mission 13:duel again ~VSバージル2~
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礼典室にたたずむバージルは中央部の封印解除の真上に立っていた。
金の鎖の自分のアミュレット、銀の鎖のダンテのアミュレット……二つを突き合せると、それは光を放ちながら一つのパーフェクトアミュレットへと変貌する。
アミュレットはそのまま穴の中へと吸い込まれていった。
これが一つ目の封印解除のカギだ。
アーカムが言っていたことによれば、もう一つのカギとなるのはスパーダの血。
ということはスパーダの血族たる自分の血があればいい。
穴の中に捧げればいいだろう。
しゃがみ込んだバージルは素早く閻魔刀を引き抜くと、その鋭い刃を手のひらに当てた。
握って引き、深く斬りこむ。
バージルはその痛みを眉根を寄せて耐えきった。
指まで切り落としてしまいそうなほど深く斬ったため、すぐには治らず、大量の血が重力に従ってぼたぼたとしたたり落ちていった。
吸い込まれていく血によって無色透明な液体が赤く血に染まる。
刃にこびりついた血を振り払ってからバージルは鞘へと刀を戻すと静かにその時を、封印の解ける瞬間を待った。
***
一方、こちらはその礼典室に向かうダンテとディーヴァ。
コロシアムの出口に向かう道すがら、ダンテがディーヴァに問い掛ける。
「さて、ディーヴァおぼえてるか」
「何を?」
「お・し・お・き。
するって言ったよな、オレ」
ゲリュオンとの戦闘中に『馬より頭の悪いダンテ』的なことをつい発言したのを皆様は覚えておられるだろうか。
ダンテはその時に『そんな悪い子はお仕置き決定!』と言ったのである。
「うわ、あれ冗談じゃなかったの」
「当たり前だ」
「はー……大事なことは忘れるくせになんでそんなことは覚えてるのよ」
「それがオレだからだ」
「ええー……」
ダンテはそういったどうでもいいことやら、自分が楽しい思いをできそうなことは覚えている。
請求書の枚数とか、そういう物を覚えていればいいものを……。
ダンテはめずらしく本気のよう。
なんだかとっても嫌な予感。
ディーヴァはダンテから離れ、後退し……逃げた。
といっても、後方に広がるのはコロシアムであり、出口と言えば今しがた向っていた場所の一つだけ。
広い広ーい袋小路なのである。
「ほー、このだだっ広いコロシアム内でおしおき受けたいたあ、ディーヴァは考えもオッパイもでかい女だな」
「胸は言うほど大きくなんてありません!!」
「その発言は作者が怒るぞ?きっと、今頃オレにすごいことさせようとしてるぞ?」
「作者ぁ!ごめんなさい、謝りますから勘弁してください!」
……もう遅いよ?
さあ、ダンテ、思う存分やるがいい。
その天、というか魔界からの言葉を皮切りに、ディーヴァに向って走るダンテ。
ディーヴァはそれを見て叫び声をあげて逃げ惑った。
「ひゃぁぁぁぁ!こないでこないでー謝るからこないでー!!」
「来るなって言われると逆に行きたくなるんだよ。それにやっぱ好きな女のケツを追うの楽しいし」
ハハハ!
すがすがしいまでの笑顔でダンテは追ってくる。
「そろそろストレスやら何やら溜まりに溜まってるんだ!
