mission 13:duel again ~VSバージル2~
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……頭にケルベロスが噛みついた。
頭から血がつつー……と流れてきたことで、そのことにようやく気が付いたダンテ。
「ん、んんん?……い、いってぇぇぇぇえ!!!」
思い切り噛みついて離れない。
一度噛みついたら離れないスッポンのように、ダンテが振り払おうとも頭に噛みつきぶら下がったまま。
見た目は、まるで大きな犬のかぶり物でもしているようにしか見えない。
「はーなーれーろーぉー!!オレはお前の御主人様だぞ、ケルゥゥゥ!!
飼い主に噛みつくたあ、いい度胸だぁぁぁぁ!!」
頭から血をダラダラと流し、ダンテはケルが離れるようにとその場を走り回るのだった。
「大丈夫かしら?ディーヴァ」
ディーヴァはネヴァンによって立ち上がらされた。
すかさず落ちそうになっていたショーツもしっかり履きなおす。
「あ、ネヴァン……助かったよ~。
でも淫魔?なネヴァンが助けるなんて珍しい事なんじゃないの?」
目尻についた生理的な涙をごしごしと袖で拭ってから問い掛ける。
確かにそうだ。
むしろネヴァンはダンテが変なことをしようものならそれの手助けに回るような、そんなタイプの悪魔である。
「もうトモダチだもの、助けて当り前よ」
ネヴァンはウインクしてディーヴァの乱れに乱れた衣服を整えてやった。
しばらくして、走り回ってようやくケルベロスの噛みつき攻撃から解放されたダンテが戻ってきた。
ケルベロスは再び魔具の形に戻されてポケットの中にしまわれているよう。
「おー、いてて。ヒドイ目にあったぜ……」
「ヒドイ目にあったのはあたしだよ!」
「まったく……ダンテ、こんなところで事に及ばないでもらいたいものだわ。それにその先はまだ禁猟区域なの、わかってる?」
そうだった。
ここは悪魔の巣窟であり、何よりディーヴァは未成年。
まだしないと、あれほど自分に誓ったではないか。
瞳は赤く染まっていないと言えど、自分は悪魔の心に支配されすぎているのかもしれない。
「くそう、オレの中の悪魔め~!ディーヴァを喰おうとしやがって!!ゆるさん!!」
「なんでもかんでも悪魔のせいにしないで欲しいのだけれど。今のはダンテの欲望でしょう」
「ばれてら」
「……ダンテ、あと数年だけ待ってて。
お願い」
数年。
先はまだ長いだろう。
それでもディーヴァのお願いの前には、自分の思いなど消えてなくなる。
ダンテは深い深-いため息を長ーく吐き出すと、肯定の意味を込めてディーヴァの頭を数回撫でた。
「ありがと」
ようやくコロシアムから塔内へと足を踏み入れると、早速現れたのはチェスのコマのような悪魔。
ただし、今回はポーンだけではなく、見慣れぬ者が混じっているよう。
形からしてビショップだろうと思う。
「面倒な奴らがお出迎えしてくれたもんだな」
「ダンテ……」
「分かってる、とっとと倒して先へ進むぜ」
ダンテはリベリオンを構え、悪魔に突撃していった。
ポーン達を破壊していくと、さらに増援が現れダンテを囲む。
ポーンに掛かり切りなダンテ、そこにビショップのコマがじりじりと不穏な動きをしだした。
杖に赤い光を灯して、何かをするつもりのようだ。
その光はビショップの足元に移動し……炎をダンテ目掛けて撃ちだした。
「ダンテ危ないッ」
ドアの影に隠れてダンテを応援していたディーヴァが叫ぶ。
振り返ってみると、紅蓮の炎がダンテ目掛けて迫るところだった。
炎はダンテに直撃。
「ぶっ!!げほごほっ!!」
「ダンテ大丈夫!?」
「平気だぜ」
ゲリュオンの炎よりは熱くないし、威力も高くない。
それでもいらん火傷を喰らったとあっては、バージルに笑われてしまう。
『そんなのも避けられないのかダンテェイ』
そう言って見下すバージルが容易に頭に浮かぶ。
「なんだよ、こいつらなんもしてこねえとか思ってたら、炎攻撃かよ!ったく……」
ブツブツ文句を言ってる間に、ビショップのコマは今度は周りに溜まっていたポーンの体を修復しだした。
「あ!ダンテが早く倒さないから回復しちゃったじゃない!」
「なんだと!……まじかよ、人の見てないとこでやるたあ、いやらしい悪魔だな」
赤い光をまとった時には炎攻撃、緑の光の時は仲間の破損箇所を修復するらしい。
管理人の場合は、赤と緑で思いうかぶのは某カップ麺である。
あー赤い方食べたい。
「小説の中にまで出てこないでよ」
ごめんよディーヴァ。
ようやくチェスコマの悪魔を殲滅し終えたところで、ダンテとディーヴァはその先の通路、螺旋階段へと向かった。
頭から血がつつー……と流れてきたことで、そのことにようやく気が付いたダンテ。
「ん、んんん?……い、いってぇぇぇぇえ!!!」
思い切り噛みついて離れない。
一度噛みついたら離れないスッポンのように、ダンテが振り払おうとも頭に噛みつきぶら下がったまま。
見た目は、まるで大きな犬のかぶり物でもしているようにしか見えない。
「はーなーれーろーぉー!!オレはお前の御主人様だぞ、ケルゥゥゥ!!
