6日目 サヨナラは言わない
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ひゃああああ!と叫びだす寸前で他の者に先を越された。
「きゃーーーっっ!!」
廊下を隔てた向こう側の部屋から、甲高い叫び声が聞こえてくる。
ディーヴァの声だった。
「あっちも同じ状態らしい」
ゆっくり衣擦れの音をさせて、髭は起き上がってククッと笑う。
「叫ばないのか?」
「…タイミングを失いました」
同じく起き上って、そばにあったクッションで顔を隠すリアラ。
それはまだ洗ったばかりのようでここの部屋の主の匂いではなく、お日さまとほのかな柔軟剤の香りがした。
元の世界でもこんな風に一緒に寝ることなんて、特別な時以外ほとんどないのに…。
顔を真っ赤に染めて口を尖らすリアラの頭を、髭はひと撫でして立った。
「おはよう、リアラ」
「おはようございます、ダンテさん」
差し出された手をとり、リアラも立ち上がって挨拶する。
「またこうして間近で朝の挨拶をかわせて嬉しいよ」
見つめあう2つの青い瞳は、髭もリアラも、どちらもわずかながら歓喜に潤んでいた。
「きゃーーーっっ!!」
廊下を隔てた向こう側の部屋から、甲高い叫び声が聞こえてくる。
ディーヴァの声だった。
「あっちも同じ状態らしい」
ゆっくり衣擦れの音をさせて、髭は起き上がってククッと笑う。
「叫ばないのか?」
「…タイミングを失いました」
同じく起き上って、そばにあったクッションで顔を隠すリアラ。
それはまだ洗ったばかりのようでここの部屋の主の匂いではなく、お日さまとほのかな柔軟剤の香りがした。
元の世界でもこんな風に一緒に寝ることなんて、特別な時以外ほとんどないのに…。
顔を真っ赤に染めて口を尖らすリアラの頭を、髭はひと撫でして立った。
「おはよう、リアラ」
「おはようございます、ダンテさん」
差し出された手をとり、リアラも立ち上がって挨拶する。
「またこうして間近で朝の挨拶をかわせて嬉しいよ」
見つめあう2つの青い瞳は、髭もリアラも、どちらもわずかながら歓喜に潤んでいた。