特に男ってのは疲れてる時ほど突きたいモンなんだぜ?おぼえておくといいぞディーヴァ!!」
「何を突くのか聞かないでおくけど、そんな知識はいりません!」
「だからナニだって!」
「あーあー!!聞ーこーえーなーいー!!」
耳をふさいで聞こえないふり。
そんなことを続けながら、二人はコロシアム内をぐるぐるぐると走り回った。
一人は必死。
もう一人はとても楽しそうに。
周りからみたら、恋人同士が追いかけっこして遊んでいるようにしか見えないだろう。
く……リア充め……ギリギリギリィ。
やがて疲れを見せたディーヴァを気遣ってか、ダンテは本気を出して走った。
そして愛しい彼女をその腕に閉じ込める。
「つかまえた」
「つ、つかまっちゃったぁ……やー!お仕置きしないでぇー!!」
ダンテの腕でがっちり拘束されたディーヴァは、お仕置きが心底恐いのかじたばたもがく。
「ハハッ何してやろうか~!!ディーヴァは足が遅いな、すぐ捕まるぜ。逃げ足の速さはどこに行った?」
「逃げ足が速くても、それ以上にダンテが速すぎなの!それに体育はいつもアヒルさんだもん」
「運動神経は鈍いほうか。でも守り甲斐があっていいな」
「そう……かなぁ?」
至近距離なため、顔を見合わせるとその表情まではっきり見える。
その速い鼓動も、半魔たるダンテにはバレバレだろう。
「ダン……」
「黙ってろ」
ダンテは腕の中のディーヴァを自分側に向かせ、その唇にかぶりついた。
「……んぅ」
ダンテは角度を変えながら貪るようにやわらかな唇を食んで行く。
どこで勉強して来たのか、ダンテはやたらとキスが上手い。
とろけそうなそれに耐えきれずディーヴァの口からは甘い吐息が漏れた。
「……ぁ、……ん……、!!」
自分でもどこから出たのかわからないような、初めて聞く甘い声。
ディーヴァは真っ赤になって困惑気味にダンテを見た。
体勢的に上目遣いだ。
その瞬間、ダンテの心に火がついた。
「もう、ダメだ……悪い、ディーヴァ」
「ダンテ?……きゃっ」
ダンテはディーヴァに覆いかぶさると、押し倒し地面に縫いとめる。
これはいつぞやと同じシチュエーションだ。
違うのは場所と、ダンテの目が赤くはないということくらいか。
荒い呼吸を繰り返すダンテは口で皮のグローブを外して放り投げると、露わとなったディーヴァの太ももに手を這わせた。
男を感じさせるゴツゴツした指が、ゆるやかにディーヴァの太ももを上がっていく。
そしてレースがふんだんに使われた白いショーツへとその指先がわずかに触れる。
「、……ゃ……」
そんなトコ、誰にも触られたことない。
これ以上ないほど顔を真っ赤に染め上げ、ディーヴァはダンテにイヤイヤと首を振った。
「……かわいい。
やべ、ホント我慢できねぇ」
「ダンテ、お願い。ゃめ……っ」
「やめられねーよ。
ディーヴァ、恐いならオレだけ見てろ」
そう言って顔中にキスの雨を降らせていくとディーヴァは少し大人しくなった。
ダンテは満足そうに微笑むと、ディーヴァの顔をうっとりと眺めたまま、指にショーツの端をひっかけた。
そしてゆっくりとずり下ろして……。
金の鎖の自分のアミュレット、銀の鎖のダンテのアミュレット……二つを突き合せると、それは光を放ちながら一つのパーフェクトアミュレットへと変貌する。
アミュレットはそのまま穴の中へと吸い込まれていった。
これが一つ目の封印解除のカギだ。
アーカムが言っていたことによれば、もう一つのカギとなるのはスパーダの血。
ということはスパーダの血族たる自分の血があればいい。
穴の中に捧げればいいだろう。
しゃがみ込んだバージルは素早く閻魔刀を引き抜くと、その鋭い刃を手のひらに当てた。
握って引き、深く斬りこむ。
バージルはその痛みを眉根を寄せて耐えきった。
指まで切り落としてしまいそうなほど深く斬ったため、すぐには治らず、大量の血が重力に従ってぼたぼたとしたたり落ちていった。
吸い込まれていく血によって無色透明な液体が赤く血に染まる。
刃にこびりついた血を振り払ってからバージルは鞘へと刀を戻すと静かにその時を、封印の解ける瞬間を待った。
***
一方、こちらはその礼典室に向かうダンテとディーヴァ。
コロシアムの出口に向かう道すがら、ダンテがディーヴァに問い掛ける。
「さて、ディーヴァおぼえてるか」
「何を?」
「お・し・お・き。
するって言ったよな、オレ」
ゲリュオンとの戦闘中に『馬より頭の悪いダンテ』的なことをつい発言したのを皆様は覚えておられるだろうか。
ダンテはその時に『そんな悪い子はお仕置き決定!』と言ったのである。
「うわ、あれ冗談じゃなかったの」
「当たり前だ」
「はー……大事なことは忘れるくせになんでそんなことは覚えてるのよ」
「それがオレだからだ」
「ええー……」
ダンテはそういったどうでもいいことやら、自分が楽しい思いをできそうなことは覚えている。
請求書の枚数とか、そういう物を覚えていればいいものを……。
ダンテはめずらしく本気のよう。
なんだかとっても嫌な予感。
ディーヴァはダンテから離れ、後退し……逃げた。
といっても、後方に広がるのはコロシアムであり、出口と言えば今しがた向っていた場所の一つだけ。
広い広ーい袋小路なのである。
「ほー、このだだっ広いコロシアム内でおしおき受けたいたあ、ディーヴァは考えもオッパイもでかい女だな」
「胸は言うほど大きくなんてありません!!」
「その発言は作者が怒るぞ?きっと、今頃オレにすごいことさせようとしてるぞ?」
「作者ぁ!ごめんなさい、謝りますから勘弁してください!」
……もう遅いよ?
