魔女と魔獣の日常(小話)
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ゴゴゴゴゴ…!
こちら側に視線を戻せば、魔法をぶっ放す準備のようなものを始めている。目が!笑ってない!
「ひいい」
「「お覚悟!」」
ドドドドド!!
本気の戦いというわけでもなし、ルティアとリアラにしてみれば反省させればそれでいいのだろう比較的ヤワな攻撃魔法、弱い光の雨と小さめの氷の塊が、ディーヴァめがけて発射される。
当たると地味に痛い。
「で、でも!この魔法あたしはしあわせになれる魔法なんだよ!お菓子!いっぱい!しあわせ!」
頭に当たってはと、赤いフードで赤ずきんスタイルになって凌ぐディーヴァは、自身の気持ちを言の葉に乗せて逃げ惑った。
「それは貴女だけよ?反省の色が足りないようね」
「貴女しか幸せな気持ちになれない魔法なんて意味ないでしょー!」
ビシビシビシ!ゴン!
反省してないぞこいつ!と続けて放つ魔法。
シャーペンの芯レベルにまで落とされた光の雨と小ぶりの雹が頭に直撃。布の上からでも絶対痛い。
「ぎにゃ!お菓子美味しいもん!ステキな魔法でしょ!?」
そう言って取り出したるは、ディーヴァの杖たるロサレプス。後ろのお二人に構えて~…、、、
「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!ヴァニッシュメント・ディス・ワールドッ!!」
ぺかーーー!!
もンの凄く強い光が2人へと向けられる。
ところどころ七色にも輝く白い光は、ビッグバンもかくやという眩しさ。
が、ダメージは特に受けない。
「わっ眩しっ!今いる世界消そうとしてどうするのよー?」
「直訳するとそうなるよね。しかもポ●モンのフラッシュと同じ効果しかないし…」
「あたしちょっと厨二病入ってるんでー!」
魔女が厨二病とは、アホの子の予感しかしない。
そしてダメージがなければ追いつくのは早く、眩しさから早急に脱した2人は自らの杖をぐるんと振り上げた。
「「とりあえず反省しなさい」」
逃げるディーヴァのプリプリした臀部めがけ、氷と光が合わさったプリズムクリスタル発射。
きゅうりを背後に見た猫のように飛び上がるディーヴァ。これまた痛いぞ。
「ぴぎゃっ!ウヮーーーン!今回は魔法も暴発しちゃったんですぅーーー!!」
まだ言うか。そのような言い訳は通用しないというに。
尻を抑えて涙目に倒れたディーヴァを杖先でツンツンしつつ、ルティアはため息を吐いた。
「お菓子に目がないのかしらこの子…」
「うっうっうっ…痔になっちゃうかもぉ~。あ!お菓子は特にチーズ系とリンゴ系に目がないよ。そこんとこよろしくね」
痛がったと思いきやこの発言。
リアラは小さなげんこつをディーヴァの頭へと落とし、お灸を据える時間に終止符を打った。
一方こちらは2人のダンテとバージルとの、兄弟喧嘩の現場。
「オラオラオラオラオラオラオラァ」
「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ」」
●ョジョかよ。と言いたくなるほどの肉体言語での攻撃の応酬で、魔法対決どこ行った状態。
若の攻撃は髭とバージルコンビの防御の前では、拳一つ当たらないのであった。
「くそっ、あたらねぇ…!」
当たらないどころではない。
メギャン!
バージルの閻魔刀が閃き、若の攻撃を弾き、まっすぐに若の眉間を狙う。
髭が一歩退いたところへと若が「バージルゥゥ!ここであったが百年目ェ!!」などと宣いながら右手に装備した炎の剣アグニ、左手に装備したベオウルフを一閃させたのを、バージルが真っ向から受け止めたのだ。
若はバージルより豪腕である。
その若の攻撃を真っ向から受けるというのは、なかなかにハードだ。
「たしかに貴様との邂逅からほぼ百年たっている。正確にはあと数年足すがな」
冷たく鋭い閻魔刀そのままの視線を若に向け、バージルが言葉を紡いだ。
冷静沈着、冷酷無慈悲、だがなかなかの品行方正、そんな言葉で表せられるバージルだが、こう見えて好戦的なのだ。
ガン!キン!ギャリリリ!!
左手のベオウルフで閻魔刀の刃を掴み、バージルの幻影剣が若の右手のアグニを受けるという異色の鍔迫り合いをする2人であるが、お手隙となった髭はというと…。
「おーおー、ってことはキョーダイ別れて約百年ってわけだ。若、見ねえうちにでかくなったな。それはバージルにも言えることだけど」
「うっせ!髭生やしたニイちゃん!」
バージルの味方のはずだが、すぐそばで観戦していた。
「髭生やしたニイちゃんだぁ?」
しかし、髭生やしたニイちゃん呼びはあまりお気に召さなかったようだ。
若とバージルのあいだにスッと入り、バージルの役を掻っ攫って若に殴りかかる。
いや、これはホールドスリーパーだったようだ。
「お前、服が半裸コートだとは感心しねぇな。こんな変態に育ってくれちゃっておにーちゃん悲しい…ぞっ!」
「誰が…っ変態だゴラァ!あだだだだぁ!!ギブギブギーブ!」
ぐびがじま゛る゛!と、全てに濁点を混じらせて髭の体をバシバシ叩く若の話は聞いちゃいないよう。
若よりも体格もよく腕の太さも重量級。それな髭に力一杯絞められて、若は意識を飛ばしそうな状態だ。
それでも続けざまに放たれた髭の言葉は、若も火事場の馬鹿力を出さざるを得ないものだった。
「ハッ!まさか、パートナーの赤ずきんみたいな嬢ちゃん魔女の趣味か!?
