4日目 誘惑とキス
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しゃこしゃこしゃこ…。
昨日持ち帰ってきた悪魔の鏡。
歯を磨きながらそれをぼへーっと覗きこむダンテ。
その口元は泡まみれである。
「で、この鏡…なんなんだろうな」
「なんでもいいけど床に泡を垂らさないでね」
「そうそう。掃除するのはあたし達なんだし」
「わかってるって。ふーむ、魔界製の鏡、ね……。イイ鏡だな!」
横から下から裏側から。
じっくりと観察したダンテがニカッと笑う。
「うーん…。そう、かな?」
リアラは『イイ鏡』というダンテに賛成しかねたのか、微妙そうな顔をした。
小さくついた髑髏の装飾はこちらを睨んでいるようにも見えるし、今はただの鏡と、そういえどもヒシヒシと伝わり続ける闇の魔力。
お世辞にも素敵とは言えない。
むしろとても毒々しく、禍々しい、持っているだけで呪われそうに感じた。
そしてそのダンテの言葉を聞いたディーヴァは、鏡とダンテを交互に見てから…。
「ダンテってさ。前から思ってたけど……」
「なんだ?」
「あくしゅみっ!」
「えっ!?」
確かにそうである。
悪魔を狩ってくるダンテは、たまに戦利品などと称して悪魔の首を持って帰ってくることがあるのだ。
最初は牛のような顔の悪魔の首がひとつだったのに、おかげさまで事務所に飾られた悪魔の首は3~4つ。
こんなものを飾るなんて悪趣味といわずしてなんと言えようか。
しかし、『悪趣味』などと愛するディーヴァに言われ、ちょっと落ち込むダンテだった。
昨日持ち帰ってきた悪魔の鏡。
歯を磨きながらそれをぼへーっと覗きこむダンテ。
その口元は泡まみれである。
「で、この鏡…なんなんだろうな」
「なんでもいいけど床に泡を垂らさないでね」
「そうそう。掃除するのはあたし達なんだし」
「わかってるって。ふーむ、魔界製の鏡、ね……。イイ鏡だな!」
横から下から裏側から。
じっくりと観察したダンテがニカッと笑う。
「うーん…。そう、かな?」
リアラは『イイ鏡』というダンテに賛成しかねたのか、微妙そうな顔をした。
小さくついた髑髏の装飾はこちらを睨んでいるようにも見えるし、今はただの鏡と、そういえどもヒシヒシと伝わり続ける闇の魔力。
お世辞にも素敵とは言えない。
むしろとても毒々しく、禍々しい、持っているだけで呪われそうに感じた。
そしてそのダンテの言葉を聞いたディーヴァは、鏡とダンテを交互に見てから…。
「ダンテってさ。前から思ってたけど……」
「なんだ?」
「あくしゅみっ!」
「えっ!?」
確かにそうである。
悪魔を狩ってくるダンテは、たまに戦利品などと称して悪魔の首を持って帰ってくることがあるのだ。
最初は牛のような顔の悪魔の首がひとつだったのに、おかげさまで事務所に飾られた悪魔の首は3~4つ。
こんなものを飾るなんて悪趣味といわずしてなんと言えようか。
しかし、『悪趣味』などと愛するディーヴァに言われ、ちょっと落ち込むダンテだった。