこまないように。
「うん。早く帰りたいよねー。でも今から向かうのは魔界方面だという……フフフ」
ゲッソリと言い放つディーヴァのその目は半分死んでいる。
そんな状態で、ディーヴァはオリハルコンの欠片を三つ懐から取り出してはめこむ。
「あなたの心、アンロック!」
「なんだそりゃ」
「気にしなくていいよ、小ネタを挟まないとやってられないって心の声がしてさー」
しっかり奥まではめこむと、昇降機は大きな音を立てて起動してゆき、その扉が開いた。
「よし、上に行こ!」
「ああ」
二人を乗せ、高く高くあがってゆく昇降機。
魔界にまた一つ近くなった。
「もう一回起動させてくれる?」
「ああ何度でもな」
「いや、一回でいいし」
そこから昇降機へと向かうと、食料保存庫前に出てしまった。
この場所に出たということは、昇降機はすぐそこだ。
だが、急ぐ二人の前に立ち塞がるは、ご丁寧にも悪魔の封印つきで大量のアルケニー。
「げげっ!」
「またこいつらか……いい加減飽きたぜ。
ディーヴァ、オレの後ろに下がってろ」
「うんっ」
そう言ってダンテはアルテミスを構える。
銃口に矢の代わりにと、魔力で作り出した球体……それを今度は上空に打ち上げ、敵に降り注がせる。
「火花をあげろ!」
アルテミスのアシッドレインだ。
赤い魔力の矢が、こちらに向かってきていたアルケニー全体に雨のように降り注ぐ。
「ホントに火花……っていうか、花火みたいだね」
見た目はきれいだが、肉の焼けるような嫌な臭いが鼻につくのがいただけない。
焼けただれる皮膚に、アルケニー達は悲鳴をあげてそれ以上近寄らない。
ダンテは勢いに乗って、そこから一匹一匹ベオウルフのコンボを叩き込んでいった。
鋭いナックルアローからの、重いボディブロー、高く蹴り上げるハイキック。
そこから常人には残像しか見えないほど早い、無数の百烈脚。
極め付けに床に強かにたたきつけるネリチャギだ。
アルケニーは上空に打ち上げられたり、床に叩きつけられたり吹っ飛ばされたりと……散々だろう。
「トドメだぜ!」
背中のアグニとルドラを構えると、ダンテは意図せずして一まとめに集めたアルケニー達にミリオンスラッシュを繰り出した。
「うっは、楽し―な!」
非常に楽しみながらアルケニーをぼっこぼこに伸したダンテ。
その表情はスッキリしていたが、さすがに少しずつ疲労も溜まってきていた。
そしてようやく辿り着いた昇降機前。
「やっとついたぁぁぁ」
「あーちょっと疲れた……ディーヴァじゃないけどオレもおなか眠い」
ちなみに、このおなか眠いという言葉は、ただ単におなか空いたというのと眠いというのをかけあわせた造語である。
深くつっこまないように。
「うん。早く帰りたいよねー。でも今から向かうのは魔界方面だという……フフフ」
ゲッソリと言い放つディーヴァのその目は半分死んでいる。
そんな状態で、ディーヴァはオリハルコンの欠片を三つ懐から取り出してはめこむ。
「あなたの心、アンロック!」
「なんだそりゃ」
「気にしなくていいよ、小ネタを挟まないとやってられないって心の声がしてさー」
しっかり奥まではめこむと、昇降機は大きな音を立てて起動してゆき、その扉が開いた。
「よし、上に行こ!」
「ああ」
二人を乗せ、高く高くあがってゆく昇降機。
魔界にまた一つ近くなった。