mission 6:Let's go shopping! ~手を繋いで~
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さすがにオープンしたてだから混んでるね」
オープニングセールも開催しているからか、さらに混んでいるようだ。
店についたダンテとディーヴァは口をあんぐりと開け人の多さに圧倒された。
たくさんの行き交う人に、思わずダンテにひっつくディーヴァ。
そして無意識か、ダンテの手をきゅっと握ってしまった。
びく。
ダンテが驚いて握られた手を見た。
「あ、ごめんね」
「いい。はぐれないように繋いどこうぜ」
慌てて手を放そうとしたディーヴァの手をダンテは繋ぎ直し、ゆったり歩き出した。
指と指が絡み合い、そして二度と離れる事がないよう、隙間なく握り締める。
あたたかい。互いから伝わる手の熱で、心までもが満たされた。
ダンテを見上げながらディーヴァがその歩みに続く。
ディーヴァの足の長さに歩幅を調整してくれているようで、そのちょっとした気遣いにまた、嬉しさがこみ上げた。
「ねぇダンテ。こんなに人がいるんじゃ買い物して歩くのいや?」
たしかに、ダンテは人混みも、自分よりもおしゃべりなやつも、オリーブも嫌いだ。
だが、ディーヴァと一緒に過ごすためならば喜んで好きになろう。
まあ、オリーブだけは勘弁して欲しいところだが。
「一人だったらイヤだが、ディーヴァとなら悪くねぇ」
ディーヴァはオレのだ!と世に知らしめられていい。
羨ましいだろ、ってな。
ディーヴァはいくら指摘してもわかってはくれないが、どの角度からどうみてもかわいい女の子なのだ。
腰までの美しいティントグリーンの髪を持つだけで十分に目立つ容姿をしている。
だが、それだけでなく小さい背丈にエメラルドを嵌め込んだかのようなくりくりの瞳。
後ろから見れば子供のようだが、前からみればすぐわかる。
ぽん、と出た上向きバストにきゅきゅっと引き締まったウエストのくびれ、なでるのにサイコーそうなヒップライン。
一歩外に出ようものなら誰もが振り返って見てしまう。
悪魔さえ魅了する。
正にこの腐った掃き溜めに舞い降りた天使である。おっと……本当に天使の血をひいていたな。
声をかけられる回数も多そうで、自分がついていなかったらと思うともやもやして気が気じゃない。
実際、ここについてからダンテがナビマップを手に入れるべく一瞬離れたのだが、それと同時に砂糖に群がる蟻のようにどこからともなく男がよって来た。
これはディーヴァがかわいらしい女の子だから、だけではなさそうだ。ディーヴァのぽえぽえほんわかした話しかけやすい雰囲気にもあるようだが……。
ダンテがディーヴァに見えないような位置から男共をひと睨みすると全員、そそくさと散っていった。
その男共の中には舐めまわすような視線もあった。
ダンテはディーヴァを視姦することさえ許せなく思う。自分はしないのか?する。めちゃくちゃする。
ダンテと同じで、邪な考えを浮かばせるやつも中には多いだろう。
いや、多くなかったらおかしい。
むしろ、ディーヴァを前にして惚れないやつがいたら聞いてみたい。他に誰に惚れるんだよ!ああ゛!?
でもディーヴァを視姦するのも、味わうのも、感じるのも自分一人でいいのだから、男共が見るのは禁止、聞くのも禁止、喋るのも禁止!見るなモンキー聞くなモンキー言うなモンキー。
ダンテはそうとう惚れ込んでいるようだ。
ダンテ、お前は他の者に一体どうしてほしいんだ。
そんなダンテの謎の葛藤は知らず、ディーヴァはブラブラと歩いてウィンドウショッピングを楽しんだあと、続いてメンズ物の服屋へとダンテを引っ張った。
「おいおい強引だな、試着室プレイか?」
「違いますぅー、ダンテはそこに立ってて」
ディーヴァはダンテを鏡の前に立たせると適当に持ってきたシャツを合わせた。
「何でも似合うねー、モデルがいいからかな?赤系もダンテぽくて良いけど、たまには目の色に合わせて青系もいいんじゃない?」
「それは勘弁」
青系はあまり好みではないようで、ダンテはやんわりと否定し、苦笑いを浮かべた。
そのあと、何軒かの店をはしごしてディーヴァのトータルコーディネートによる、ダンテの衣装チェンジが終わった。
バーバリーチェックのピンクワイシャツに、薄手ニットの焦げ茶色ロングカーディガン。
そしてダメージ加工のスキニータイブのジーンズだ。
鏡に映るダンテはモデルのように様になっていた。
自分で見てもその出来映えに驚く。
「ダンテ、いつも赤コートばっかりだったけど、こういう服もかっこいい……よく似合ってるよ」
着替えたことで袋に入れられたいつものコートをギュッと抱え、ディーヴァはにっこりと笑った。
「へぇ……今度から服はディーヴァに選んでもらうかな」
「家政婦から専属コーディネーターにランクアップね」
喜ぶディーヴァにダンテは否定したくなった。
