6日目 サヨナラは言わない
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気がついたらリアラの部屋だった。
同じ場所、同じ時間、世界だけが違う。
振り返れば、鏡の波紋はゆっくりと消えていき…やがてリアラとダンテを映すだけの普通の鏡になってしまった。
再び泣いてしまいそうだったが、リアラはその思いをぐっとこらえる。
「ディーヴァちゃん…ダンテ…」
会えてよかった。
貰ったガラス細工の薔薇をそっと手で包んでは、そう思う。
ガラス細工を包む手を、さらにゴツゴツとしたこちらのダンテの手が包み込んだ。
「ダンテさん…」
見上げればダンテの瞳の中に、瑠璃色の自分の瞳が映り込んでいるのが見えた。
その瞳には慈しむような愛しげな感情が浮かんでいる。
「改めてお帰り、リアラ」
「ただいまです、ダンテさん」
ダンテにゆっくりと撫でられ、リアラははにかむように笑った。
同じ場所、同じ時間、世界だけが違う。
振り返れば、鏡の波紋はゆっくりと消えていき…やがてリアラとダンテを映すだけの普通の鏡になってしまった。
再び泣いてしまいそうだったが、リアラはその思いをぐっとこらえる。
「ディーヴァちゃん…ダンテ…」
会えてよかった。
貰ったガラス細工の薔薇をそっと手で包んでは、そう思う。
ガラス細工を包む手を、さらにゴツゴツとしたこちらのダンテの手が包み込んだ。
「ダンテさん…」
見上げればダンテの瞳の中に、瑠璃色の自分の瞳が映り込んでいるのが見えた。
その瞳には慈しむような愛しげな感情が浮かんでいる。
「改めてお帰り、リアラ」
「ただいまです、ダンテさん」
ダンテにゆっくりと撫でられ、リアラははにかむように笑った。