mission 3: Confession of love ~愛の告白~
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ダンテが触れている手首からはディーヴァの鼓動が少しずつ加速していくのを感じとれる。顔も徐々に紅色に色づいてゆく。
それに気付いたダンテはからかうような笑みを浮かべた。
「照れた?」
「……う、まあ……それなりに」
瞳にも照れの色が滲んで溶けている。
長い睫毛がその照れの色を映す瞳を隠そうとまばたいた。
え、マジで?
てっきりそんなわけないよ、と反論が返されるのだと思っていたので、ダンテまでもが照れてしまいそうだった。
「ダンテって……よく見るとかっこいいんだね」
ダンテを再び見上げ、ぼそりと呟く。
とうとう照れが限界突破したのか、ディーヴァが素直になれない照れ隠しのようなものを見せてきた。
……まったく、何を言い出すかと思えば。
「よく見るとって……オレみたいな美丈夫にヒデェな、よく見なくてもかっこいいだろ」
「ろ、露出狂なとこがマイナスポイントだと思うよ」
「Oh、露出狂……ひでぇ」
素肌にコートだから人によっては露出狂にも見られるだろう。
でもディーヴァにだけは指摘されたくなかった。
ダンテは苦笑しながらも、ディーヴァの額にかかった髪を後ろにどけてやる。
照れているその顔をもっと暴くが如く、頬に指を滑らせ、なぜる。
照れが限界突破していようが、逃がさない。
じっと見つめていれば、やがて視線に慣れたディーヴァが諦めモードに陥り、ダンテをまっすぐに見つめ返してきた。
きらりと煌めくエメラルドの瞳。そこにダンテの姿が映っている。
生きている。
生きて、ダンテの姿をこうして映している。
「ディーヴァ…生きてて良かった。
ほんっとうに良かった……」
「えっと、うん、ありがとう……」
心底ホッとしたといったダンテに、感謝を伝えることくらいしかできないのがディーヴァは心苦しく感じた。
ダンテが続ける。
「ディーヴァが家族を亡くしたばっかりでつらいのはわかる。よーくわかるつもりだ。
だから、生きる意味すら感じなくなる時も出てくるかもしれない。
でも、悲しいことを考える前にオレに言え。死ぬくらいならディーヴァのこれからを全部、オレがもらう。
何のために、なんて考えるなら、オレのために生きろ」
ダンテが真っすぐ射抜くような視線を寄越して、ディーヴァにそう言葉を紡ぐ。
「ダンテの、ために……」
ディーヴァが生きる意味を、ダンテが与えてくれている。
生きることを、ディーヴァ自身を必要としてくれている。
「……安心して?死のうとなんてしない。ちゃんと生きてくって決めてるから…だから大丈夫。
それでも、ダンテがそう言ってくれて嬉しい。
どうしても辛くなったら、ダンテのためって、そう思うことにする。
ディーヴァは頬にあるダンテの手を慈しむかのように自らの手を重ねた。
「つらくなったら、こうやってダンテが傍にいてくれるんだね。……すごく心強いや」
涙を止めてへにゃりと笑うディーヴァ。
ダンテの中いっぱいに、彼女への愛で満たされていく。
体が、心が、魂が、彼女に触れたいと、愛を伝えたいと言う想いであふれる。
気がつけば、ダンテは己の気持ちを口に出していた。
「好きだ」
「……え?」
「ディーヴァ……好きだ。
会ったばっかりだろうって言いたいのはわかる。で
もどうしようもないくらいお前が愛しい。……愛してる」
ディーヴァはその言葉に一瞬目を見開き驚いたようだったが、すぐににっこりと笑顔になった。
「ダンテ……ありがとう。
その気持ち、すごく嬉しい」
ダンテはその言葉がゴーサインだと思った。
目を閉じゆっくりと顔を近づけ、あと数センチのところでディーヴァの唇だ。
……ふにゃり。
しかし、やわらかいはやわらかいが、なんだかちがう感触。
目を開けて確認するとそれは、ディーヴァの唇ではなく、ディーヴァの手のひらだった。
どういうことなんだと、困惑するダンテを置いてディーヴァは腰に手をあてて立ち上がった。
「人から好意を持たれるのってすごく幸せなことだよね!すっごく嬉しいし、元気でたよ!
埃っぽいし、そのテンションのまま掃除しちゃおうね!」
「なんだよ!今キスする雰囲気だっただろ!?」
Oh, baby!そりゃないぜ!
「キ、キスゥ!?
そんな気はありません!
あたしも好き、なんて返せるわけない!恥ずかしいッ!!
もちろん、感謝はしてるよ?でもそれとこれとは話が別!
それより掃除用具はどこにあるの?言っとくけどダンテも掃除するんだからね」
「それよりじゃねーし掃除用具は階段の下だ!」
「何だかんだ答えてるじゃない。ありがとう」
そう返しながらディーヴァは、キスされるかと思って心臓バクバク、赤くなった顔を隠した。
ダンテはディーヴァの真っ赤すぎる表情には気がつかず、舌打ちする。
「チッ……小悪魔め」
「残念天使です」
聞こえたらしい。
階段下の物置で箒を探す彼女が返事した。
絶対ふりむかせてやる。
好きと返事させてやる。
ダンテはそう魂にまでも誓った。
それに気付いたダンテはからかうような笑みを浮かべた。
「照れた?」
「……う、まあ……それなりに」
瞳にも照れの色が滲んで溶けている。
長い睫毛がその照れの色を映す瞳を隠そうとまばたいた。
え、マジで?
