mission 11:tentacle and conflict ~和解、そして復讐の悪魔~
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あまりの熱さに陽炎が揺らめいている。
「うへぇ、こん中も熱気むんむんじゃねーか。ディーヴァがいたらあいつ……脱ぎだしたりしてな」
熱さでげっそりしていても、そんなことを考えるとニヤニヤが止まらないダンテ。
暑さで頭でもやられたのだろうか……いや、元からだったりして。
その天井部分には分銅がたくさんぶら下がっており、目の前には何十人もの首をまとめて跳ね飛ばす事が出来そうな大きなギロチンが備わっていた。
「おっかねぇギロチンだこと。
……で、永劫機関はあれだな。なんか色が違うが、多分あれで道が開けるって感じか」
ギロチンの前の小さな台の上には、先ほど持っていた永劫機関の色違いバージョンが置かれ、キラキラと輝いている。
さっさととって、さっさと撤収!
手を伸ばすダンテだったが、その上空からは声が聞こえてきた。
「……スパーダ」
岩と共に降り注ぐ声、そして大きな岩の塊。
ダンテは右手で頭の上に振ってきた岩の塊を殴りとばすと、のんきに呟きをもらした。
「そういえば復讐の悪魔がいるんだったな。忘れてた」
目の前には隻眼の大きな悪魔が。
ダンテの姿を目に入れたとたん、怒りを発散させるように、その背の翼を広げた。
なるほど、光の……とはこの天使のような羽の力のことらしい。
悪魔なのに光属性とはこれいかに。
大きな塊を殴ったことで手が少々痺れたような気がする。
手をプラプラさせたダンテは目の前の悪魔に注意した。
「おいおい、ママからドアの使い方習わなかったか?」
ディーヴァがここにいればダンテが言うなと、言っていただろうセリフだ。
だが、その挑発ともいうべき言葉すら無視した悪魔は背の羽をしまい、ダンテの匂いを嗅ぎ取りながらのっしのっしと向かってくる。
「臭う……臭うぞ!」
「は?」
スンスン!
自分の匂いを嗅いでみる。
確かについさっきまで血濡れだったから、鼻のいい悪魔には臭っているのかもしれない。
それに目の前の悪魔ときたら狼のような風貌をしているから、鼻はよさそうだ。
「そりゃ悪かったな。今度から香水でも付けとくよ」
ディーヴァにまで臭いと言われたら立ち直れないからな。
今度ディーヴァに選んでもらおうか?そう思った。
だが悪魔の言っている匂いとはそれではなかったようだ。
「これは裏切りの臭い!あの忌まわしきスパーダの!スパーダの血族、生かしてはおかん!」
ネヴァンの時と同じで、これもまた過去になにやらあった模様。
悪魔はその破壊力の高そうな拳を握りしめ、突進し殴りつけてきた。
「ハハッ裏切りに匂いついてるのか。一体どんなだよ?」
ダンテが軽く飛びのきかわすと、代わりに被害を受けた地面が大きくえぐり取られてしまった。
「フゥーン、父親のケツを息子が拭くか。どっかで聞いたような話だな!」
くるっと悪魔に向き直り、ダンテはエボニーとアイボリーを交差させた。
「うへぇ、こん中も熱気むんむんじゃねーか。ディーヴァがいたらあいつ……脱ぎだしたりしてな」
熱さでげっそりしていても、そんなことを考えるとニヤニヤが止まらないダンテ。
暑さで頭でもやられたのだろうか……いや、元からだったりして。
その天井部分には分銅がたくさんぶら下がっており、目の前には何十人もの首をまとめて跳ね飛ばす事が出来そうな大きなギロチンが備わっていた。
「おっかねぇギロチンだこと。
……で、永劫機関はあれだな。なんか色が違うが、多分あれで道が開けるって感じか」
ギロチンの前の小さな台の上には、先ほど持っていた永劫機関の色違いバージョンが置かれ、キラキラと輝いている。
さっさととって、さっさと撤収!
手を伸ばすダンテだったが、その上空からは声が聞こえてきた。
「……スパーダ」
岩と共に降り注ぐ声、そして大きな岩の塊。
ダンテは右手で頭の上に振ってきた岩の塊を殴りとばすと、のんきに呟きをもらした。
「そういえば復讐の悪魔がいるんだったな。忘れてた」
目の前には隻眼の大きな悪魔が。
ダンテの姿を目に入れたとたん、怒りを発散させるように、その背の翼を広げた。
なるほど、光の……とはこの天使のような羽の力のことらしい。
悪魔なのに光属性とはこれいかに。
大きな塊を殴ったことで手が少々痺れたような気がする。
手をプラプラさせたダンテは目の前の悪魔に注意した。
「おいおい、ママからドアの使い方習わなかったか?」
ディーヴァがここにいればダンテが言うなと、言っていただろうセリフだ。
だが、その挑発ともいうべき言葉すら無視した悪魔は背の羽をしまい、ダンテの匂いを嗅ぎ取りながらのっしのっしと向かってくる。
「臭う……臭うぞ!」
「は?」
スンスン!
自分の匂いを嗅いでみる。
確かについさっきまで血濡れだったから、鼻のいい悪魔には臭っているのかもしれない。
それに目の前の悪魔ときたら狼のような風貌をしているから、鼻はよさそうだ。
「そりゃ悪かったな。今度から香水でも付けとくよ」
ディーヴァにまで臭いと言われたら立ち直れないからな。
今度ディーヴァに選んでもらおうか?そう思った。
だが悪魔の言っている匂いとはそれではなかったようだ。
「これは裏切りの臭い!あの忌まわしきスパーダの!スパーダの血族、生かしてはおかん!」
ネヴァンの時と同じで、これもまた過去になにやらあった模様。
悪魔はその破壊力の高そうな拳を握りしめ、突進し殴りつけてきた。
「ハハッ裏切りに匂いついてるのか。一体どんなだよ?」
ダンテが軽く飛びのきかわすと、代わりに被害を受けた地面が大きくえぐり取られてしまった。
「フゥーン、父親のケツを息子が拭くか。どっかで聞いたような話だな!」
くるっと悪魔に向き直り、ダンテはエボニーとアイボリーを交差させた。