mission 15:three fragments of orihalcon ~塔はぐるぐる回る~
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その扉を開けると広がるのは、歯車機関室だった。
しかも最初の時とは違い、歯車が回転しており気をつけなくてはその端に取り付けられた刃ですっぱり首が飛ぶ仕掛けである。
「あたし行きたくない、行きたくないッ!頼むからここに居させてー!!」
いやいやと首を振るディーヴァ。
だが、ダンテはそんなディーヴァを小脇に抱えると、軽く飛んでいった。
「こんなとこにおいてったら逆に悪魔の餌食だっつの」
「はうぅ~……」
そう、この場所の脅威となるものは仕掛けだけではなく、空間を縦横無尽に飛び回るブラッドゴイルだ。
ダンテにとっては雑魚悪魔だが、ディーヴァにとってはこの悪魔一匹すら脅威である。
抱えられてドナドナされながらも、ディーヴァはフロア内の設置物に目を向ける。
壁にかかっているのは先ほども起動した紋章だった。
「あ、ここにも紋章があるよダンテ」
「今はここを抜けるのが先だ」
ダンテは恐がり続けるディーヴァを気遣ってか、その場を足早に抜け、次の扉をくぐった。
そして、その次のフロアも見覚えのある場所だった。
「ディーヴァが触手にイイことされそうになったのを脳内永久保存した場所、か」
「うん、そうみたい。かなり危ないのが追加されてるみたいだけどね」
前に見た時はソウルイーターが初出現した、非常に長い道のりの場所だ。
今は刃がギロチンのように、来る者を斬り刻もうと振り下ろされ続け、さらにはデュラハンが待ち構えている。
「さっさと抜けるか、それとも今度はディーヴァにここで待っててもらって……」
「その前に一ついい?」
「なんだ」
「脳内永久保存ってなぁに?」
すごく気になったことを聞いてみるディーヴァ。
だが、ダンテは言葉に詰まり、しばし無言を貫いたあとゆっくりと言葉を発した。
「……とりあえず悪魔を殲滅して向こうを見てくるから、今度こそここで待機な」
「話そらしたー!!
まあ、いいけど?ダンテこそスライスされないように気を付けてね。あたし、スライスチーズみたいになったダンテを回収するのいやだからね」
「はいはい。でもチーズなら好きだよな」
「血みどろのチーズはいりません」
これ以上聞いても無理、そう判断したのかすっぱりきっぱり諦め、ディーヴァはダンテを送り出した。
ダンテなら多分大丈夫だとは思うが、心配は心配である。
ダンテは迫りくる悪魔、仕掛けもなんのその。
悪魔を殲滅し、刃も軽くダッシュでなんなくよけきった。
最奥にあった物、それはまたもや赤く光る宝石のような物。
オリハルコンだが、こちらは完全な物ではなくちょうど一つくらいに分かれた欠片といったところ。
「オリハルコンの欠片か。これオレ達が手に入れたやつが割れたのか?」
はめこむ場所もちょうど三つ。
ならばこれをはめ込むのが道理だろうと考える。
ということで、あと二つの欠片を見つけなくては。
「休ませる気はないってことか、恐ろしいね!」
スイー。
来た的とはうってかわり、滑るように楽々戻ったダンテは、その勢いのままディーヴァを抱きしめた。
そして手の中のオリハルコンの欠片を見せつける。
「ただいま、ディーヴァ」
「おかえりなさい。ああ、はめ込むための物を無事に手に入れたんだね」
「ん。ただ、あと二つこれを見つけないといけねぇみたいだぞ。頑張れるか、オレの頭脳は?」
「もちろん。ダンテの頭脳役は、頑張るよ」
自身もぎゅーっとダンテに抱きつきながら、その温かさを堪能するようにお互いを確かめ合った。
しかも最初の時とは違い、歯車が回転しており気をつけなくてはその端に取り付けられた刃ですっぱり首が飛ぶ仕掛けである。
「あたし行きたくない、行きたくないッ!頼むからここに居させてー!!」
いやいやと首を振るディーヴァ。
だが、ダンテはそんなディーヴァを小脇に抱えると、軽く飛んでいった。
「こんなとこにおいてったら逆に悪魔の餌食だっつの」
「はうぅ~……」
そう、この場所の脅威となるものは仕掛けだけではなく、空間を縦横無尽に飛び回るブラッドゴイルだ。
ダンテにとっては雑魚悪魔だが、ディーヴァにとってはこの悪魔一匹すら脅威である。
抱えられてドナドナされながらも、ディーヴァはフロア内の設置物に目を向ける。
壁にかかっているのは先ほども起動した紋章だった。
「あ、ここにも紋章があるよダンテ」
「今はここを抜けるのが先だ」
ダンテは恐がり続けるディーヴァを気遣ってか、その場を足早に抜け、次の扉をくぐった。
そして、その次のフロアも見覚えのある場所だった。
「ディーヴァが触手にイイことされそうになったのを脳内永久保存した場所、か」
「うん、そうみたい。かなり危ないのが追加されてるみたいだけどね」
前に見た時はソウルイーターが初出現した、非常に長い道のりの場所だ。
今は刃がギロチンのように、来る者を斬り刻もうと振り下ろされ続け、さらにはデュラハンが待ち構えている。
「さっさと抜けるか、それとも今度はディーヴァにここで待っててもらって……」
「その前に一ついい?」
「なんだ」
「脳内永久保存ってなぁに?」
すごく気になったことを聞いてみるディーヴァ。
だが、ダンテは言葉に詰まり、しばし無言を貫いたあとゆっくりと言葉を発した。
「……とりあえず悪魔を殲滅して向こうを見てくるから、今度こそここで待機な」
「話そらしたー!!
まあ、いいけど?ダンテこそスライスされないように気を付けてね。あたし、スライスチーズみたいになったダンテを回収するのいやだからね」
「はいはい。でもチーズなら好きだよな」
「血みどろのチーズはいりません」
これ以上聞いても無理、そう判断したのかすっぱりきっぱり諦め、ディーヴァはダンテを送り出した。
ダンテなら多分大丈夫だとは思うが、心配は心配である。
ダンテは迫りくる悪魔、仕掛けもなんのその。
悪魔を殲滅し、刃も軽くダッシュでなんなくよけきった。
最奥にあった物、それはまたもや赤く光る宝石のような物。
オリハルコンだが、こちらは完全な物ではなくちょうど一つくらいに分かれた欠片といったところ。
「オリハルコンの欠片か。これオレ達が手に入れたやつが割れたのか?」
はめこむ場所もちょうど三つ。
ならばこれをはめ込むのが道理だろうと考える。
ということで、あと二つの欠片を見つけなくては。
「休ませる気はないってことか、恐ろしいね!」
スイー。
来た的とはうってかわり、滑るように楽々戻ったダンテは、その勢いのままディーヴァを抱きしめた。
そして手の中のオリハルコンの欠片を見せつける。
「ただいま、ディーヴァ」
「おかえりなさい。ああ、はめ込むための物を無事に手に入れたんだね」
「ん。ただ、あと二つこれを見つけないといけねぇみたいだぞ。頑張れるか、オレの頭脳は?」
「もちろん。ダンテの頭脳役は、頑張るよ」
自身もぎゅーっとダンテに抱きつきながら、その温かさを堪能するようにお互いを確かめ合った。