mission 15:three fragments of orihalcon ~塔はぐるぐる回る~
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ディーヴァとの再会を確かめあったダンテ。
二人は目の前の扉入ろうとしたが、そこに立ち塞がるのは赤き封印と空から舞い落ちる天使の羽のような物だった。
悪魔の禍々しい気配さえなければ天使と見間違える風貌の悪魔、フォールンだ。
「お、ディーヴァの親戚が来なすったか!」
「あたしの親戚!?どこが!」
「この悪魔、ネヴァンによると元天使らしいぞ」
「失礼ね!どう考えても違うでしょ!
ぜんっぜん似てないし、あたしは胸にあんな顔ついてる?」
「思わず揉みたくなるおっぱいならついてる」
「ダンテの変態!」
「ほめ言葉だな」
ぷりぷり怒るかわいいディーヴァを見つめては笑い飛ばすダンテだが、胸に顔とはどういうことだろうか。
ダンテは目の前を浮かぶフォールンを見る。
そこにはずっと見ることが叶わなかった体をさらすフォールンが、惜しげもなく羽を広げていた。
「げ……まじかよ」
羽を閉じたままなら神々しく見えてまだ良かったのに、その胸部には禍々しく大きな顔がついていた。
そのグロさたるや、まさに悪魔である。
ここにきて初めて、ダンテはその体についた悪魔の顔を目撃することになり、ガッカリしたようだ。
「なんだよ、掃き溜めみてえなツラついてたのか。期待して損した……やっぱりオレの天使はディーヴァだけだな、うんうん」
腕を組んでのんきに頷いている。
そんなダンテにしびれを切らしたか、フォールンは手にした剣をかまえ向かってきた。
「ダンテ、そんなことよりよけて!」
「心配すんなって」
間合いを詰めながらの鋭い突きが繰り出される。
ダンテは軽くディーヴァを抱えると、地を蹴ってそこから移動した。
「うひゃぁ!」
安全圏へと移動し、ディーヴァをそっとおろしたダンテ。
慈しむような表情でディーヴァを見つめた後、再びフォールンに向かう。
飛び出してきたダンテという獲物に、フォールンも攻撃をしかけた。
だが、獲物になったのはダンテではなくフォールンだった。
「さぁて、ロックの時間だ、ぜっ!」
自分のもとにフォールンを集めたダンテはネヴァンを鎌の形に変形させると、体の回りでヌンチャクか何かのように高速で回転させた。
その鋭く研ぎ澄まされた刃に斬り刻まれ、フォールンが叫びをあげながら散り散りになる。
そしてダンテは仕上げにと、電撃の嵐を浴びせて決めた。
フィードバックからのクレイジーロール、鎌状のネヴァンを回転させ電撃をまといながらダンテ自身も高速回転。
まさにイカれたギタープレイである。
フォールンはそんなかっこよく決めたダンテに拍手を送るどころではない。
虫の息となっているためか、素早く飛び上がりその場から逃げた。
「あ、こら、逃げるなっつの!だがな、空中に逃げようったってそうはいかねぇ!」
追いかけて自身も飛ぶダンテだったが、フォールンは高く高く飛び上がりそこから光輝く剣をダンテめがけて投げつけた。
「うおっと!」
「きゃあ!」
なんとか紙一重で裂けたダンテ。
だが、その剣は危ないことにディーヴァの足元へと深く突き刺さる。
「ッディーヴァ!!」
イヤな予感のしたダンテは、エアトリックを駆使してディーヴァの元へ一瞬で向かうと、ジャストブロック……魔力での防御壁でその攻撃を防いだ。
その予感は的中したようで、さらに光を放ち続けた剣は突然爆発した。
「堕天使の雷攻撃か……!」
「まるで天使から悪魔へのおしおきとか罰って感じ」
ダンテが間に合わなかったら爆発に巻き込まれていたに違いないが、その心は冗談を言えるほどに回復していた。
口元に笑みを浮かべ、ダンテはディーヴァの鼻の頭をつまんでみせる。
「ばーか、今のはオレじゃなくてどだからどう見てもお前狙いだったろうが」
「わ、俺鼻もげちゃう!
……ぷは、じゃあ悪魔と恋愛してる天使への、あたしへの天罰ってこと?」
「さあな、こいつらはもう堕天使……悪魔だ。天罰とは違うんじゃねぇか?
