五周目 肆
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今日は柱合会議の日だ。
隠に運ばれ、杏寿郎さんと共に本部へと向かった私は先ほどあまね様との話も終わり、ところどころ音の鳴る鶯張りの回廊を楽しみながら歩いていた。
あ……、御館様のいる屋敷の中枢だ。
ここも藤襲山と同じで、藤の花が一年を通して咲き誇っているよね。
この中枢部は特に大事な一画だからか、藤の花が特に多く咲いている。
甘くていい匂い……。
少し離れたところには杏寿郎さん達のお姿。杏寿郎さん、きらきらしててかっこいいなあ。一番かっこいい、大好き!
その時、それよりも手前にいたらしい冨岡さんと目が合った。半分半分の柄の羽織を着た、水柱姿の冨岡さんと。
これは真菰から聞いた話だけど、錆兎が着ていたのは鬼に殺された父の形見の羽織だったらしい。今度は錆兎の形見となったその羽織。そして元々冨岡さんが着ていた姉の形見の羽織。
……どちらも冨岡さんにとってとても大切な遺品。
ああ、だから半々ずつ繋ぎ合わせた柄の羽織を着ていたんだ。今になってようやく合点がいった。
冨岡さんの姿を見たら、錆兎と真菰のことを思い出してしまった。
兄と姉のような、私のだいじな存在。今は亡き家族のような人達……。
目が潤み出したので、目が合った彼に声をかける。
「お久しぶりです。冨岡さん」
「……朝緋か」
この人は水柱と呼ぶと嫌がる。
『今』もそうだかはわからない。けれど、いい顔はしないので冨岡さん呼びだ。
昔は義勇とも呼んでいたけれど今それをやると、冨岡さんはよくてもものすごく嫉妬しそうな人がいる。なので呼ばない。
「久しいな」
思えば『前」と違って、水柱となった冨岡さんの姿をお見かけする事自体、これが初だ。他の柱とは合同任務になることはあったけど、冨岡さんとは任務も一緒にならなかった。だから羽織を見て泣きそうにもなったのかも。
見かけることだけじゃない。手紙を送っても返事は書いてくれないのよね。返事代わりに毎回お菓子は送ってくれるから、ああ生きてるんだな、と生存確認ができるくらいで。
というか!お菓子って!!私は貴方の孫か何かですかね!?冨岡おじいちゃんお菓子美味しかったよありがとう!!
こぼれ落ちそうだった涙が一瞬で引いた。
ぐりん!と音でも立てるように杏寿郎さんが此方に顔を向けたのはその時だった。
「む、朝緋!そんなところにいてどうした!話は終わったのか!おいでーーっ!!」
うわ、眩しい!ピッカピカの太陽のような笑顔だ。私の姿を見つけて、とっても嬉しそうである。
「話は終わりましたよ師範ー!柱合会議のお邪魔になるので行きませーん!!」
「まだ始まらん!!おいでーーーー!!!!」
あっこれ行かないと終わらないやつ。あとで面倒くさくなるやつ。
ああもう、わかりましたよ。行きます、行きますってば。
冨岡さんに会釈し、急ぐ私。
柱達の目の前に行けば、腕を広げた杏寿郎さんに突撃され、抱き寄せられてしまった。
「ちょ、杏寿ろさ、師範!TPO!TPO考えた行動してくださいよ!」
「だから前も聞いた気がするがてぴおとは何だ!?」
杏寿郎さんたら、また『前』の記憶と混同してるんかーい!気づかれるのやだから指摘しないけどね!
「時と場合を考えて動け!空気読め!って意味です!!そして柱の皆様こんにちは!!」
まだ『今回』は話どころか会ったことがない柱の方々もいるから挨拶はしないとだ。
ただ、下手に会話したら前から知ってるような口ぶりになってしまいそう。知らないふりって結構難しいけど、気をつけよう。
「煉獄……その女性隊士は誰なのだ?鬼を連れていたという隊士は男と聞いているから別の人間だろう」
「悲鳴嶼さん!良くぞ聞いてくださった!俺の継子にして妻の煉獄朝緋だ!!」
杏寿郎さんが悲鳴嶼さんに紹介して下さった。ありがたいなぁと、うんうん頷く……って!ちょ、ちょちょちょ!?
「ああ、炎柱の継子であったか。お噂はかねがね。だが継子はわかるが妻?君は妻帯者だったのか……初耳だ。おめでとう」
じゃりじゃりと数珠を鳴らし、祝福してくださるのは嬉しいけどこのままだと継子より先に妻という認識で広がってしまう!悲鳴嶼さんが広めなくとも、周りに勝手に広められて、気がつけば鬼殺隊士全員知っている、なんて事になりかねない!!
