5日目 月の騎士と重なる旋律
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「とはいえ、この鏡をそのままにしてはおけないからな、俺達が帰った後に若に壊してもらうことにした」
「壊す…んですか?」
「さすがに置いたままにしてはおけねーしな。万が一何か起こって、ディーヴァを危険な目に合わせるわけにはいかねーし」
「そっか…。そうだよね」
若の言葉に、リアラが頷いた時だった。
「ダンテ、待って!お願いだから、その鏡を壊さないでほしいの!」
突然ディーヴァが若の腕を掴み、必死に訴え始めた。若のみならず、リアラと髭も驚きに目を見開く。
「ディーヴァちゃん…?」
「いきなりどうしたんだよ、ディーヴァ。お前、この鏡あるの怖がってただろ?」
「それはそうだけど…。どんな物であれ、リアラお姉ちゃんに会えたのは、この鏡がきっかけになったから、思い出に取っておきたいの。もう、会えなくなっちゃうかもしれないから…」
「ディーヴァちゃん…」
ディーヴァの言葉に心を打たれたリアラは、自らも若と髭に頼みこんだ。
「私からもお願い。ディーヴァちゃんを危険な目に合わせたくないダンテの気持ちは私にもよくわかるし、その鏡を管理しておくのは大変だっていうこともわかってる。けれど、ディーヴァちゃんがそう言ってくれるなら、私もそうしたい」
「リアラ…」
「……」
頭を下げて頼みこむリアラに、髭は小さくため息をつくと、リアラの頭にポン、と手を置いた。
「…はぁ。仕方ねえな」
「二人がそう言うんだもんな、取っといてやるか」
若もディーヴァの頭に手を置き、優しく撫でてやる。
ディーヴァとリアラは顔を見合わせると、嬉しそうに笑った。
「ありがとう、ダンテ!」
「ありがとうございます、ダンテさん!」
二人の笑顔に、若と髭もつられて笑みを浮かべた。
「壊す…んですか?」
「さすがに置いたままにしてはおけねーしな。万が一何か起こって、ディーヴァを危険な目に合わせるわけにはいかねーし」
「そっか…。そうだよね」
若の言葉に、リアラが頷いた時だった。
「ダンテ、待って!お願いだから、その鏡を壊さないでほしいの!」
突然ディーヴァが若の腕を掴み、必死に訴え始めた。若のみならず、リアラと髭も驚きに目を見開く。
「ディーヴァちゃん…?」
「いきなりどうしたんだよ、ディーヴァ。お前、この鏡あるの怖がってただろ?」
「それはそうだけど…。どんな物であれ、リアラお姉ちゃんに会えたのは、この鏡がきっかけになったから、思い出に取っておきたいの。もう、会えなくなっちゃうかもしれないから…」
「ディーヴァちゃん…」
ディーヴァの言葉に心を打たれたリアラは、自らも若と髭に頼みこんだ。
「私からもお願い。ディーヴァちゃんを危険な目に合わせたくないダンテの気持ちは私にもよくわかるし、その鏡を管理しておくのは大変だっていうこともわかってる。けれど、ディーヴァちゃんがそう言ってくれるなら、私もそうしたい」
「リアラ…」
「……」
頭を下げて頼みこむリアラに、髭は小さくため息をつくと、リアラの頭にポン、と手を置いた。
「…はぁ。仕方ねえな」
「二人がそう言うんだもんな、取っといてやるか」
若もディーヴァの頭に手を置き、優しく撫でてやる。
ディーヴァとリアラは顔を見合わせると、嬉しそうに笑った。
「ありがとう、ダンテ!」
「ありがとうございます、ダンテさん!」
二人の笑顔に、若と髭もつられて笑みを浮かべた。