mission 13:duel again ~VSバージル2~
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その内、ダンテが戻ってきた。
普通に声をかけてくれればいいものを、ダンテは息を殺しディーヴァに抱きついて驚かせた。
「ただいまディーヴァ」
「きゃっ!びっっっ……くりしたぁ!いきなり後ろから抱き着くのはなしって言ったじゃない。悪魔かと思った!」
ディーヴァの髪からするイチゴとフラワーのシャンプーの匂いを嗅ぎとって、至福のひとときを堪能し終えたダンテは、ちょっとおどけて謝った。
「悪い悪い。オレも半分は悪魔だぞ?」
「知ってます!で、何かわかった?」
「ああ。調べた結果この先の扉を開けるには、神の石とやらが必要らしい」
「そうなの?じゃあこれ解けたらその神の石が手に入るのかもね」
「どれを壊せばいいかわかったか?」
わくわくしてダンテが聞くが、ディーヴァは眉尻を下げて項垂れる。
「それが……どこ壊してもだめみたいなの」
「ディーヴァに解けないなんて珍しいな」
「うぅぅ……ごめんダンテ」
「ま、そんなこともあるさ」
非常に申し訳なさそうにディーヴァはダンテに謝る。
ダンテはディーヴァを腕に閉じ込めたまま、その頭をくしゃくしゃと撫でた。
「ダンテ」
「ん?」
「……一緒に考えて?」
またも出ましたおねだりポーズ!
ディーヴァは、上目使いでダンテを覗き込んで言った。
「おおせのままに」
ダンテは恭しく答えた。
そこからは二人で装置の解除方法を考えていった。
だが、ディーヴァがわからなかったくらいだ、ダンテに見つかるはずもなく……。
「わからねぇ……なあディーヴァ、めんどいから扉ごと破壊しちゃわねぇ?それかこうなったら塔を土台から爆破しちまうとか」
「そんなの出来るような材質の塔だと思う?
ていうか、しちゃだめだからね?それやったらそこでお話終わっちゃうから」
「ま、それもそうだな」
疲れたか、二人は壁に身を預ける。
ボロッ。
「おおお!?」
体重をかけたダンテにより、壁がもろくも剥がれ落ちた。
そこからは光が漏れている。
もしかしなくてもこの向こうにはもう一つ道があるようだ。
「ん?なんだこの壁」
「ありゃりゃ、デジャヴ。ダンテお願い」
「わかってる」
ダンテはリベリオンを使うのすら面倒と思ったか「ていっ!」と言いながら壁の亀裂めがけて強烈なチョップを繰り出した。
ガラガラと音を立てて壁が完全に破壊される。
「ビンゴ!こっちが正解の道のようだな」
そこには細長い道があり、光を導くための設置物が存在していた。
今まで四苦八苦していた像はダミーだったようで、その最終地点にはもう一つの正解の像が佇んでいる。
「これでわかるか、お姫様」
「うん、これならわかるよ、簡単簡単」
ディーヴァの教えのもと、ダンテは三箇所ほどの設置物を壊す。
光は像に正しく導かれ、二人の求めるキーアイテムを標したのだった。
「あー、よかった。考えすぎて頭爆発するかと思ったよ」
「そこまでかよ!」
「もともとパズルとか苦手なんですぅー。あたし文系だもーん」
「オレはもっと苦手だもーん」
「真似しないでよ!」
ダンテが壁に放ったようにディーヴァもダンテにチョップを繰り出す。
まったく痛くはないが。
「お前こそオレの真似だな。
……と、神の石ってのはこれか」
ダンテが持っていたアミュレットのように赤く輝くオリハルコンがそこにはおかれていた。
ディーヴァはそっと触れるとじっと見つめた。
「最初の時はほんの欠片だったけど、これは完全な形してるね。綺麗……。
この先で使うんでしょ?はい、どうぞ」
「ああ、これであの中に行けるぜ……」
ディーヴァから手渡されたそれを砕けそうなくらい握りしめる。
……バージル、首を洗って待ってろよ。
さっきディーヴァを連れてった恨みは大きいぞ。
「百倍返しだ、フフフ……」
「百倍返しってなんのこと?なんかこわいよダンテ」
ダンテは嫉妬深く根に持つタイプである。
はてさて、問題の扉へ辿り着いたダンテとディーヴァ。
ダンテは扉の中央に、入手したばかりのオリハルコンをしっかりとはめ込んだ。
しんと静まり返った広間に、扉を解除する音が響き渡る。
「……行くぞディーヴァ」
「うん」
ダンテの表情でようやくあたしにもわかった。
