mission 13:duel again ~VSバージル2~
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アーカムは続ける。
「お前が必要だった。巫女の血を引く女であるお前が……。
お前なくしてこの儀式は完了しない」
レディはその巫女の血をひいた一族の末裔だったらしい。
母方の血筋か父方……つまりアーカムの血筋か。
もしも後者だったとしたら先祖泣かせの所業、悪魔の塔を封じようと奮闘した一族へのとんだ裏切り行為だろう。
どちらにせよ、許せないことには変わりない。
そう……つまり。
ダンテもバージルも、そしてレディさえも、すべてはアーカムの手のひらで踊らされていたのだ。
アーカムは再びジェスターの姿へ変わる。
レディの傷口から刃を抜き取って抱え、踊っていた。
「メチャ苦労したぜ!途中で誰かがおっ死んだら計画が台無しになっちまうわけよ!
そこでお互いを戦わせて弱らせつつ、無事にここに着けるように案内してたのさ!」
そんな策略があったため、馬鹿なダンテに……おっと失敬!……塔内で迷っていたダンテに道を教えていたらしい。
「こーんなおバカちゃんに変装までしてな!」
おバカちゃん。
そう言っている割にノリノリで楽しんでいるようにしかみえないのは、気のせいだろうか。
「おネンネの時間だよメアリ、ママの所に連れてってあげよう」
囁くようにレディに言うアーカムは、ハハハハハハハハ!!と、大口を開けて笑う。
「やってみな」
アーカムが馬鹿笑いしている隙に態勢を立て直したか、レディは痛みをおさえミサイルランチャーを構え、銃口を押しあてた。
続けてダンテ、そしてバージルも立ち上がりその首にリベリオン、閻魔刀を押し付ける。
戦闘のダメージから、ようやく回復したようだ。
「道化は退場の時間だ、アーカム」
「サーカスは終わりって事さ」
前門の虎、後門の狼、ついでに抜け道にも獅子状態。
絶体絶命、この状態から逃げられる者などいないだろう。
だが、アーカムは姿を戻すと、落ち着きはらってしゃべった。
「なるほど……さすがに悪魔の血を引くだけのことはある。だが何か忘れていないかねバージル。封印は解かれたのだ。
……この次は何が起こると思う?」
その問い掛けと共に中央の封印装置が作動しだす。
「……来たれ混沌」
赤く発光しだして、装置が塔ごと動き出す。
三人が気付いたときには遅かった。
アーカムは素早い動きで足払いを繰り出し、三人を場外へと弾き飛ばした。
ディーヴァを守ろうと手をのばしたダンテから、一瞬で奪い去り抱えあげて……。
「ディーヴァー!!」
「そこで待っていろ、新しい神の誕生をな!私はこれからこの天使を使い、スパーダさえも超える強大な力を手にする!
全ての力は、私の物だ!!」
ワーハッッハッハッハ!!
叫ぶような笑い声が響く。
塔が大きく変動したことで足場が崩れ、怪我で素早く動けないレディを、ダンテは助けた。
この場にディーヴァがいたら、そう指示すると踏んだからである。
塔はどんどんせり上がり、アーカムは上へ上へとあがっていった。
気を失ったままのディーヴァを連れて……。
●あとがき
バージル戦二回目。
ほぼ私が戦った時の情景そのまんま!
「お前が必要だった。巫女の血を引く女であるお前が……。
お前なくしてこの儀式は完了しない」
レディはその巫女の血をひいた一族の末裔だったらしい。
母方の血筋か父方……つまりアーカムの血筋か。
もしも後者だったとしたら先祖泣かせの所業、悪魔の塔を封じようと奮闘した一族へのとんだ裏切り行為だろう。
どちらにせよ、許せないことには変わりない。
そう……つまり。
ダンテもバージルも、そしてレディさえも、すべてはアーカムの手のひらで踊らされていたのだ。
アーカムは再びジェスターの姿へ変わる。
レディの傷口から刃を抜き取って抱え、踊っていた。
「メチャ苦労したぜ!途中で誰かがおっ死んだら計画が台無しになっちまうわけよ!
そこでお互いを戦わせて弱らせつつ、無事にここに着けるように案内してたのさ!」
そんな策略があったため、馬鹿なダンテに……おっと失敬!……塔内で迷っていたダンテに道を教えていたらしい。
「こーんなおバカちゃんに変装までしてな!」
おバカちゃん。
そう言っている割にノリノリで楽しんでいるようにしかみえないのは、気のせいだろうか。
「おネンネの時間だよメアリ、ママの所に連れてってあげよう」
囁くようにレディに言うアーカムは、ハハハハハハハハ!!と、大口を開けて笑う。
「やってみな」
アーカムが馬鹿笑いしている隙に態勢を立て直したか、レディは痛みをおさえミサイルランチャーを構え、銃口を押しあてた。
続けてダンテ、そしてバージルも立ち上がりその首にリベリオン、閻魔刀を押し付ける。
戦闘のダメージから、ようやく回復したようだ。
「道化は退場の時間だ、アーカム」
「サーカスは終わりって事さ」
前門の虎、後門の狼、ついでに抜け道にも獅子状態。
絶体絶命、この状態から逃げられる者などいないだろう。
だが、アーカムは姿を戻すと、落ち着きはらってしゃべった。
「なるほど……さすがに悪魔の血を引くだけのことはある。だが何か忘れていないかねバージル。封印は解かれたのだ。
……この次は何が起こると思う?」
その問い掛けと共に中央の封印装置が作動しだす。
「……来たれ混沌」
赤く発光しだして、装置が塔ごと動き出す。
三人が気付いたときには遅かった。
アーカムは素早い動きで足払いを繰り出し、三人を場外へと弾き飛ばした。
ディーヴァを守ろうと手をのばしたダンテから、一瞬で奪い去り抱えあげて……。
「ディーヴァー!!」
「そこで待っていろ、新しい神の誕生をな!私はこれからこの天使を使い、スパーダさえも超える強大な力を手にする!
全ての力は、私の物だ!!」
ワーハッッハッハッハ!!
叫ぶような笑い声が響く。
塔が大きく変動したことで足場が崩れ、怪我で素早く動けないレディを、ダンテは助けた。
この場にディーヴァがいたら、そう指示すると踏んだからである。
塔はどんどんせり上がり、アーカムは上へ上へとあがっていった。
気を失ったままのディーヴァを連れて……。
●あとがき
バージル戦二回目。
ほぼ私が戦った時の情景そのまんま!