幕間 ノ 参
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⚠️料理が壊滅的にへっったくそな煉獄さんがいます。色々器用なのに料理が下手という感じにどこかに小さな弱点…?いや、可愛いところあるキャラが大好きなのですすみません。
俺はメシマズらしい。
『メシマズ』とは、ご飯を作るのが下手な人。または不味い料理のことをいう。
最初に千寿郎からボソリと言われた時はまだ、その言葉が何を指すものかわからなかった。
後から意味を朝緋に聞いた時は、それはもう落ち込んだものだ。千寿郎にその言葉を伝授したのも、朝緋のようだったが。
いやしかし、よもやよもやだ……。
俺の作った料理は、そんなに不味かったのか。そうかあ……。
『煉獄杏寿郎はメシマズ男である』
それはまだ私が鬼殺隊に入っておらず、寝込んでいた時の事だ。
負傷で生家へと帰ってきた杏寿郎さんが、しばらく家で療養をして偶の休息を取るとのことで、ご自分よりよほど重篤に見えるらしい私のためにと料理を振舞ってくれるという。
瑠火さんが儚い人となってから、これまで私が厨を任されてきた。だからか、杏寿郎さんが千寿郎の作る料理を食べたのは私が寝込んだこの時が初めてだったと思う。
私が食べた卵粥の残りは、全てぺろくり美味しく食べてしまったそうだ……あれすごい量だったと思うけど、ほんとよく食べるなあ。
それで、千寿郎が作る粥のように、私を料理で元気にしたいとの事。どういう風の吹き回しなのかと思っていたけど、そんな理由で男子自ら厨に立つという。
正直に言っていい?……その想いにきゅんとした。
ただ、私には杏寿郎さんの炎の扱いについて、危惧することがある。
それが焼き芋事件だ。
俺はメシマズらしい。
『メシマズ』とは、ご飯を作るのが下手な人。または不味い料理のことをいう。
最初に千寿郎からボソリと言われた時はまだ、その言葉が何を指すものかわからなかった。
後から意味を朝緋に聞いた時は、それはもう落ち込んだものだ。千寿郎にその言葉を伝授したのも、朝緋のようだったが。
いやしかし、よもやよもやだ……。
俺の作った料理は、そんなに不味かったのか。そうかあ……。
『煉獄杏寿郎はメシマズ男である』
それはまだ私が鬼殺隊に入っておらず、寝込んでいた時の事だ。
負傷で生家へと帰ってきた杏寿郎さんが、しばらく家で療養をして偶の休息を取るとのことで、ご自分よりよほど重篤に見えるらしい私のためにと料理を振舞ってくれるという。
瑠火さんが儚い人となってから、これまで私が厨を任されてきた。だからか、杏寿郎さんが千寿郎の作る料理を食べたのは私が寝込んだこの時が初めてだったと思う。
私が食べた卵粥の残りは、全てぺろくり美味しく食べてしまったそうだ……あれすごい量だったと思うけど、ほんとよく食べるなあ。
それで、千寿郎が作る粥のように、私を料理で元気にしたいとの事。どういう風の吹き回しなのかと思っていたけど、そんな理由で男子自ら厨に立つという。
正直に言っていい?……その想いにきゅんとした。
ただ、私には杏寿郎さんの炎の扱いについて、危惧することがある。
それが焼き芋事件だ。