「岩柱様!私は妻じゃないです!ただの継子です!」
「何を言っている!指輪もあるのだから朝緋は俺の妻だッ!!」
「キー!せめて恋仲の女性と紹介して!?」
「南無……どちらでも良い」
後ろから噴き出す声が聞こえた。
「ブフッ、黙って聞いてりゃ面白いなお前」
振り返るとそこには音柱、宇髄天元の姿。気配を消したか元忍!!ううん、すぐ近くにいたわ。
「ええと、音柱様の宇髄天元様、でしたね。初めまして、煉獄朝緋です。苗字が同じなのは決して!!決して、妻だからじゃないです」
「初めまして。祭りの神、宇髄天元様とは俺のことよ!
お、まじで派手に指輪はめてやがる。色も派手だな!指輪なんて流行最先端じゃねぇか。やるねぇ」
手を取られまじまじと見られる。そういえば今日は任務じゃないからと、指にはめたままきちゃったんだった。
瞬間、その腕をさらに横から掻っ攫われた。手が引っ張られて痛い。
「うちの朝緋に勝手に触らないでいただこうか宇髄!」
「……心の狭い男は嫌われるぜ煉獄」
「なぬ!?き、嫌われ……!?」
杏寿郎さんの事は宇髄さんに任せよう。話が進まない。
あと挨拶してない柱は時透くんだけど……。彼はぽやぽやと庭に咲く低木の赤い花を見ていた。
「あの花ってなんだっけ」
「あれはツツジだと思いますよ、霞柱様」
「……誰?」
「私は炎柱継子の」
「ああ、別に言わなくていいよ。どうせ忘れるし」
「アッハイ」
んんー!めっちゃ通常運転だ。
でもこれで会ったことがない人との会話は終わり、かな。ちらり、他の柱であるしのぶや蜜璃の姿を見やる。
……笑いを堪えるように肩を振るわせていた。えっ何?なになに?何なの?
「ふふ、自己紹介は終わったようですね。面白くて甘露寺さんと笑っていました」
「笑いをありがとう朝緋ちゃん!」
「ええっ!どこに笑いの要素が!?」
「掛け合いが面白いです。私達だけでなく、木の上で伊黒さんも笑っていましたよ?」
「俺は甘露寺が笑うからつられて笑っただけだ。プフ」
伊黒さんが笑う姿はレアだけど、なんか腹立つなあ。睨めば、ふいっと顔を逸らされた。
そんなことでいいのかね君。蜜璃ちゃんの情報を流してあげないぞ。
「朝緋さんは相変わらず煉獄さんと仲がよろしいようで何よりです」
「しのぶちゃ、…蟲柱様もお元気そうで」
三人での任務以来だ。つい最近とは言い難いけど、久しぶりとも違う。
「あらあら、柱の名前で呼ばなくてもいいのですよ」
「そうよぉ!私達と朝緋ちゃんの仲じゃないの!
それにしてもやりとりを見ているだけで爆笑っ……ごほん。きゅんきゅんするわぁ!!」
「蜜璃ちゃん、今爆笑するって言いかけたね」
ごめんなさい、と謝りつつヒソヒソと耳元で内緒話。柱の耳をもってしてもしのぶと私にしか聞こえない距離と声量だ。
「なんだか、お胸もおっきくなったんじゃないかしら?」
「へ、変なこと言わないでよ!……揉まれておっきくなるとか、そんな迷信みたいな」
「私揉まれてなんて一言も言ってないわよ?やだ朝緋ちゃんたら。煉獄さんに揉まれてるのね」
墓穴掘った!!穴があったら入りたいのやつ!今すぐ入る!私入る!!
「迷信じゃありませんよ。刺激や高揚感があると大きくなります。……あのお薬は足りてますか?」
「うっ、それ言わないで……」
追加の爆撃で入る穴が大きくなった上に。
「何の話だ?」
わくわくしている杏寿郎さんまで声をかけてくる始末。
「ぎゃわー!師範は女の子の話に参加してこないで!?」
「ん?む、それはすまん。宇髄には聞こえていたようだがな」
「煉獄、ほどほどにしとけよ〜」
アッ!善逸張りに耳のいい柱がいるの忘れてた!ぶっふぅ、と笑いを再びこらえているのが見えた。
「そこ!言ったら柱だろうとぶっ飛ばしますよ!!」
「はいはい、わかったよ」
……それにしても刺激と高揚感、か。
恋愛でドキドキする感じのことだよね。だから蜜璃は胸も大きいのかしら。
つまり恋の呼吸も習得すれば私の胸は……!!