てっきりそんなわけないよ、と反論が返されるのだと思っていたので、ダンテまでもが照れてしまいそうだった。
「ダンテって……よく見るとかっこいいんだね」
ダンテを再び見上げ、ぼそりと呟く。
とうとう照れが限界突破したのか、ディーヴァが素直になれない照れ隠しのようなものを見せてきた。
……まったく、何を言い出すかと思えば。
「よく見るとって……オレみたいな美丈夫にヒデェな、よく見なくてもかっこいいだろ」
「ろ、露出狂なとこがマイナスポイントだと思うよ」
「Oh、露出狂……ひでぇ」
素肌にコートだから人によっては露出狂にも見られるだろう。
でもディーヴァにだけは指摘されたくなかった。
ダンテは苦笑しながらも、ディーヴァの額にかかった髪を後ろにどけてやる。
照れているその顔をもっと暴くが如く、頬に指を滑らせ、なぜる。
照れが限界突破していようが、逃がさない。
じっと見つめていれば、やがて視線に慣れたディーヴァが諦めモードに陥り、ダンテをまっすぐに見つめ返してきた。
きらりと煌めくエメラルドの瞳。そこにダンテの姿が映っている。
生きている。
生きて、ダンテの姿をこうして映している。
「ディーヴァ…生きてて良かった。
ほんっとうに良かった……」
「えっと、うん、ありがとう……」
心底ホッとしたといったダンテに、感謝を伝えることくらいしかできないのがディーヴァは心苦しく感じた。
ダンテが続ける。
「ディーヴァが家族を亡くしたばっかりでつらいのはわかる。よーくわかるつもりだ。
だから、生きる意味すら感じなくなる時も出てくるかもしれない。
でも、悲しいことを考える前にオレに言え。死ぬくらいならディーヴァのこれからを全部、オレがもらう。
何のために、なんて考えるなら、オレのために生きろ」
ダンテが真っすぐ射抜くような視線を寄越して、ディーヴァにそう言葉を紡ぐ。
「ダンテの、ために……」
ディーヴァが生きる意味を、ダンテが与えてくれている。
生きることを、ディーヴァ自身を必要としてくれている。
「……安心して?死のうとなんてしない。ちゃんと生きてくって決めてるから…だから大丈夫。
それでも、ダンテがそう言ってくれて嬉しい。
どうしても辛くなったら、ダンテのためって、そう思うことにする。
ディーヴァは頬にあるダンテの手を慈しむかのように自らの手を重ねた。
「つらくなったら、こうやってダンテが傍にいてくれるんだね。……すごく心強いや」
涙を止めてへにゃりと笑うディーヴァ。
ダンテの中いっぱいに、彼女への愛で満たされていく。
体が、心が、魂が、彼女に触れたいと、愛を伝えたいと言う想いであふれる。
気がつけば、ダンテは己の気持ちを口に出していた。
「好きだ」
「……え?」
「ディーヴァ……好きだ。
会ったばっかりだろうって言いたいのはわかる。で
もどうしようもないくらいお前が愛しい。……愛してる」
ディーヴァはその言葉に一瞬目を見開き驚いたようだったが、すぐににっこりと笑顔になった。
「ダンテ……ありがとう。
その気持ち、すごく嬉しい」
ダンテはその言葉がゴーサインだと思った。
目を閉じゆっくりと顔を近づけ、あと数センチのところでディーヴァの唇だ。
……ふにゃり。
しかし、やわらかいはやわらかいが、なんだかちがう感触。
目を開けて確認するとそれは、ディーヴァの唇ではなく、ディーヴァの手のひらだった。
どういうことなんだと、困惑するダンテを置いてディーヴァは腰に手をあてて立ち上がった。
「人から好意を持たれるのってすごく幸せなことだよね!すっごく嬉しいし、元気でたよ!
埃っぽいし、そのテンションのまま掃除しちゃおうね!」
「なんだよ!今キスする雰囲気だっただろ!?」
Oh, baby!そりゃないぜ!
「キ、キスゥ!?
そんな気はありません!
あたしも好き、なんて返せるわけない!恥ずかしいッ!!
もちろん、感謝はしてるよ?でもそれとこれとは話が別!
それより掃除用具はどこにあるの?言っとくけどダンテも掃除するんだからね」
「それよりじゃねーし掃除用具は階段の下だ!」
「何だかんだ答えてるじゃない。ありがとう」
そう返しながらディーヴァは、キスされるかと思って心臓バクバク、赤くなった顔を隠した。
ダンテはディーヴァの真っ赤すぎる表情には気がつかず、舌打ちする。
「チッ……小悪魔め」
「残念天使です」
聞こえたらしい。
階段下の物置で箒を探す彼女が返事した。
絶対ふりむかせてやる。
好きと返事させてやる。
ダンテはそう魂にまでも誓った。