mission 13:duel again ~VSバージル2~
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そのあふれ出る魔力は、誰が見てもダンテとは比べものにならないほど多く見える。
たかだか数時間早く生まれただけの双子というに、ここまで違う物とは。
もしかしたら日頃の努力の量が違うのかもしれない。
バージルがストイックに基礎トレーニングをしているところは想像に難くないが、ダンテがコツコツトレーニングをしている場面……あまり想像できない。
というか、実際しているところは見たことがない気がする。
そういうイメージを持っててごめんねダンテ……。
ディーヴァは心の中でダンテに謝った。
ダンテは膨れ上がるバージルの魔力の渦に、こちらも魔人化していることすら忘れその禍々しさにわずかながら恐怖し、近寄らずに銃撃戦を開始した。
魔人化したバージルは蚊にでも刺されているかのように、それを弾くことすらしない。
戦いは怖気づいた方の負けと相場が決まっている。
本当は戦いをやめてほしいディーヴァだったが、それは無理な話。
だったらどちらに勝って欲しいのか……そんなのダンテに決まっているだろう。
怖気づいて後退するダンテに、ディーヴァは応援の渇を入れた。
「ダンテ!そんなんじゃ負けちゃうよッ!
この戦いが終わったらいっぱいご褒美あげるからがんばってー!!」
ダンテはハッとしてディーヴァを見てから、頭を振ってバージルを視界に入れる。
バージルの魔力の大きさに、少し弱気になっていたかもしれない。
そうだ。
兄と弟で少し違っても、結局は双子。
力は変わらないハズなんだ。
だったら気持ちの大きい方が……勝ぁつ!!
ディーヴァへの気持ち、それが大きい方が!!
「ご褒美か。ぜってぇいただく!」
この戦いが終わったら。
またもや、何だか死亡フラグのようなセリフだが、今はどうでもいいだろう。
今のダンテとバージルはお互い魔人化している状態。
スピードと攻撃も1.5倍、防御も2倍。
ディーヴァの力をもらった時には遠く及ばないが、魔人化によって体力も少しずつ回復していく中、二人は戦闘を続ける。
ダンテとバージルの戦闘は常人の目では到底追えぬ程の速さであり、ディーヴァは自分が悪魔でなくて良かったと本気で思えた。
「安らかに眠るがいい……」
その内、肉弾戦がきつくなってきたか、バージルはベオウルフだけではなく、閻魔刀も持ち出して来た。
ダンテだってリベリオンだの二刀流な武器だの使っているというに、今までベオウルフのみで攻撃していたとは、さすがバージルである。
お互い魔力の限界だったか、ここでようやく魔人化を解いての戦闘中のことである。
「死ね」
ダンテ目掛け疾走すると、素早い居合斬りを放つ。
中々完全に避けることは難しく、あわやという時が何度かあった。
ダンテは冷や汗を垂らしながら避けきった。
そしてディーヴァもダンテがギリギリで避ける度に「ひぃっ」「きゃあ」と、小さく悲鳴をあげる。
そばにある悪魔の亡骸のように、スッパリと切り分けられたダンテなど見たくない。
居合斬りのあとには間合いを十分にとり、ダンテのいる空間ごと破壊するのではないか……そう思えるような次元斬。
その連続がダンテを襲う。
バージルはそれまで遊んでいた節もあったが、今は本気で殺す気満々。
でないと自分がやられてしまうと、ダンテを警戒し始めているのだ。
ただし、次元斬が連続ヒットしては、死ぬだけではすまないだろう。
「てめぇ、オレをミンチにする気か!!」
「……フン」
「ぜってぇ負けねぇ……!!」
ダンテは流れる血をそのまま、こちらも負けじとバージルを本気で斬り殺すため、リベリオンでその胸を狙った。
激しい斬撃戦が続き、鍔迫り合いで発生した火花がお互いの間に散る。
その全てを……戦いを、ディーヴァはまるで自分が戦っているかのように汗を垂らし、そして心痛めて見ていた。
たかだか数時間早く生まれただけの双子というに、ここまで違う物とは。
もしかしたら日頃の努力の量が違うのかもしれない。
バージルがストイックに基礎トレーニングをしているところは想像に難くないが、ダンテがコツコツトレーニングをしている場面……あまり想像できない。
というか、実際しているところは見たことがない気がする。
そういうイメージを持っててごめんねダンテ……。
ディーヴァは心の中でダンテに謝った。
ダンテは膨れ上がるバージルの魔力の渦に、こちらも魔人化していることすら忘れその禍々しさにわずかながら恐怖し、近寄らずに銃撃戦を開始した。
魔人化したバージルは蚊にでも刺されているかのように、それを弾くことすらしない。
戦いは怖気づいた方の負けと相場が決まっている。
本当は戦いをやめてほしいディーヴァだったが、それは無理な話。
だったらどちらに勝って欲しいのか……そんなのダンテに決まっているだろう。
怖気づいて後退するダンテに、ディーヴァは応援の渇を入れた。
「ダンテ!そんなんじゃ負けちゃうよッ!