さあ、ダンテ、思う存分やるがいい。
その天、というか魔界からの言葉を皮切りに、ディーヴァに向って走るダンテ。
ディーヴァはそれを見て叫び声をあげて逃げ惑った。
「ひゃぁぁぁぁ!こないでこないでー謝るからこないでー!!」
「来るなって言われると逆に行きたくなるんだよ。それにやっぱ好きな女のケツを追うの楽しいし」
ハハハ!
すがすがしいまでの笑顔でダンテは追ってくる。
「そろそろストレスやら何やら溜まりに溜まってるんだ!
特に男ってのは疲れてる時ほど突きたいモンなんだぜ?おぼえておくといいぞディーヴァ!!」
「何を突くのか聞かないでおくけど、そんな知識はいりません!」
「だからナニだって!」
「あーあー!!聞ーこーえーなーいー!!」
耳をふさいで聞こえないふり。
そんなことを続けながら、二人はコロシアム内をぐるぐるぐると走り回った。
一人は必死。
もう一人はとても楽しそうに。
周りからみたら、恋人同士が追いかけっこして遊んでいるようにしか見えないだろう。
く……リア充め……ギリギリギリィ。
やがて疲れを見せたディーヴァを気遣ってか、ダンテは本気を出して走った。
そして愛しい彼女をその腕に閉じ込める。
「つかまえた」
「つ、つかまっちゃったぁ……やー!お仕置きしないでぇー!!」
ダンテの腕でがっちり拘束されたディーヴァは、お仕置きが心底恐いのかじたばたもがく。
「ハハッ何してやろうか~!!ディーヴァは足が遅いな、すぐ捕まるぜ。逃げ足の速さはどこに行った?」
「逃げ足が速くても、それ以上にダンテが速すぎなの!それに体育はいつもアヒルさんだもん」
「運動神経は鈍いほうか。でも守り甲斐があっていいな」
「そう……かなぁ?」
至近距離なため、顔を見合わせるとその表情まではっきり見える。
その速い鼓動も、半魔たるダンテにはバレバレだろう。
「ダン……」
「黙ってろ」
ダンテは腕の中のディーヴァを自分側に向かせ、その唇にかぶりついた。
「……んぅ」
ダンテは角度を変えながら貪るようにやわらかな唇を食んで行く。
どこで勉強して来たのか、ダンテはやたらとキスが上手い。
とろけそうなそれに耐えきれずディーヴァの口からは甘い吐息が漏れた。
「……ぁ、……ん……、!!」
自分でもどこから出たのかわからないような、初めて聞く甘い声。
ディーヴァは真っ赤になって困惑気味にダンテを見た。
体勢的に上目遣いだ。
その瞬間、ダンテの心に火がついた。
「もう、ダメだ……悪い、ディーヴァ」
「ダンテ?……きゃっ」
ダンテはディーヴァに覆いかぶさると、押し倒し地面に縫いとめる。
これはいつぞやと同じシチュエーションだ。
違うのは場所と、ダンテの目が赤くはないということくらいか。
荒い呼吸を繰り返すダンテは口で皮のグローブを外して放り投げると、露わとなったディーヴァの太ももに手を這わせた。
男を感じさせるゴツゴツした指が、ゆるやかにディーヴァの太ももを上がっていく。
そしてレースがふんだんに使われた白いショーツへとその指先がわずかに触れる。
「、……ゃ……」
そんなトコ、誰にも触られたことない。
これ以上ないほど顔を真っ赤に染め上げ、ディーヴァはダンテにイヤイヤと首を振った。
「……かわいい。
やべ、ホント我慢できねぇ」
「ダンテ、お願い。ゃめ……っ」
「やめられねーよ。
ディーヴァ、恐いならオレだけ見てろ」
そう言って顔中にキスの雨を降らせていくとディーヴァは少し大人しくなった。
ダンテは満足そうに微笑むと、ディーヴァの顔をうっとりと眺めたまま、指にショーツの端をひっかけた。
そしてゆっくりとずり下ろして……。