とりあえずここからは御退場願おうか!!」
ダンテはネヴァンからアグニとルドラに持ち替えると、高くジャンプ。フォールンより高い位置から二刀を使い斬り刻んだ。
そのまま宙を踊るような動きを魅せつけて、体に回転をかけ真下に降り立つ。
まだだ、まだあと一撃が足りない。
トドメを刺すべく、エアトリックを使いまたも相手の頭上に現れたダンテ。
最後に一番の相棒リベリオンに装備を替え、兜割りでフィニッシュしたのだった。
二人は目の前の扉入ろうとしたが、そこに立ち塞がるのは赤き封印と空から舞い落ちる天使の羽のような物だった。
悪魔の禍々しい気配さえなければ天使と見間違える風貌の悪魔、フォールンだ。
「お、ディーヴァの親戚が来なすったか!」
「あたしの親戚!?どこが!」
「この悪魔、ネヴァンによると元天使らしいぞ」
「失礼ね!どう考えても違うでしょ!
ぜんっぜん似てないし、あたしは胸にあんな顔ついてる?」
「思わず揉みたくなるおっぱいならついてる」
「ダンテの変態!」
「ほめ言葉だな」
ぷりぷり怒るかわいいディーヴァを見つめては笑い飛ばすダンテだが、胸に顔とはどういうことだろうか。
ダンテは目の前を浮かぶフォールンを見る。
そこにはずっと見ることが叶わなかった体をさらすフォールンが、惜しげもなく羽を広げていた。
「げ……まじかよ」
羽を閉じたままなら神々しく見えてまだ良かったのに、その胸部には禍々しく大きな顔がついていた。
そのグロさたるや、まさに悪魔である。
ここにきて初めて、ダンテはその体についた悪魔の顔を目撃することになり、ガッカリしたようだ。
「なんだよ、掃き溜めみてえなツラついてたのか。期待して損した……やっぱりオレの天使はディーヴァだけだな、うんうん」
腕を組んでのんきに頷いている。
そんなダンテにしびれを切らしたか、フォールンは手にした剣をかまえ向かってきた。
「ダンテ、そんなことよりよけて!」
「心配すんなって」
間合いを詰めながらの鋭い突きが繰り出される。
ダンテは軽くディーヴァを抱えると、地を蹴ってそこから移動した。
「うひゃぁ!」
安全圏へと移動し、ディーヴァをそっとおろしたダンテ。
慈しむような表情でディーヴァを見つめた後、再びフォールンに向かう。
飛び出してきたダンテという獲物に、フォールンも攻撃をしかけた。
だが、獲物になったのはダンテではなくフォールンだった。
「さぁて、ロックの時間だ、ぜっ!」
自分のもとにフォールンを集めたダンテはネヴァンを鎌の形に変形させると、体の回りでヌンチャクか何かのように高速で回転させた。
その鋭く研ぎ澄まされた刃に斬り刻まれ、フォールンが叫びをあげながら散り散りになる。
そしてダンテは仕上げにと、電撃の嵐を浴びせて決めた。
フィードバックからのクレイジーロール、鎌状のネヴァンを回転させ電撃をまといながらダンテ自身も高速回転。
まさにイカれたギタープレイである。
フォールンはそんなかっこよく決めたダンテに拍手を送るどころではない。
虫の息となっているためか、素早く飛び上がりその場から逃げた。
「あ、こら、逃げるなっつの!だがな、空中に逃げようったってそうはいかねぇ!」
追いかけて自身も飛ぶダンテだったが、フォールンは高く高く飛び上がりそこから光輝く剣をダンテめがけて投げつけた。
「うおっと!」
「きゃあ!」
なんとか紙一重で裂けたダンテ。
だが、その剣は危ないことにディーヴァの足元へと深く突き刺さる。
「ッディーヴァ!!」
イヤな予感のしたダンテは、エアトリックを駆使してディーヴァの元へ一瞬で向かうと、ジャストブロック……魔力での防御壁でその攻撃を防いだ。
その予感は的中したようで、さらに光を放ち続けた剣は突然爆発した。
「堕天使の雷攻撃か……!」
「まるで天使から悪魔へのおしおきとか罰って感じ」
ダンテが間に合わなかったら爆発に巻き込まれていたに違いないが、その心は冗談を言えるほどに回復していた。
口元に笑みを浮かべ、ダンテはディーヴァの鼻の頭をつまんでみせる。
「ばーか、今のはオレじゃなくてどだからどう見てもお前狙いだったろうが」
「わ、俺鼻もげちゃう!
……ぷは、じゃあ悪魔と恋愛してる天使への、あたしへの天罰ってこと?」
「さあな、こいつらはもう堕天使……悪魔だ。天罰とは違うんじゃねぇか?
とりあえずここからは御退場願おうか!!」
ダンテはネヴァンからアグニとルドラに持ち替えると、高くジャンプ。フォールンより高い位置から二刀を使い斬り刻んだ。
そのまま宙を踊るような動きを魅せつけて、体に回転をかけ真下に降り立つ。
まだだ、まだあと一撃が足りない。
トドメを刺すべく、エアトリックを使いまたも相手の頭上に現れたダンテ。
最後に一番の相棒リベリオンに装備を替え、兜割りでフィニッシュしたのだった。