mission 14:no one can take your place ~キミを目指して~
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地底御苑についた。
ここではディーヴァと背中流しっこしたっけな……。
え?ちょっと違うって?
少しくらい脚色した妄想させろ。
その時は水が滝のように流れ落ちていたが、今や水はまったく流れ落ちておらず、代わりに時折上から砂埃がパラパラと降ってきていた。
扉を開けると、そこは変わらず地下水脈。
数体のエニグマが「お帰りなさいませご主人様~!地獄へヨウコソ!」とでもいうかのように、矢をバンバン撃ってお出迎えしているがダンテは軽くスルー。
怪しいワープホールもあるが、それすらスルーして地下水脈を後にすることにした。
出た場所といえば見覚えのある、黒曜石通路。
向こう岸に見えるのは間違いない、さっき通ったばかりの狭い通路だ。
「なるほどここに繋がるのか……って、え゛!
つまりさっきの場所で魔人化の翼を使ってひとっ飛びすりゃよかったじゃねーか」
がっくり、項垂れるダンテの目の前に現れるは大量のチェスメン。
ダンテががっかりした気持ちを全てぶつけるとすぐに消えるが今度は反対側にも同じ悪魔が湧き出す。
そしてそっちを片付ければまた反対側が……。
うわあエンドレス。
「うわあああ!これなんて数の暴力だ!!」
他に道もなさそうだし、これは先ほどのワープホールに行くほかなさそうだ。
何よりもうチェスとのお遊びには飽きた。
ダンテは戦闘から離脱し、ワープホールへと飛び込むのだった。
ワープホールが繋がっていたのはなんとディーヴァの大嫌いなラブプラネット店内だった。
ちょうどポールが立っていたその場所に出現している。
「まさか地上に出ちまうとは……」
これは困った。
上に行きたいところだが、反対に下に来てしまったようだ。
「ま、他に道はなかったし、散策してみるか」
ダンテが店から出ると広がるのは相変わらず人っ子ひとりいないスラム街と、さらに巨大に迫るテメンニグルの塔。
「おー……でっかく成長したもんだな。ここ……なんとかして駆け上がれねーかな」
感心するかのように上まで仰ぎ見ては、登れそうなところがないか目で辿っていく。
「……ん?」
赤い物が引っかかって落ちかけている。
それはレディが乗っていたバイクだった。
今にも落ちそうになっているが、間に合って手に入れば何とか上に行けるかもしれない。
ダンテは小走りで駆け寄ってケルべロスの鎖を投げつけてのばし……。
あれ……ない!!
しまった!ケルベロスはディーヴァに持たせたままだった!!
『ダンテ……ディーヴァに我を渡しても後悔するなよ?いいか、絶対だぞ』
あの言葉が脳裏によぎる。
そうか、ケルベロスはこのことを言っていたのか!!
/(^o^)\ダンテコッタイ!
ダンテはしかたなしにトリプルダッシュを決めると、落下地点でバイクを受け止めるのだった。
「ちぇ……かっこよく入手してそのまま上に爆音あげて進んでく予定だったのに……まあいいか」
一度地面に降ろしてエンジンを入れなおすと、ダンテはバイクにまたがり助走をつけて壁を登りだした。
「壁を登るとか、普通のバイクにそんなパワーないでしょ!」
そんなディーヴァの鋭いツッコミ目指してダンテは落ちてくる瓦礫をよけ、時に雄叫びをあげ、そして塔にいた悪魔をそのバイクの遠心力やら推進力を駆使して倒していく。
まるでバイクというよりはひとつの武器のように使われたバイクは、最終的に無理がたたったのか、はダンテの持つハンドルのみ残して爆発した。
なお、今後何年も経ってから、バイクに変形できる武器が手に入るのを、ダンテはおろかディーヴァさえ知らない。
そしてハンドルを投げ捨てダンテはさらなる高みを目指すのであった。
ここではディーヴァと背中流しっこしたっけな……。
え?ちょっと違うって?
少しくらい脚色した妄想させろ。
その時は水が滝のように流れ落ちていたが、今や水はまったく流れ落ちておらず、代わりに時折上から砂埃がパラパラと降ってきていた。
扉を開けると、そこは変わらず地下水脈。
数体のエニグマが「お帰りなさいませご主人様~!地獄へヨウコソ!」とでもいうかのように、矢をバンバン撃ってお出迎えしているがダンテは軽くスルー。
怪しいワープホールもあるが、それすらスルーして地下水脈を後にすることにした。
出た場所といえば見覚えのある、黒曜石通路。
向こう岸に見えるのは間違いない、さっき通ったばかりの狭い通路だ。
「なるほどここに繋がるのか……って、え゛!
つまりさっきの場所で魔人化の翼を使ってひとっ飛びすりゃよかったじゃねーか」
がっくり、項垂れるダンテの目の前に現れるは大量のチェスメン。
ダンテががっかりした気持ちを全てぶつけるとすぐに消えるが今度は反対側にも同じ悪魔が湧き出す。
そしてそっちを片付ければまた反対側が……。
うわあエンドレス。
「うわあああ!これなんて数の暴力だ!!」
他に道もなさそうだし、これは先ほどのワープホールに行くほかなさそうだ。
何よりもうチェスとのお遊びには飽きた。
ダンテは戦闘から離脱し、ワープホールへと飛び込むのだった。
ワープホールが繋がっていたのはなんとディーヴァの大嫌いなラブプラネット店内だった。
ちょうどポールが立っていたその場所に出現している。
「まさか地上に出ちまうとは……」
これは困った。
上に行きたいところだが、反対に下に来てしまったようだ。
「ま、他に道はなかったし、散策してみるか」
ダンテが店から出ると広がるのは相変わらず人っ子ひとりいないスラム街と、さらに巨大に迫るテメンニグルの塔。
「おー……でっかく成長したもんだな。ここ……なんとかして駆け上がれねーかな」
感心するかのように上まで仰ぎ見ては、登れそうなところがないか目で辿っていく。
「……ん?」
赤い物が引っかかって落ちかけている。
それはレディが乗っていたバイクだった。
今にも落ちそうになっているが、間に合って手に入れば何とか上に行けるかもしれない。
ダンテは小走りで駆け寄ってケルべロスの鎖を投げつけてのばし……。
あれ……ない!!
しまった!ケルベロスはディーヴァに持たせたままだった!!
『ダンテ……ディーヴァに我を渡しても後悔するなよ?いいか、絶対だぞ』
あの言葉が脳裏によぎる。
そうか、ケルベロスはこのことを言っていたのか!!
/(^o^)\ダンテコッタイ!
ダンテはしかたなしにトリプルダッシュを決めると、落下地点でバイクを受け止めるのだった。
「ちぇ……かっこよく入手してそのまま上に爆音あげて進んでく予定だったのに……まあいいか」
一度地面に降ろしてエンジンを入れなおすと、ダンテはバイクにまたがり助走をつけて壁を登りだした。
「壁を登るとか、普通のバイクにそんなパワーないでしょ!」
そんなディーヴァの鋭いツッコミ目指してダンテは落ちてくる瓦礫をよけ、時に雄叫びをあげ、そして塔にいた悪魔をそのバイクの遠心力やら推進力を駆使して倒していく。
まるでバイクというよりはひとつの武器のように使われたバイクは、最終的に無理がたたったのか、はダンテの持つハンドルのみ残して爆発した。
なお、今後何年も経ってから、バイクに変形できる武器が手に入るのを、ダンテはおろかディーヴァさえ知らない。
そしてハンドルを投げ捨てダンテはさらなる高みを目指すのであった。