この中にはバージルさんが必ずいる。
そして相対したら、また戦いが始まるのだと。
普通に声をかけてくれればいいものを、ダンテは息を殺しディーヴァに抱きついて驚かせた。
「ただいまディーヴァ」
「きゃっ!びっっっ……くりしたぁ!いきなり後ろから抱き着くのはなしって言ったじゃない。悪魔かと思った!」
ディーヴァの髪からするイチゴとフラワーのシャンプーの匂いを嗅ぎとって、至福のひとときを堪能し終えたダンテは、ちょっとおどけて謝った。
「悪い悪い。オレも半分は悪魔だぞ?」
「知ってます!で、何かわかった?」
「ああ。調べた結果この先の扉を開けるには、神の石とやらが必要らしい」
「そうなの?じゃあこれ解けたらその神の石が手に入るのかもね」
「どれを壊せばいいかわかったか?」
わくわくしてダンテが聞くが、ディーヴァは眉尻を下げて項垂れる。
「それが……どこ壊してもだめみたいなの」
「ディーヴァに解けないなんて珍しいな」
「うぅぅ……ごめんダンテ」
「ま、そんなこともあるさ」
非常に申し訳なさそうにディーヴァはダンテに謝る。
ダンテはディーヴァを腕に閉じ込めたまま、その頭をくしゃくしゃと撫でた。
「ダンテ」
「ん?」
「……一緒に考えて?」
またも出ましたおねだりポーズ!
ディーヴァは、上目使いでダンテを覗き込んで言った。
「おおせのままに」
ダンテは恭しく答えた。
そこからは二人で装置の解除方法を考えていった。
だが、ディーヴァがわからなかったくらいだ、ダンテに見つかるはずもなく……。
「わからねぇ……なあディーヴァ、めんどいから扉ごと破壊しちゃわねぇ?それかこうなったら塔を土台から爆破しちまうとか」
「そんなの出来るような材質の塔だと思う?
ていうか、しちゃだめだからね?それやったらそこでお話終わっちゃうから」
「ま、それもそうだな」
疲れたか、二人は壁に身を預ける。
ボロッ。
「おおお!?」
体重をかけたダンテにより、壁がもろくも剥がれ落ちた。
そこからは光が漏れている。
もしかしなくてもこの向こうにはもう一つ道があるようだ。
「ん?なんだこの壁」
「ありゃりゃ、デジャヴ。ダンテお願い」
「わかってる」
ダンテはリベリオンを使うのすら面倒と思ったか「ていっ!」と言いながら壁の亀裂めがけて強烈なチョップを繰り出した。
ガラガラと音を立てて壁が完全に破壊される。
「ビンゴ!こっちが正解の道のようだな」
そこには細長い道があり、光を導くための設置物が存在していた。
今まで四苦八苦していた像はダミーだったようで、その最終地点にはもう一つの正解の像が佇んでいる。
「これでわかるか、お姫様」
「うん、これならわかるよ、簡単簡単」
ディーヴァの教えのもと、ダンテは三箇所ほどの設置物を壊す。
光は像に正しく導かれ、二人の求めるキーアイテムを標したのだった。
「あー、よかった。考えすぎて頭爆発するかと思ったよ」
「そこまでかよ!」
「もともとパズルとか苦手なんですぅー。あたし文系だもーん」
「オレはもっと苦手だもーん」
「真似しないでよ!」
ダンテが壁に放ったようにディーヴァもダンテにチョップを繰り出す。
まったく痛くはないが。
「お前こそオレの真似だな。
……と、神の石ってのはこれか」
ダンテが持っていたアミュレットのように赤く輝くオリハルコンがそこにはおかれていた。
ディーヴァはそっと触れるとじっと見つめた。
「最初の時はほんの欠片だったけど、これは完全な形してるね。綺麗……。
この先で使うんでしょ?はい、どうぞ」
「ああ、これであの中に行けるぜ……」
ディーヴァから手渡されたそれを砕けそうなくらい握りしめる。
……バージル、首を洗って待ってろよ。
さっきディーヴァを連れてった恨みは大きいぞ。
「百倍返しだ、フフフ……」
「百倍返しってなんのこと?なんかこわいよダンテ」
ダンテは嫉妬深く根に持つタイプである。
はてさて、問題の扉へ辿り着いたダンテとディーヴァ。
ダンテは扉の中央に、入手したばかりのオリハルコンをしっかりとはめ込んだ。
しんと静まり返った広間に、扉を解除する音が響き渡る。
「……行くぞディーヴァ」
「うん」
ダンテの表情でようやくあたしにもわかった。
この中にはバージルさんが必ずいる。
そして相対したら、また戦いが始まるのだと。