5日目 月の騎士と重なる旋律
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少しして、リアラがトレーを持って戻ってきた。白いティーカップには、温かな湯気をたてたミルクティーが入っている。
「はい、どうぞ」
「ああ、ありがとな」
「いいえ」
ダンテの前にティーカップを置き、自分の分も置くと、リアラは向かいのソファに座る。
「…で、相談って?」
「あー、その、さ…。リアラから見て、オレの気持ち、ディーヴァに伝わってると思うか?」
「気持ち、って、好きっていう気持ち、ってこと?」
「ああ」
困ったように頭を掻き、目を泳がせるダンテに、ああ、やっぱりそういうことか、と心の中で納得したリアラは正直に答える。
「私はダンテの気持ち、ちゃんとディーヴァちゃんに伝わってると思うよ。じゃなきゃ、あんなに幸せそうな顔しないと思う」
昨日の朝、朝食を食べている時に自分が言った言葉に嬉しそうに笑っていたディーヴァを思い出す。好きじゃなきゃ、きっとあんな顔はできない。
そっか、とどこか安心したような顔で頷き、ダンテは続ける。
「たださ、オレがどれだけディーヴァが好きかってこと、ディーヴァに伝わってない気がするんだよなー。こんなに好きなのに…」
そう言って拗ねる仕草はどこか子供っぽくて、リアラはくすりと笑みを零す。
「はい、どうぞ」
「ああ、ありがとな」
「いいえ」
ダンテの前にティーカップを置き、自分の分も置くと、リアラは向かいのソファに座る。
「…で、相談って?」
「あー、その、さ…。リアラから見て、オレの気持ち、ディーヴァに伝わってると思うか?」
「気持ち、って、好きっていう気持ち、ってこと?」
「ああ」
困ったように頭を掻き、目を泳がせるダンテに、ああ、やっぱりそういうことか、と心の中で納得したリアラは正直に答える。
「私はダンテの気持ち、ちゃんとディーヴァちゃんに伝わってると思うよ。じゃなきゃ、あんなに幸せそうな顔しないと思う」
昨日の朝、朝食を食べている時に自分が言った言葉に嬉しそうに笑っていたディーヴァを思い出す。好きじゃなきゃ、きっとあんな顔はできない。
そっか、とどこか安心したような顔で頷き、ダンテは続ける。
「たださ、オレがどれだけディーヴァが好きかってこと、ディーヴァに伝わってない気がするんだよなー。こんなに好きなのに…」
そう言って拗ねる仕草はどこか子供っぽくて、リアラはくすりと笑みを零す。