この考えは止めておこう。覚えるなら普通に修行させてもらおう。
でも、杏寿郎さんが優しく揉むから大きくなったのは否めない。
ちらりと自分の胸を見てから、杏寿郎さんを見やる。目は合わなかったけれどその意味に気がついた一部の柱がまた笑った。
解せない。
隠に運ばれ、杏寿郎さんと共に本部へと向かった私は先ほどあまね様との話も終わり、ところどころ音の鳴る鶯張りの回廊を楽しみながら歩いていた。
あ……、御館様のいる屋敷の中枢だ。
ここも藤襲山と同じで、藤の花が一年を通して咲き誇っているよね。
この中枢部は特に大事な一画だからか、藤の花が特に多く咲いている。
甘くていい匂い……。
少し離れたところには杏寿郎さん達のお姿。杏寿郎さん、きらきらしててかっこいいなあ。一番かっこいい、大好き!
その時、それよりも手前にいたらしい冨岡さんと目が合った。半分半分の柄の羽織を着た、水柱姿の冨岡さんと。
これは真菰から聞いた話だけど、錆兎が着ていたのは鬼に殺された父の形見の羽織だったらしい。今度は錆兎の形見となったその羽織。そして元々冨岡さんが着ていた姉の形見の羽織。
……どちらも冨岡さんにとってとても大切な遺品。
ああ、だから半々ずつ繋ぎ合わせた柄の羽織を着ていたんだ。今になってようやく合点がいった。
冨岡さんの姿を見たら、錆兎と真菰のことを思い出してしまった。
兄と姉のような、私のだいじな存在。今は亡き家族のような人達……。
目が潤み出したので、目が合った彼に声をかける。
「お久しぶりです。冨岡さん」
「……朝緋か」
この人は水柱と呼ぶと嫌がる。
『今』もそうだかはわからない。けれど、いい顔はしないので冨岡さん呼びだ。
昔は義勇とも呼んでいたけれど今それをやると、冨岡さんはよくてもものすごく嫉妬しそうな人がいる。なので呼ばない。
「久しいな」
思えば『前」と違って、水柱となった冨岡さんの姿をお見かけする事自体、これが初だ。他の柱とは合同任務になることはあったけど、冨岡さんとは任務も一緒にならなかった。だから羽織を見て泣きそうにもなったのかも。
見かけることだけじゃない。手紙を送っても返事は書いてくれないのよね。返事代わりに毎回お菓子は送ってくれるから、ああ生きてるんだな、と生存確認ができるくらいで。
というか!お菓子って!!私は貴方の孫か何かですかね!?冨岡おじいちゃんお菓子美味しかったよありがとう!!
こぼれ落ちそうだった涙が一瞬で引いた。
ぐりん!と音でも立てるように杏寿郎さんが此方に顔を向けたのはその時だった。
「む、朝緋!そんなところにいてどうした!話は終わったのか!おいでーーっ!!」
うわ、眩しい!ピッカピカの太陽のような笑顔だ。私の姿を見つけて、とっても嬉しそうである。
「話は終わりましたよ師範ー!柱合会議のお邪魔になるので行きませーん!!」
「まだ始まらん!!おいでーーーー!!!!」
あっこれ行かないと終わらないやつ。あとで面倒くさくなるやつ。
ああもう、わかりましたよ。行きます、行きますってば。
冨岡さんに会釈し、急ぐ私。
柱達の目の前に行けば、腕を広げた杏寿郎さんに突撃され、抱き寄せられてしまった。
「ちょ、杏寿ろさ、師範!TPO!TPO考えた行動してくださいよ!」
「だから前も聞いた気がするがてぴおとは何だ!?」
杏寿郎さんたら、また『前』の記憶と混同してるんかーい!気づかれるのやだから指摘しないけどね!
「時と場合を考えて動け!空気読め!って意味です!!そして柱の皆様こんにちは!!」
まだ『今回』は話どころか会ったことがない柱の方々もいるから挨拶はしないとだ。
ただ、下手に会話したら前から知ってるような口ぶりになってしまいそう。知らないふりって結構難しいけど、気をつけよう。
「煉獄……その女性隊士は誰なのだ?鬼を連れていたという隊士は男と聞いているから別の人間だろう」
「悲鳴嶼さん!良くぞ聞いてくださった!俺の継子にして妻の煉獄朝緋だ!!」
杏寿郎さんが悲鳴嶼さんに紹介して下さった。ありがたいなぁと、うんうん頷く……って!ちょ、ちょちょちょ!?
「ああ、炎柱の継子であったか。お噂はかねがね。だが継子はわかるが妻?君は妻帯者だったのか……初耳だ。おめでとう」
じゃりじゃりと数珠を鳴らし、祝福してくださるのは嬉しいけどこのままだと継子より先に妻という認識で広がってしまう!悲鳴嶼さんが広めなくとも、周りに勝手に広められて、気がつけば鬼殺隊士全員知っている、なんて事になりかねない!!