この戦いが終わったらいっぱいご褒美あげるからがんばってー!!」
ダンテはハッとしてディーヴァを見てから、頭を振ってバージルを視界に入れる。
バージルの魔力の大きさに、少し弱気になっていたかもしれない。
そうだ。
兄と弟で少し違っても、結局は双子。
力は変わらないハズなんだ。
だったら気持ちの大きい方が……勝ぁつ!!
ディーヴァへの気持ち、それが大きい方が!!
「ご褒美か。ぜってぇいただく!」
この戦いが終わったら。
またもや、何だか死亡フラグのようなセリフだが、今はどうでもいいだろう。
今のダンテとバージルはお互い魔人化している状態。
スピードと攻撃も1.5倍、防御も2倍。
ディーヴァの力をもらった時には遠く及ばないが、魔人化によって体力も少しずつ回復していく中、二人は戦闘を続ける。
ダンテとバージルの戦闘は常人の目では到底追えぬ程の速さであり、ディーヴァは自分が悪魔でなくて良かったと本気で思えた。
「安らかに眠るがいい……」
その内、肉弾戦がきつくなってきたか、バージルはベオウルフだけではなく、閻魔刀も持ち出して来た。
ダンテだってリベリオンだの二刀流な武器だの使っているというに、今までベオウルフのみで攻撃していたとは、さすがバージルである。
お互い魔力の限界だったか、ここでようやく魔人化を解いての戦闘中のことである。
「死ね」
ダンテ目掛け疾走すると、素早い居合斬りを放つ。
中々完全に避けることは難しく、あわやという時が何度かあった。
ダンテは冷や汗を垂らしながら避けきった。
そしてディーヴァもダンテがギリギリで避ける度に「ひぃっ」「きゃあ」と、小さく悲鳴をあげる。
そばにある悪魔の亡骸のように、スッパリと切り分けられたダンテなど見たくない。
居合斬りのあとには間合いを十分にとり、ダンテのいる空間ごと破壊するのではないか……そう思えるような次元斬。
その連続がダンテを襲う。
バージルはそれまで遊んでいた節もあったが、今は本気で殺す気満々。
でないと自分がやられてしまうと、ダンテを警戒し始めているのだ。
ただし、次元斬が連続ヒットしては、死ぬだけではすまないだろう。
「てめぇ、オレをミンチにする気か!!」
「……フン」
「ぜってぇ負けねぇ……!!」
ダンテは流れる血をそのまま、こちらも負けじとバージルを本気で斬り殺すため、リベリオンでその胸を狙った。
激しい斬撃戦が続き、鍔迫り合いで発生した火花がお互いの間に散る。
その全てを……戦いを、ディーヴァはまるで自分が戦っているかのように汗を垂らし、そして心痛めて見ていた。