6日目 サヨナラは言わない
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「ディーヴァちゃん、」
「振り返らないで!…お願い、今の顔は見せたくないから…」
振り返ろうとしたリアラに鋭いディーヴァの声がかかる。
しかし、リアラは鏡に向かっていた足をターンさせて踵を返した。
その腕の中にディーヴァをきつく、きつく抱き締める。
ディーヴァは目を見開いて驚いていたが、すなおに抱擁を受け入れた。
「な、んで…リアラお姉ちゃ……」
「ごめん、そのお願いは聞けないよ…っ!」
「泣いてるとこなんて、見せたくなかったのに…」
「私も泣いてるからお互い様、でしょ?」
リアラもディーヴァも、どちらも泣いていた。
キラキラと透明で綺麗な涙が、お互いの頬を流れ落ちている。
「泣かないなんて…無理だよぉ…」
わんわん泣きじゃくるディーヴァの顔を胸に押し付け、リアラもポロポロと涙をこぼす。
別れる前にどうしても抱き締めたかった。
触れて体温を確かめ合いたかった。
その結果、別れがつらくなろうとも、心の底で姉妹としての契りをかわしたもの同士、このまま別れるなんてできなかった。
「振り返らないで!…お願い、今の顔は見せたくないから…」
振り返ろうとしたリアラに鋭いディーヴァの声がかかる。
しかし、リアラは鏡に向かっていた足をターンさせて踵を返した。
その腕の中にディーヴァをきつく、きつく抱き締める。
ディーヴァは目を見開いて驚いていたが、すなおに抱擁を受け入れた。
「な、んで…リアラお姉ちゃ……」
「ごめん、そのお願いは聞けないよ…っ!」
「泣いてるとこなんて、見せたくなかったのに…」
「私も泣いてるからお互い様、でしょ?」
リアラもディーヴァも、どちらも泣いていた。
キラキラと透明で綺麗な涙が、お互いの頬を流れ落ちている。
「泣かないなんて…無理だよぉ…」
わんわん泣きじゃくるディーヴァの顔を胸に押し付け、リアラもポロポロと涙をこぼす。
別れる前にどうしても抱き締めたかった。
触れて体温を確かめ合いたかった。
その結果、別れがつらくなろうとも、心の底で姉妹としての契りをかわしたもの同士、このまま別れるなんてできなかった。