4日目 誘惑とキス
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「ア、アホ面って…。ってか、え…?リアラ、もしかして…これがお前の世界のオレ!?」
「そう。私の世界の『ダンテ』だよ。私は朝に一度会ったけどね。ダンテさん、こっちがこの世界の『ダンテ』です」
「よう、『俺』」
軽く手をあげて若に挨拶してくる髭。
若はまじまじと上から下まで順繰りに見てみた。
今の自分よりも均等に筋肉が付いていて、なんだか自分がひどく貧相に見えてきてしまう。
…うらやましい。
「……オレよりがっしりしてんな、オッサン」
「自分だろ、オッサンとか言うなって。まるでぼうやに言われてるみたいじゃないか」
「ぼうや?」
「ああ、こっちの話だ」
ネロの話はしない方がよさそうだ。
どんなきっかけで出会うかわからないし、未来は教えないでいた方が楽しい。
髭は口をつぐんだ。
「…あの、ダンテさん」
お互いダンテ同士の邂逅はすんだ。
残りはもう1人。
彼女についても説明したほうがいいかもしれない。
「ん?リアラ、なんだ?」
「まだ説明してなかったんですけど、こっちにはまだもう1人女の子がいるんです」
「そっちの『リアラ』ってことか?」
「いいえ。残念ながら私はこの世界に存在していません」
「そうなのか、ちょっとさびしいな…」
そう思っていてくれて嬉しい。
至極寂しそうな表情を浮かべる髭に、リアラは苦笑して感謝を伝えた。
「そう。私の世界の『ダンテ』だよ。私は朝に一度会ったけどね。ダンテさん、こっちがこの世界の『ダンテ』です」
「よう、『俺』」
軽く手をあげて若に挨拶してくる髭。
若はまじまじと上から下まで順繰りに見てみた。
今の自分よりも均等に筋肉が付いていて、なんだか自分がひどく貧相に見えてきてしまう。
…うらやましい。
「……オレよりがっしりしてんな、オッサン」
「自分だろ、オッサンとか言うなって。まるでぼうやに言われてるみたいじゃないか」
「ぼうや?」
「ああ、こっちの話だ」
ネロの話はしない方がよさそうだ。
どんなきっかけで出会うかわからないし、未来は教えないでいた方が楽しい。
髭は口をつぐんだ。
「…あの、ダンテさん」
お互いダンテ同士の邂逅はすんだ。
残りはもう1人。
彼女についても説明したほうがいいかもしれない。
「ん?リアラ、なんだ?」
「まだ説明してなかったんですけど、こっちにはまだもう1人女の子がいるんです」
「そっちの『リアラ』ってことか?」
「いいえ。残念ながら私はこの世界に存在していません」
「そうなのか、ちょっとさびしいな…」
そう思っていてくれて嬉しい。
至極寂しそうな表情を浮かべる髭に、リアラは苦笑して感謝を伝えた。