「そうなんだよ。こいつ、オッパイとかケツは大人だが、中身は学生なんだよ」

その時、後ろから音もなくするりと腕が回され、ディーヴァは抱き締められた。

わずかに驚きながらも、その腕をつねる。
ダンテにはまったくもって功をなさなかったが。

「ダンテ…帰ってきたんだ。どっかに捨ててきてもらったはずなのに」
「どこに捨てられようが置いてこられようが、オレはディーヴァの元へ帰ってくるぜ！」
「はいはいゴクローサマです。でも、リアラお姉ちゃんの前だからいい加減にしようか？」

これ以上やってはディーヴァに嫌われてしまう。
ダンテは名残惜しそうにしながらも、ゆっくり離れリアラに近づいた。

「かわいい女子高生だろ？つい襲いたくなるが、このとおり未成年だからな。襲いたくとも襲えないんだよ」

はあ…とため息まじりにコソコソ耳打ちしてくるダンテ。
ほんのり赤く頬を染め、リアラはなんとも言えない顔でダンテを見た。