5日目 月の騎士と重なる旋律
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『天使の子もろとも、串刺しになりなさい!』
セラータがそう言うと同時に、リアラとディーヴァに向かって無数の針が降り注ぐ。それを見た若は思わず叫ぶ。
「ディーヴァ、リアラッ!」
二人の元に行こうと若が一歩踏み出すが、髭が肩を掴んで引き止める。
「っ、何で止めんだよ!」
「リアラはそんな簡単にやられねえよ。それに、守るって言ったもんは必ず守る。…見てみな」
顎で指し示す髭につられ、若が二人のいる方へと顔を向けると…。
「!」
若の視線の先には、ディーヴァを守るように引き寄せ、手を掲げたリアラの姿があった。二人を囲む円の中には針が刺さった跡など全くなく、外だけが針によって抉れている。
それを見たセラータは目を見開く。
『な…!どういうこと…!?』
「…あんた、魔力さえ感じとれないの?神経を研ぎ澄ませて、よく感じとってみなさい」
リアラの言葉に慌ててセラータが意識を集中すると、二人の周りを魔力が覆っていた。まるで円を描くように…。
『まさか…結界…!?』
「気づくのが遅いわね。それでよく私を先に食べるなんて言えたものだわ」
二人の周りを覆うように、薄い水色の幕が張られていた。その幕は光を受けて、まるで氷の結晶のようにキラキラと輝く。
リアラの魔力で生み出された、氷の結界だ。
「触れるものなら触ってごらんなさい。触った途端に凍りつくでしょうけどね」
『…くっ…!』
そう言われてしまっては用意に近寄ることなどできず、セラータは悔しそうに顔を歪める。
その様子を呆然と見ていた若に、髭が話しかける。
セラータがそう言うと同時に、リアラとディーヴァに向かって無数の針が降り注ぐ。それを見た若は思わず叫ぶ。
「ディーヴァ、リアラッ!」
二人の元に行こうと若が一歩踏み出すが、髭が肩を掴んで引き止める。
「っ、何で止めんだよ!」
「リアラはそんな簡単にやられねえよ。それに、守るって言ったもんは必ず守る。…見てみな」
顎で指し示す髭につられ、若が二人のいる方へと顔を向けると…。
「!」
若の視線の先には、ディーヴァを守るように引き寄せ、手を掲げたリアラの姿があった。二人を囲む円の中には針が刺さった跡など全くなく、外だけが針によって抉れている。
それを見たセラータは目を見開く。
『な…!どういうこと…!?』
「…あんた、魔力さえ感じとれないの?神経を研ぎ澄ませて、よく感じとってみなさい」
リアラの言葉に慌ててセラータが意識を集中すると、二人の周りを魔力が覆っていた。まるで円を描くように…。
『まさか…結界…!?』
「気づくのが遅いわね。それでよく私を先に食べるなんて言えたものだわ」
二人の周りを覆うように、薄い水色の幕が張られていた。その幕は光を受けて、まるで氷の結晶のようにキラキラと輝く。
リアラの魔力で生み出された、氷の結界だ。
「触れるものなら触ってごらんなさい。触った途端に凍りつくでしょうけどね」
『…くっ…!』
そう言われてしまっては用意に近寄ることなどできず、セラータは悔しそうに顔を歪める。
その様子を呆然と見ていた若に、髭が話しかける。
