魔女と魔獣の日常(小話)
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『何もない日』
青い空、白い雲、カラッと晴れた気持ちの良いこの日。
特に用事もないこんな日は農作業の他には、のんびりと家事をして過ごすに限る!
というディーヴァの教えに従い、ダンテは濡れた衣服を籠から取り出し、鼻先で匂いをこれでもかと吸い込み、そしてパンとはたいた。
しわくちゃだったそれが広がって初めてわかる。
……うわオレのパンツかよ。
お揃いで買ったイチゴ柄のアンダーウェア。
そのディーヴァのパンツだと思ったのに、残念でならない。
げんなりと目に見えて落ち込んだダンテの元へディーヴァの歌声が聞こえてくる。
見れば足でリズムをとりながら、洗濯物干しに精を出していた。
「洗濯物が♪あっという間に♪乾くわ♪ちゅっちゅぴかぴか、ちゅっちゅぴかぴか♪」
眩しい笑顔に癒され、ささくれ立った心が安らぐ。
ディーヴァは気分がノるとよく歌を歌う。
そうである。御察しの通り。
ディーヴァの指示のもと、2人は今、洗濯物を干してほして干しまくっていた。
うんうん、お歌の方は非常に楽しそうで何よりだ。こちらまで楽しくなってくる。
だけどその歌…。
「それ夏休みの歌だな」
「うん。お母さんバージョンの歌詞だけどね」
はためく服の間からさらさら流れる風が気持ちいい。
最後の1枚を干し終えて、ディーヴァはふう、と息を吐き出した。
「それじゃ、皺もしっかり伸ばしたし、そろそろ取り込もうかな」
「は?」
干し終えたと思ったら、今度は取り込む?
脱水が足りていなかったか、衣服からぽたぽたと水滴が落ち、下の地面に濃いシミができるほどだというに?
「あほか。今干したばっかりでそんなすぐ乾くわけね、」
「ていっ!」
ダンテが聞くも、ディーヴァは懐ゴソゴソ。
残念ながら着ている服の関係上ナマの谷間を拝むことはできないが、服と服の間、その胸の谷間部分から、何やら黒くて丸いボールのようなものを取り出す。
ミニG●NTZ?と思われたそれを、ディーヴァ選手投げましたァーーー!!
そしてそんな場所に物を隠してるとは…!ぜひオレもその胸の谷間に隠れたいところだと思った。
…髭の兄貴みたいに小さくなれないと無理だが。
「いでよ!ドライヤーアタック!!」
その呪文が効いたか効かなかったかはよくわからないが、ディーヴァの呪文と同じタイミングで球が割れる。
巻き起こる嵐とも取れそうな強さの風。
ともすれば飛ばされてしまいそうな風が、四方八方から洗濯物を直撃!
風にビュービューと、竿ごと揺れる洗濯物だが、ディーヴァの干し方がよかったのかなんなのか、飛ばされることなく、水気だけが蒸発していく。
風が収まった時には、洗濯物は太陽にしっかり乾かされたのと同様、カラッカラに乾いていた。
ふんわりと柔軟仕上げ剤のいい香りが運ばれてくる。
「魔法で乾かす算段だったか。……よく乾いてら」
洗濯物を手に取り、その感触を確かめてみる。
なるほど、これならすぐに取り込める。
同じく隣に来たディーヴァがふわふわに乾いたタオルに顔を押し付けて言う。
…その様子はまるで洗濯物洗剤のCMだ。
「さっきのは風魔法を閉じ込めたボールなの。
防犯のカラーボールみたいに投げて使う物なんだってさ」
「へぇー。
って、風魔法って事は自分の魔法じゃねぇよな。なら今のはどこで手に入れた?」
「前にダンテのとこの長男さん…2代目さんがくれた。魔獣に襲われて状況を打破する時に使えば、形成逆転するかもしれないって」
「えっお強い兄貴の魔力球かよ」
近いところの風属性の知り合いといえばそうなろう。
ということはだ。
相当な魔力が込められていただろう。なんといっても兄弟最強のオトコの作ったもの。価値も高いに違いない(売ったら高いに違いない)
しかしあの野郎…いつのまにディーヴァにそんな危険物渡してんだ。
オレに使わせようってか、そうは問屋どころか魔獣市場も卸さねえ。絶対阻止!
…でも、ほかの危険な魔獣相手にだったとしたらまずいな。
なぜなら、
「どう考えても今は魔獣に襲われてる場面じゃないだろが。もったいねぇ!
だいたいそんなん使わなくてもオレが乾かしてやったのによぉ~」
ダンテの属性、炎。
使い方によっては加減してドライヤーのように熱風を生み出し、それで洗濯物を乾かすことなんてわけない。
だが、ディーヴァはごーるどぶちゃいくによく似た顔ですぐさま拒否した。
「ダンテのダメはいダメ。最悪消し炭になるし良くて埃まみれだもん」
「んだよ。前にやったのまーだ根に持ってんのかよ」
以前、同じような機会に見舞われたダンテとディーヴァ。
その時はその最悪が怒ったのだ。
ヒント:「ンウェー!」
そう。ダンテが持つアグニ。それを振り回し、テンペストを起こして炎の竜巻を作り上げやがったのだこの魔獣は!
ちなみにルドラは持っていない状態というに、どうやってテンペストを起こしたのかは定かではない…。
その炎の竜巻が燃やしたものこそ、ディーヴァの洋服類。
その中でも被害の大きかったものこそ、ディーヴァの大事なおぱんてぃだった。
お怒りモードマックス一直線な案件だったといえよう。
「当たり前でしょ。
たたむんだからダンテも早く取り込んで」
ハンガーのピンチを次々外していったディーヴァは、腕に抱えた衣服達をダンテの両手に押し付けた。
青い空、白い雲、カラッと晴れた気持ちの良いこの日。
特に用事もないこんな日は農作業の他には、のんびりと家事をして過ごすに限る!
