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「………」
何かの気配を感じ取り、リアラは後ろを振り返る。
(何か、いる…?)
辺りを見回すが、自分以外の影は見当たらない。だが、何かがいる、とリアラの本能が告げていた。
その時。
「っ!?」
ガシリと何かに足を掴まれ、リアラはうしろを振り返る。自分の影から手が伸び、自分の足を掴んでいたのだ。
(前に私の声を奪った悪魔と同じ奴… )
前に自分の声を奪った悪魔と移動方法が似ている。
リアラはその手から逃れようとするが、身体が金縛りにあったように動かない。次々に影から手が伸び、リアラの身体を絡め取っていく。やがて、身体が影に飲み込まれ始めた。
「…っ、…っ!」
為す術もなく、身体が引きずり込まれていく。完全に飲み込まれる寸前、見上げる形になった月に、大切な人の姿が思い浮かぶ。
(ダンテ、さん…!)
リアラの心の叫びだけを残し、辺りは静寂に包まれた。
月だけが、その様子を見ていた。
何かの気配を感じ取り、リアラは後ろを振り返る。
(何か、いる…?)
辺りを見回すが、自分以外の影は見当たらない。だが、何かがいる、とリアラの本能が告げていた。
その時。
「っ!?」
ガシリと何かに足を掴まれ、リアラはうしろを振り返る。自分の影から手が伸び、自分の足を掴んでいたのだ。
(前に私の声を奪った悪魔と同じ奴… )
前に自分の声を奪った悪魔と移動方法が似ている。
リアラはその手から逃れようとするが、身体が金縛りにあったように動かない。次々に影から手が伸び、リアラの身体を絡め取っていく。やがて、身体が影に飲み込まれ始めた。
「…っ、…っ!」
為す術もなく、身体が引きずり込まれていく。完全に飲み込まれる寸前、見上げる形になった月に、大切な人の姿が思い浮かぶ。
(ダンテ、さん…!)
リアラの心の叫びだけを残し、辺りは静寂に包まれた。
月だけが、その様子を見ていた。