飼い主に噛みつくたあ、いい度胸だぁぁぁぁ!!」
頭から血をダラダラと流し、ダンテはケルが離れるようにとその場を走り回るのだった。
「大丈夫かしら?ディーヴァ」
ディーヴァはネヴァンによって立ち上がらされた。
すかさず落ちそうになっていたショーツもしっかり履きなおす。
「あ、ネヴァン……助かったよ~。
でも淫魔?なネヴァンが助けるなんて珍しい事なんじゃないの?」
目尻についた生理的な涙をごしごしと袖で拭ってから問い掛ける。
確かにそうだ。
むしろネヴァンはダンテが変なことをしようものならそれの手助けに回るような、そんなタイプの悪魔である。
「もうトモダチだもの、助けて当り前よ」
ネヴァンはウインクしてディーヴァの乱れに乱れた衣服を整えてやった。
しばらくして、走り回ってようやくケルベロスの噛みつき攻撃から解放されたダンテが戻ってきた。
ケルベロスは再び魔具の形に戻されてポケットの中にしまわれているよう。
「おー、いてて。ヒドイ目にあったぜ……」
「ヒドイ目にあったのはあたしだよ!」
「まったく……ダンテ、こんなところで事に及ばないでもらいたいものだわ。それにその先はまだ禁猟区域なの、わかってる?」
そうだった。
ここは悪魔の巣窟であり、何よりディーヴァは未成年。
まだしないと、あれほど自分に誓ったではないか。
瞳は赤く染まっていないと言えど、自分は悪魔の心に支配されすぎているのかもしれない。
「くそう、オレの中の悪魔め~!ディーヴァを喰おうとしやがって!!ゆるさん!!」
「なんでもかんでも悪魔のせいにしないで欲しいのだけれど。今のはダンテの欲望でしょう」
「ばれてら」
「……ダンテ、あと数年だけ待ってて。
お願い」
数年。
先はまだ長いだろう。
それでもディーヴァのお願いの前には、自分の思いなど消えてなくなる。
ダンテは深い深-いため息を長ーく吐き出すと、肯定の意味を込めてディーヴァの頭を数回撫でた。
「ありがと」
ようやくコロシアムから塔内へと足を踏み入れると、早速現れたのはチェスのコマのような悪魔。
ただし、今回はポーンだけではなく、見慣れぬ者が混じっているよう。
形からしてビショップだろうと思う。
「面倒な奴らがお出迎えしてくれたもんだな」
「ダンテ……」
「分かってる、とっとと倒して先へ進むぜ」
ダンテはリベリオンを構え、悪魔に突撃していった。
ポーン達を破壊していくと、さらに増援が現れダンテを囲む。
ポーンに掛かり切りなダンテ、そこにビショップのコマがじりじりと不穏な動きをしだした。
杖に赤い光を灯して、何かをするつもりのようだ。
その光はビショップの足元に移動し……炎をダンテ目掛けて撃ちだした。
「ダンテ危ないッ」
ドアの影に隠れてダンテを応援していたディーヴァが叫ぶ。
振り返ってみると、紅蓮の炎がダンテ目掛けて迫るところだった。
炎はダンテに直撃。
「ぶっ!!げほごほっ!!」
「ダンテ大丈夫!?」
「平気だぜ」
ゲリュオンの炎よりは熱くないし、威力も高くない。
それでもいらん火傷を喰らったとあっては、バージルに笑われてしまう。
『そんなのも避けられないのかダンテェイ』
そう言って見下すバージルが容易に頭に浮かぶ。
「なんだよ、こいつらなんもしてこねえとか思ってたら、炎攻撃かよ!ったく……」
ブツブツ文句を言ってる間に、ビショップのコマは今度は周りに溜まっていたポーンの体を修復しだした。
「あ!ダンテが早く倒さないから回復しちゃったじゃない!」
「なんだと!……まじかよ、人の見てないとこでやるたあ、いやらしい悪魔だな」
赤い光をまとった時には炎攻撃、緑の光の時は仲間の破損箇所を修復するらしい。
管理人の場合は、赤と緑で思いうかぶのは某カップ麺である。
あー赤い方食べたい。
「小説の中にまで出てこないでよ」
ごめんよディーヴァ。
ようやくチェスコマの悪魔を殲滅し終えたところで、ダンテとディーヴァはその先の通路、螺旋階段へと向かった。