6日目 サヨナラは言わない
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リアラの叫びの内容と髭を目にした時の態度でディーヴァには理解できた。
まぁた若が何か言ったに違いない。
「なんとなくわかったよ。リアラお姉ちゃん、ダンテのことはあたしに任せて。ちゃあんと言い聞かせておくから」
「ううう、ありがとうディーヴァちゃん」
コホン!
咳払いひとつ。
「…とにかく!」
気を取り直し、リアラは優しい顔になってディーヴァと若に微笑みかけた。
「買い物したり、美味しいもの食べたり、歌ったり…。2人とも、色々なたくさんの思い出をありがとう」
「たくさん思い出貰ったのはあたし達の方だよ。できることならもっと一緒にいたかったな…」
「うん、そうだね…私もそう思うよ…」
「リアラ、そろそろ行かないとこの光の波紋もいつまで持つかわからないぞ」
髭が少し焦りながらリアラに呼び掛ける。
光の波紋が波打つ間は大丈夫だとは思うが、いつまで持つのかと聞かれたらわからない。
「はい、そうですね…」
その言葉を皮切りに、名残惜しげにしつつディーヴァから一歩下がり、鏡へと進み始める。
「リアラお姉ちゃん、悪魔をこれからも狩るなら怪我しないように気を付けて。風邪ひかないように元気でやってね」
「ディーヴァちゃん達も無理しないで。…2人で元気で過ごして幸せになって。……それじゃ、もう行くね」
「………うん」
鏡に手を触れる。
水面のように波打つそこは、簡単にリアラと髭の手を飲み込んだ。
まぁた若が何か言ったに違いない。
「なんとなくわかったよ。リアラお姉ちゃん、ダンテのことはあたしに任せて。ちゃあんと言い聞かせておくから」
「ううう、ありがとうディーヴァちゃん」
コホン!
咳払いひとつ。
「…とにかく!」
気を取り直し、リアラは優しい顔になってディーヴァと若に微笑みかけた。
「買い物したり、美味しいもの食べたり、歌ったり…。2人とも、色々なたくさんの思い出をありがとう」
「たくさん思い出貰ったのはあたし達の方だよ。できることならもっと一緒にいたかったな…」
「うん、そうだね…私もそう思うよ…」
「リアラ、そろそろ行かないとこの光の波紋もいつまで持つかわからないぞ」
髭が少し焦りながらリアラに呼び掛ける。
光の波紋が波打つ間は大丈夫だとは思うが、いつまで持つのかと聞かれたらわからない。
「はい、そうですね…」
その言葉を皮切りに、名残惜しげにしつつディーヴァから一歩下がり、鏡へと進み始める。
「リアラお姉ちゃん、悪魔をこれからも狩るなら怪我しないように気を付けて。風邪ひかないように元気でやってね」
「ディーヴァちゃん達も無理しないで。…2人で元気で過ごして幸せになって。……それじゃ、もう行くね」
「………うん」
鏡に手を触れる。
水面のように波打つそこは、簡単にリアラと髭の手を飲み込んだ。