というディーヴァの教えに従い、ダンテは濡れた衣服を籠から取り出し、鼻先で匂いをこれでもかと吸い込み、そしてパンとはたいた。
しわくちゃだったそれが広がって初めてわかる。
……うわオレのパンツかよ。
お揃いで買ったイチゴ柄のアンダーウェア。
そのディーヴァのパンツだと思ったのに、残念でならない。
げんなりと目に見えて落ち込んだダンテの元へディーヴァの歌声が聞こえてくる。
見れば足でリズムをとりながら、洗濯物干しに精を出していた。
「洗濯物が♪あっという間に♪乾くわ♪ちゅっちゅぴかぴか、ちゅっちゅぴかぴか♪」
眩しい笑顔に癒され、ささくれ立った心が安らぐ。
ディーヴァは気分がノるとよく歌を歌う。
そうである。御察しの通り。
ディーヴァの指示のもと、2人は今、洗濯物を干してほして干しまくっていた。
うんうん、お歌の方は非常に楽しそうで何よりだ。こちらまで楽しくなってくる。
だけどその歌…。
「それ夏休みの歌だな」
「うん。お母さんバージョンの歌詞だけどね」
はためく服の間からさらさら流れる風が気持ちいい。
最後の1枚を干し終えて、ディーヴァはふう、と息を吐き出した。
「それじゃ、皺もしっかり伸ばしたし、そろそろ取り込もうかな」
「は?」
干し終えたと思ったら、今度は取り込む?
脱水が足りていなかったか、衣服からぽたぽたと水滴が落ち、下の地面に濃いシミができるほどだというに?
「あほか。今干したばっかりでそんなすぐ乾くわけね、」
「ていっ!」
ダンテが聞くも、ディーヴァは懐ゴソゴソ。
残念ながら着ている服の関係上ナマの谷間を拝むことはできないが、服と服の間、その胸の谷間部分から、何やら黒くて丸いボールのようなものを取り出す。
ミニG●NTZ?と思われたそれを、ディーヴァ選手投げましたァーーー!!
そしてそんな場所に物を隠してるとは…!ぜひオレもその胸の谷間に隠れたいところだと思った。
…髭の兄貴みたいに小さくなれないと無理だが。
「いでよ!ドライヤーアタック!!」
その呪文が効いたか効かなかったかはよくわからないが、ディーヴァの呪文と同じタイミングで球が割れる。
巻き起こる嵐とも取れそうな強さの風。
ともすれば飛ばされてしまいそうな風が、四方八方から洗濯物を直撃!
風にビュービューと、竿ごと揺れる洗濯物だが、ディーヴァの干し方がよかったのかなんなのか、飛ばされることなく、水気だけが蒸発していく。
風が収まった時には、洗濯物は太陽にしっかり乾かされたのと同様、カラッカラに乾いていた。
ふんわりと柔軟仕上げ剤のいい香りが運ばれてくる。
「魔法で乾かす算段だったか。……よく乾いてら」
洗濯物を手に取り、その感触を確かめてみる。
なるほど、これならすぐに取り込める。
同じく隣に来たディーヴァがふわふわに乾いたタオルに顔を押し付けて言う。
…その様子はまるで洗濯物洗剤のCMだ。
「さっきのは風魔法を閉じ込めたボールなの。
防犯のカラーボールみたいに投げて使う物なんだってさ」
「へぇー。
って、風魔法って事は自分の魔法じゃねぇよな。なら今のはどこで手に入れた?」
「前にダンテのとこの長男さん…2代目さんがくれた。魔獣に襲われて状況を打破する時に使えば、形成逆転するかもしれないって」
「えっお強い兄貴の魔力球かよ」
近いところの風属性の知り合いといえばそうなろう。
ということはだ。
相当な魔力が込められていただろう。なんといっても兄弟最強のオトコの作ったもの。価値も高いに違いない(売ったら高いに違いない)
しかしあの野郎…いつのまにディーヴァにそんな危険物渡してんだ。
オレに使わせようってか、そうは問屋どころか魔獣市場も卸さねえ。絶対阻止!
…でも、ほかの危険な魔獣相手にだったとしたらまずいな。
なぜなら、
「どう考えても今は魔獣に襲われてる場面じゃないだろが。もったいねぇ!
だいたいそんなん使わなくてもオレが乾かしてやったのによぉ~」
ダンテの属性、炎。
使い方によっては加減してドライヤーのように熱風を生み出し、それで洗濯物を乾かすことなんてわけない。
だが、ディーヴァはごーるどぶちゃいくによく似た顔ですぐさま拒否した。
「ダンテのダメはいダメ。最悪消し炭になるし良くて埃まみれだもん」
「んだよ。前にやったのまーだ根に持ってんのかよ」
以前、同じような機会に見舞われたダンテとディーヴァ。
その時はその最悪が怒ったのだ。
ヒント:「ンウェー!」
そう。ダンテが持つアグニ。それを振り回し、テンペストを起こして炎の竜巻を作り上げやがったのだこの魔獣は!
ちなみにルドラは持っていない状態というに、どうやってテンペストを起こしたのかは定かではない…。
その炎の竜巻が燃やしたものこそ、ディーヴァの洋服類。
その中でも被害の大きかったものこそ、ディーヴァの大事なおぱんてぃだった。
お怒りモードマックス一直線な案件だったといえよう。
「当たり前でしょ。
たたむんだからダンテも早く取り込んで」
ハンガーのピンチを次々外していったディーヴァは、腕に抱えた衣服達をダンテの両手に押し付けた。
