mission 15:three fragments of orihalcon ~塔はぐるぐる回る~
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「お、ここは……」
二人は地底湖だったところに辿り着いた。
前は下に勢いよく水が流れ、奥にはネヴァンの住みかに繋がる滝があった場所だが、今はみるかげもない。
「まだこの『ダンテとディーヴァが行く!オリハルコンの欠片お探しツアーinテメンニグル!』では来てないところだね。
きっとこの先にあると思うよ、行こうダン……」
ガチャ。
…………ぱたむ。
ディーヴァは無言で閉じた。
そしてひきつった笑みで、ダンテに笑いかける。
「えへ?」
「なんだ、またなんかいたのか?今度はなんだ、ゴキブリの悪魔でも?」
「そうじゃない、そうじゃないんだけどさ……あたしここ行くの嫌、ほんと嫌」
一度閉じた扉をそっと開けて中を覗く。
そこにあるのは、先ほどと同じ部屋ごと横倒しになったような円刃のフロアだ。
だが、場所は違うようだ。
部屋の色や作りが微妙に異なる。
「円刃な」
「うん、それも嫌だけど、あたしが言ってるのはアッチ」
ディーヴァが指差す先には、ケケケと笑い声をあげているソウルイーターが浮かんでいた。
ある意味この悪魔もディーヴァにとってトラウマだろう。
「ああ……なるほど」
ちょうどこの先にキラリと光るオリハルコンの欠片が落ちているのが見えているし、宝探しの冒険もここでおわりだろう。
アレを手に入れたらあとはゴールへ突き進むのみ。
「ディーヴァ、ここで決して背を向けずじっとして待ってろ」
「うん、動かないで待ってるね」
ディーヴァは素直に頷いた。
ダンテは向かってくるソウルイーターの群れを、ショットガンのファイアワークスとチャージショットで確実にしとめる。
もちろん、円刃には全く触れず怪我もなし。
そして、最後のオリハルコンの欠片を手に入れたダンテは、すぐにこの地をあとにした。
「おかえりダンテ」
「ただいま、ディーヴァ。最後のひと欠片、無事に手に入れたぜ!」
「じゃあ、あとは昇降機へ一直線だよね!」
サクサク終わらせて上の階へ行っちゃおう!
ディーヴァは、その場にあった紋章をダンテに起動させた。
戻るとそこは昇降機のフロア。
だが、昇降機までの道はなかった。
「あうぅ~すぐそこに昇降機が見えてるのにそっちに行けないもどかしさ……」
「飛べばいいじゃん」
ダンテは魔人化の翼で、ディーヴァは自身の天使の翼か無理ならダンテに掴まって飛べばいい。
さらりと言ってのけるが、それは無理である。
「飛びたいけど、見えない壁があるよここ」
「なんだと、くそ……面倒くさいな……」
見えない壁に遮られ、昇降機の正面に行くことはできない。
もう一度、紋章を起動した方がよさそうである。
「こっちはなんだ?」
紋章ではないが、何やら細かい文字の彫られた石碑が立ちふさがっていた。
「えーとね、『この先は下界へ戻る道、魔界に進むには中央から天空に進めばよい』だって」
このテメンニグルから出て地上に帰る道があるということだろう。
「あたし、この先に行こうかなー」
「却下」
「だよね……うう、おうち帰りたいよ…。ベッドでゆっくり眠りたいし、おなかも空いてるし……」
きゅるるる~。
ちょうどよいタイミングでディーヴァの腹の虫が鳴いた。
「ダンテ、おなか眠い」
「はいはい、もう少し我慢しような。終わったらベッド入ってゆっくり眠ろうぜ」
「……どこでよ?」
ベッドどころか、家すら大破している。
その言葉にダンテはしばし詰まってから答えた。
「…………それはあとで考える」
二人は地底湖だったところに辿り着いた。
前は下に勢いよく水が流れ、奥にはネヴァンの住みかに繋がる滝があった場所だが、今はみるかげもない。
「まだこの『ダンテとディーヴァが行く!オリハルコンの欠片お探しツアーinテメンニグル!』では来てないところだね。
きっとこの先にあると思うよ、行こうダン……」
ガチャ。
…………ぱたむ。
ディーヴァは無言で閉じた。
そしてひきつった笑みで、ダンテに笑いかける。
「えへ?」
「なんだ、またなんかいたのか?今度はなんだ、ゴキブリの悪魔でも?」
「そうじゃない、そうじゃないんだけどさ……あたしここ行くの嫌、ほんと嫌」
一度閉じた扉をそっと開けて中を覗く。
そこにあるのは、先ほどと同じ部屋ごと横倒しになったような円刃のフロアだ。
だが、場所は違うようだ。
部屋の色や作りが微妙に異なる。
「円刃な」
「うん、それも嫌だけど、あたしが言ってるのはアッチ」
ディーヴァが指差す先には、ケケケと笑い声をあげているソウルイーターが浮かんでいた。
ある意味この悪魔もディーヴァにとってトラウマだろう。
「ああ……なるほど」
ちょうどこの先にキラリと光るオリハルコンの欠片が落ちているのが見えているし、宝探しの冒険もここでおわりだろう。
アレを手に入れたらあとはゴールへ突き進むのみ。
「ディーヴァ、ここで決して背を向けずじっとして待ってろ」
「うん、動かないで待ってるね」
ディーヴァは素直に頷いた。
ダンテは向かってくるソウルイーターの群れを、ショットガンのファイアワークスとチャージショットで確実にしとめる。
もちろん、円刃には全く触れず怪我もなし。
そして、最後のオリハルコンの欠片を手に入れたダンテは、すぐにこの地をあとにした。
「おかえりダンテ」
「ただいま、ディーヴァ。最後のひと欠片、無事に手に入れたぜ!」
「じゃあ、あとは昇降機へ一直線だよね!」
サクサク終わらせて上の階へ行っちゃおう!
ディーヴァは、その場にあった紋章をダンテに起動させた。
戻るとそこは昇降機のフロア。
だが、昇降機までの道はなかった。
「あうぅ~すぐそこに昇降機が見えてるのにそっちに行けないもどかしさ……」
「飛べばいいじゃん」
ダンテは魔人化の翼で、ディーヴァは自身の天使の翼か無理ならダンテに掴まって飛べばいい。
さらりと言ってのけるが、それは無理である。
「飛びたいけど、見えない壁があるよここ」
「なんだと、くそ……面倒くさいな……」
見えない壁に遮られ、昇降機の正面に行くことはできない。
もう一度、紋章を起動した方がよさそうである。
「こっちはなんだ?」
紋章ではないが、何やら細かい文字の彫られた石碑が立ちふさがっていた。
「えーとね、『この先は下界へ戻る道、魔界に進むには中央から天空に進めばよい』だって」
このテメンニグルから出て地上に帰る道があるということだろう。
「あたし、この先に行こうかなー」
「却下」
「だよね……うう、おうち帰りたいよ…。ベッドでゆっくり眠りたいし、おなかも空いてるし……」
きゅるるる~。
ちょうどよいタイミングでディーヴァの腹の虫が鳴いた。
「ダンテ、おなか眠い」
「はいはい、もう少し我慢しような。終わったらベッド入ってゆっくり眠ろうぜ」
「……どこでよ?」
ベッドどころか、家すら大破している。
その言葉にダンテはしばし詰まってから答えた。
「…………それはあとで考える」