5日目 月の騎士と重なる旋律
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「さて、問題はこの鏡だが…」
「あの悪魔が死んだとはいえ、元は魔界の鏡だろ?壊すべきだとオレは思うけど」
「だな、俺もそう思う。徐々に魔力を失いつつはあるが、万が一ってこともある。このままにしてはおけないな」
そう言い、若と髭は目の前にある二つの鏡を見つめる。
持ち主である悪魔が死んだことで、二つの鏡からは少しずつ魔力が失われつつある。とはいえ、また他の人間の手に渡って何か起こらないとは言いきれないし、若にはディーヴァが怖がるような物を置いてはおけないという思いが、髭には自分があの悪魔を逃がしたことでリアラをこんな目に合わせてしまった、だからけじめをつけたいという思いがあった。
「とはいえ、この鏡がないと俺達は帰れないしな…悪いが、お前に頼むことになりそうだ」
「気にすんなって。オッサン達が元の世界に帰るのがまずは第一だろ。…で、この鏡の魔力、あとどれくらいでなくなりそうかわかるか?」
「そうだな…」
思案するように顎に手を当て、髭が口を開いた、その時だった。
「あの悪魔が死んだとはいえ、元は魔界の鏡だろ?壊すべきだとオレは思うけど」
「だな、俺もそう思う。徐々に魔力を失いつつはあるが、万が一ってこともある。このままにしてはおけないな」
そう言い、若と髭は目の前にある二つの鏡を見つめる。
持ち主である悪魔が死んだことで、二つの鏡からは少しずつ魔力が失われつつある。とはいえ、また他の人間の手に渡って何か起こらないとは言いきれないし、若にはディーヴァが怖がるような物を置いてはおけないという思いが、髭には自分があの悪魔を逃がしたことでリアラをこんな目に合わせてしまった、だからけじめをつけたいという思いがあった。
「とはいえ、この鏡がないと俺達は帰れないしな…悪いが、お前に頼むことになりそうだ」
「気にすんなって。オッサン達が元の世界に帰るのがまずは第一だろ。…で、この鏡の魔力、あとどれくらいでなくなりそうかわかるか?」
「そうだな…」
思案するように顎に手を当て、髭が口を開いた、その時だった。