「岩柱様!私は妻じゃないです!ただの継子です!」
「何を言っている!指輪もあるのだから朝緋は俺の妻だッ!!」
「キー!せめて恋仲の女性と紹介して!?」
「南無……どちらでも良い」
後ろから噴き出す声が聞こえた。
「ブフッ、黙って聞いてりゃ面白いなお前」
振り返るとそこには音柱、宇髄天元の姿。気配を消したか元忍!!ううん、すぐ近くにいたわ。
「ええと、音柱様の宇髄天元様、でしたね。初めまして、煉獄朝緋です。苗字が同じなのは決して!!決して、妻だからじゃないです」
「初めまして。祭りの神、宇髄天元様とは俺のことよ!
お、まじで派手に指輪はめてやがる。色も派手だな!指輪なんて流行最先端じゃねぇか。やるねぇ」
手を取られまじまじと見られる。そういえば今日は任務じゃないからと、指にはめたままきちゃったんだった。
瞬間、その腕をさらに横から掻っ攫われた。手が引っ張られて痛い。
「うちの朝緋に勝手に触らないでいただこうか宇髄!」
「……心の狭い男は嫌われるぜ煉獄」
「なぬ!?き、嫌われ……!?」
杏寿郎さんの事は宇髄さんに任せよう。話が進まない。
あと挨拶してない柱は時透くんだけど……。彼はぽやぽやと庭に咲く低木の赤い花を見ていた。
「あの花ってなんだっけ」
「あれはツツジだと思いますよ、霞柱様」
「……誰?」
「私は炎柱継子の」
「ああ、別に言わなくていいよ。どうせ忘れるし」
「アッハイ」
んんー!めっちゃ通常運転だ。
でもこれで会ったことがない人との会話は終わり、かな。ちらり、他の柱であるしのぶや蜜璃の姿を見やる。
……笑いを堪えるように肩を振るわせていた。えっ何?なになに?何なの?
「ふふ、自己紹介は終わったようですね。面白くて甘露寺さんと笑っていました」
「笑いをありがとう朝緋ちゃん!」
「ええっ!どこに笑いの要素が!?」
「掛け合いが面白いです。私達だけでなく、木の上で伊黒さんも笑っていましたよ?」
「俺は甘露寺が笑うからつられて笑っただけだ。プフ」
伊黒さんが笑う姿はレアだけど、なんか腹立つなあ。睨めば、ふいっと顔を逸らされた。
そんなことでいいのかね君。蜜璃ちゃんの情報を流してあげないぞ。
「朝緋さんは相変わらず煉獄さんと仲がよろしいようで何よりです」
「しのぶちゃ、…蟲柱様もお元気そうで」
三人での任務以来だ。つい最近とは言い難いけど、久しぶりとも違う。
「あらあら、柱の名前で呼ばなくてもいいのですよ」
「そうよぉ!私達と朝緋ちゃんの仲じゃないの!
それにしてもやりとりを見ているだけで爆笑っ……ごほん。きゅんきゅんするわぁ!!」
「蜜璃ちゃん、今爆笑するって言いかけたね」
ごめんなさい、と謝りつつヒソヒソと耳元で内緒話。柱の耳をもってしてもしのぶと私にしか聞こえない距離と声量だ。
「なんだか、お胸もおっきくなったんじゃないかしら?」
「へ、変なこと言わないでよ!……揉まれておっきくなるとか、そんな迷信みたいな」
「私揉まれてなんて一言も言ってないわよ?やだ朝緋ちゃんたら。煉獄さんに揉まれてるのね」
墓穴掘った!!穴があったら入りたいのやつ!今すぐ入る!私入る!!
「迷信じゃありませんよ。刺激や高揚感があると大きくなります。……あのお薬は足りてますか?」
「うっ、それ言わないで……」
追加の爆撃で入る穴が大きくなった上に。
「何の話だ?」
わくわくしている杏寿郎さんまで声をかけてくる始末。
「ぎゃわー!師範は女の子の話に参加してこないで!?」
「ん?む、それはすまん。宇髄には聞こえていたようだがな」
「煉獄、ほどほどにしとけよ〜」
アッ!善逸張りに耳のいい柱がいるの忘れてた!ぶっふぅ、と笑いを再びこらえているのが見えた。
「そこ!言ったら柱だろうとぶっ飛ばしますよ!!」
「はいはい、わかったよ」
……それにしても刺激と高揚感、か。
恋愛でドキドキする感じのことだよね。だから蜜璃は胸も大きいのかしら。
つまり恋の呼吸も習得すれば私の胸は……!!
この考えは止めておこう。覚えるなら普通に修行させてもらおう。
でも、杏寿郎さんが優しく揉むから大きくなったのは否めない。
ちらりと自分の胸を見てから、杏寿郎さんを見やる。目は合わなかったけれどその意味に気がついた一部の柱がまた笑った。
解せない。