オレにとってのお前は家政婦でもなく、コーディネーターでもなく、ただ一人の惚れた大切な女の子だ、と。
オープニングセールも開催しているからか、さらに混んでいるようだ。
店についたダンテとディーヴァは口をあんぐりと開け人の多さに圧倒された。
たくさんの行き交う人に、思わずダンテにひっつくディーヴァ。
そして無意識か、ダンテの手をきゅっと握ってしまった。
びく。
ダンテが驚いて握られた手を見た。
「あ、ごめんね」
「いい。はぐれないように繋いどこうぜ」
慌てて手を放そうとしたディーヴァの手をダンテは繋ぎ直し、ゆったり歩き出した。
指と指が絡み合い、そして二度と離れる事がないよう、隙間なく握り締める。
あたたかい。互いから伝わる手の熱で、心までもが満たされた。
ダンテを見上げながらディーヴァがその歩みに続く。
ディーヴァの足の長さに歩幅を調整してくれているようで、そのちょっとした気遣いにまた、嬉しさがこみ上げた。
「ねぇダンテ。こんなに人がいるんじゃ買い物して歩くのいや?」
たしかに、ダンテは人混みも、自分よりもおしゃべりなやつも、オリーブも嫌いだ。
だが、ディーヴァと一緒に過ごすためならば喜んで好きになろう。
まあ、オリーブだけは勘弁して欲しいところだが。
「一人だったらイヤだが、ディーヴァとなら悪くねぇ」
ディーヴァはオレのだ!と世に知らしめられていい。
羨ましいだろ、ってな。
ディーヴァはいくら指摘してもわかってはくれないが、どの角度からどうみてもかわいい女の子なのだ。
腰までの美しいティントグリーンの髪を持つだけで十分に目立つ容姿をしている。
だが、それだけでなく小さい背丈にエメラルドを嵌め込んだかのようなくりくりの瞳。
後ろから見れば子供のようだが、前からみればすぐわかる。
ぽん、と出た上向きバストにきゅきゅっと引き締まったウエストのくびれ、なでるのにサイコーそうなヒップライン。
一歩外に出ようものなら誰もが振り返って見てしまう。
悪魔さえ魅了する。
正にこの腐った掃き溜めに舞い降りた天使である。おっと……本当に天使の血をひいていたな。
声をかけられる回数も多そうで、自分がついていなかったらと思うともやもやして気が気じゃない。
実際、ここについてからダンテがナビマップを手に入れるべく一瞬離れたのだが、それと同時に砂糖に群がる蟻のようにどこからともなく男がよって来た。
これはディーヴァがかわいらしい女の子だから、だけではなさそうだ。ディーヴァのぽえぽえほんわかした話しかけやすい雰囲気にもあるようだが……。
ダンテがディーヴァに見えないような位置から男共をひと睨みすると全員、そそくさと散っていった。
その男共の中には舐めまわすような視線もあった。
ダンテはディーヴァを視姦することさえ許せなく思う。自分はしないのか?する。めちゃくちゃする。
ダンテと同じで、邪な考えを浮かばせるやつも中には多いだろう。
いや、多くなかったらおかしい。
むしろ、ディーヴァを前にして惚れないやつがいたら聞いてみたい。他に誰に惚れるんだよ!ああ゛!?
でもディーヴァを視姦するのも、味わうのも、感じるのも自分一人でいいのだから、男共が見るのは禁止、聞くのも禁止、喋るのも禁止!見るなモンキー聞くなモンキー言うなモンキー。
ダンテはそうとう惚れ込んでいるようだ。
ダンテ、お前は他の者に一体どうしてほしいんだ。
そんなダンテの謎の葛藤は知らず、ディーヴァはブラブラと歩いてウィンドウショッピングを楽しんだあと、続いてメンズ物の服屋へとダンテを引っ張った。
「おいおい強引だな、試着室プレイか?」
「違いますぅー、ダンテはそこに立ってて」
ディーヴァはダンテを鏡の前に立たせると適当に持ってきたシャツを合わせた。
「何でも似合うねー、モデルがいいからかな?赤系もダンテぽくて良いけど、たまには目の色に合わせて青系もいいんじゃない?」
「それは勘弁」
青系はあまり好みではないようで、ダンテはやんわりと否定し、苦笑いを浮かべた。
そのあと、何軒かの店をはしごしてディーヴァのトータルコーディネートによる、ダンテの衣装チェンジが終わった。
バーバリーチェックのピンクワイシャツに、薄手ニットの焦げ茶色ロングカーディガン。
そしてダメージ加工のスキニータイブのジーンズだ。
鏡に映るダンテはモデルのように様になっていた。
自分で見てもその出来映えに驚く。
「ダンテ、いつも赤コートばっかりだったけど、こういう服もかっこいい……よく似合ってるよ」
着替えたことで袋に入れられたいつものコートをギュッと抱え、ディーヴァはにっこりと笑った。
「へぇ……今度から服はディーヴァに選んでもらうかな」
「家政婦から専属コーディネーターにランクアップね」
喜ぶディーヴァにダンテは否定したくなった。
オレにとってのお前は家政婦でもなく、コーディネーターでもなく、ただ一人の惚れた大切な女の子だ、と。