mission 15:three fragments of orihalcon ~塔はぐるぐる回る~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
フォールンが光に包まれて消滅したと同時に、赤い悪魔の封印も消えた。
「やっと先へ進めるね」
「ああ……と、その前にディーヴァ」
「なあに?」
「なんでお前、空から落っこちてきた?」
ダンテはずっと思っていた疑問を投げ掛けた。
非常食に考えていたぐらいだ、アーカムが突き落とすとは思えない。
かといってディーヴァが自ら身を投げるなんてことも考えにくい。
なぜならディーヴァはダンテと『勝手に死なない、死のうとなんて思わない……生きる!』という約束をしているのだから。
自殺、ダメ、絶対。
ディーヴァはその背に先ほどまで生えていた翼をもう一度、自分の意思で出し羽を広げた。
自分の意思で、ここ重要。
フォールンのとは比べられないほど神々しい、驚きの白さ!
「おお、自分の意思で出せるようになったのか!?」
「絶対出せる!!とは言えないんだけど、まあ少しの間なら……うん、たま~〜〜〜〜に、かな?」
「たまにのタメ、長すぎおつ。
他にもなんか出来るようになったのか?」
しょんぼりといった顔をして首をふるディーヴァ。
「天使の結界も自分で張れるかなーって思って試しにやってみたけど、ダメだったしなんとも言えない。もし張れたら変態ダンテがあたしに触れない状態になるはずだったんだけどなあ……がっかり」
「変態!?ディーヴァはそんなにオレがいやなのか!?オレに触られたくないほどに!?」
「ばか!
本当に嫌なら、一緒にいません!だから、試しにだってば!」
「ならいい。それはともかく、たまにだろうが、自分の意思で翼が出せただけでもすごい進歩だと、オレは思うぜ」
ダンテは自分のことのように喜び、ディーヴァの頭をぐりぐりと撫でた。
ディーヴァはその行動を甘んじて受け入れたまま、ぼそぼそ呟く。
「でも、出した瞬間に自分も吹き飛んじゃったんだよね……」
「そんで落ちたってわけか」
「うん、そうなの。なんにもならないし、使えないから出す意味ない。……これは封印する。
笑ってくれてもいいのよダンテ」
ずーん、とそんな効果音をたて、ディーヴァはうつむいた。
そんな落ち込んでいるディーヴァを誰が笑えようか。
「まあ……結果オーライだろ。
運命に導かれてオレとの再会を果たせた。それで十分だって」
「そう……かな。うん、そうだね!」
相変わらずクサイセリフだが、ディーヴァは嬉しそうに笑顔を浮かべ、ダンテと共に進んだ。
「やっと先へ進めるね」
「ああ……と、その前にディーヴァ」
「なあに?」
「なんでお前、空から落っこちてきた?」
ダンテはずっと思っていた疑問を投げ掛けた。
非常食に考えていたぐらいだ、アーカムが突き落とすとは思えない。
かといってディーヴァが自ら身を投げるなんてことも考えにくい。
なぜならディーヴァはダンテと『勝手に死なない、死のうとなんて思わない……生きる!』という約束をしているのだから。
自殺、ダメ、絶対。
ディーヴァはその背に先ほどまで生えていた翼をもう一度、自分の意思で出し羽を広げた。
自分の意思で、ここ重要。
フォールンのとは比べられないほど神々しい、驚きの白さ!
「おお、自分の意思で出せるようになったのか!?」
「絶対出せる!!とは言えないんだけど、まあ少しの間なら……うん、たま~〜〜〜〜に、かな?」
「たまにのタメ、長すぎおつ。
他にもなんか出来るようになったのか?」
しょんぼりといった顔をして首をふるディーヴァ。
「天使の結界も自分で張れるかなーって思って試しにやってみたけど、ダメだったしなんとも言えない。もし張れたら変態ダンテがあたしに触れない状態になるはずだったんだけどなあ……がっかり」
「変態!?ディーヴァはそんなにオレがいやなのか!?オレに触られたくないほどに!?」
「ばか!
本当に嫌なら、一緒にいません!だから、試しにだってば!」
「ならいい。それはともかく、たまにだろうが、自分の意思で翼が出せただけでもすごい進歩だと、オレは思うぜ」
ダンテは自分のことのように喜び、ディーヴァの頭をぐりぐりと撫でた。
ディーヴァはその行動を甘んじて受け入れたまま、ぼそぼそ呟く。
「でも、出した瞬間に自分も吹き飛んじゃったんだよね……」
「そんで落ちたってわけか」
「うん、そうなの。なんにもならないし、使えないから出す意味ない。……これは封印する。
笑ってくれてもいいのよダンテ」
ずーん、とそんな効果音をたて、ディーヴァはうつむいた。
そんな落ち込んでいるディーヴァを誰が笑えようか。
「まあ……結果オーライだろ。
運命に導かれてオレとの再会を果たせた。それで十分だって」
「そう……かな。うん、そうだね!」
相変わらずクサイセリフだが、ディーヴァは嬉しそうに笑顔を浮かべ、ダンテと共に進んだ。