そうだとしたらあの嬢ちゃんこそとんだ変態だな!」
「…今なんつった?ディーヴァを馬鹿にしたか?」
触れていることができなくなるくらい若の体温がグングンと上がっていく。
あまりの熱さに髭が若を突き放すとともに、若の姿がみるみる大きく、そして炎と火の粉を撒き散らす獅子の姿へと変わった。
これが若の魔獣姿、レオ・イグニースだ。
「ディーヴァを侮辱するのはオレが許さん!『ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!』」
ゴォォォォオ!
鬼気迫る表情で叫び、鬣の炎をバージルと髭目掛け広げて撒き散らす。
ポ●モンの炎の渦に近い、周りを炎の海に変える魔法だ。
あわやディーヴァが一番心配している菓子に炎が迫るところだった。(ストロベリーサンデーは特殊な氷結魔法がかかっているため簡単には溶けない)
「熱苦しい奴だと前から思っていたが、魔法までここまで熱苦しいとは…」
「あちぃな。氷属性のバージルには辛いだろ。俺に任せろ」
暴れ獅子と化した若へ、拳をポキポキと鳴らし髭が近づく。さすがに毒という属性の魔法を使って懲らしめることはしないらしく、赤い毒針は生成していない。
「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!」
メメタァ!!!!
目にも留まらぬ速さで唸る髭の拳が若の顔面にストレートに入る。いい音したぞ。
「ぎゃぶっ!?」
「ハッハッハッ貧弱!貧弱ゥ!」
炎の塊のような魔獣が吹っ飛んだことで、多少とはいえ立ち込める熱気と埃。
その場所は菓子の並んだテーブルからそう遠くない。
「貧弱ー!は、いいんだけど周りは巻き込まないでくださいよ」
「ルティアの菓子もだが、お前のリアラが作った菓子も被害を受けるぞ」
「埃だらけになったら困るわ…」
「ほんとだよ~気をつけてバトルしてよ~」
「「「「事の発端はだまりなさい」」」」
「うぇーーーい」
ディーヴァ黙るぅん。お口チャックね。(・×・)
こちら側に視線を戻せば、魔法をぶっ放す準備のようなものを始めている。目が!笑ってない!
「ひいい」
「「お覚悟!」」
ドドドドド!!
本気の戦いというわけでもなし、ルティアとリアラにしてみれば反省させればそれでいいのだろう比較的ヤワな攻撃魔法、弱い光の雨と小さめの氷の塊が、ディーヴァめがけて発射される。
当たると地味に痛い。
「で、でも!この魔法あたしはしあわせになれる魔法なんだよ!お菓子!いっぱい!しあわせ!」
頭に当たってはと、赤いフードで赤ずきんスタイルになって凌ぐディーヴァは、自身の気持ちを言の葉に乗せて逃げ惑った。
「それは貴女だけよ?反省の色が足りないようね」
「貴女しか幸せな気持ちになれない魔法なんて意味ないでしょー!」
ビシビシビシ!ゴン!
反省してないぞこいつ!と続けて放つ魔法。
シャーペンの芯レベルにまで落とされた光の雨と小ぶりの雹が頭に直撃。布の上からでも絶対痛い。
「ぎにゃ!お菓子美味しいもん!ステキな魔法でしょ!?」
そう言って取り出したるは、ディーヴァの杖たるロサレプス。後ろのお二人に構えて~…、、、
「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!ヴァニッシュメント・ディス・ワールドッ!!」
ぺかーーー!!
もンの凄く強い光が2人へと向けられる。
ところどころ七色にも輝く白い光は、ビッグバンもかくやという眩しさ。
が、ダメージは特に受けない。
「わっ眩しっ!今いる世界消そうとしてどうするのよー?」
「直訳するとそうなるよね。しかもポ●モンのフラッシュと同じ効果しかないし…」
「あたしちょっと厨二病入ってるんでー!」
魔女が厨二病とは、アホの子の予感しかしない。
そしてダメージがなければ追いつくのは早く、眩しさから早急に脱した2人は自らの杖をぐるんと振り上げた。
「「とりあえず反省しなさい」」
逃げるディーヴァのプリプリした臀部めがけ、氷と光が合わさったプリズムクリスタル発射。
きゅうりを背後に見た猫のように飛び上がるディーヴァ。これまた痛いぞ。
「ぴぎゃっ!ウヮーーーン!今回は魔法も暴発しちゃったんですぅーーー!!」
まだ言うか。そのような言い訳は通用しないというに。
尻を抑えて涙目に倒れたディーヴァを杖先でツンツンしつつ、ルティアはため息を吐いた。
「お菓子に目がないのかしらこの子…」
「うっうっうっ…痔になっちゃうかもぉ~。あ!お菓子は特にチーズ系とリンゴ系に目がないよ。そこんとこよろしくね」
痛がったと思いきやこの発言。
リアラは小さなげんこつをディーヴァの頭へと落とし、お灸を据える時間に終止符を打った。
一方こちらは2人のダンテとバージルとの、兄弟喧嘩の現場。
「オラオラオラオラオラオラオラァ」
「「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ」」
●ョジョかよ。と言いたくなるほどの肉体言語での攻撃の応酬で、魔法対決どこ行った状態。
若の攻撃は髭とバージルコンビの防御の前では、拳一つ当たらないのであった。
「くそっ、あたらねぇ…!」
当たらないどころではない。
メギャン!
バージルの閻魔刀が閃き、若の攻撃を弾き、まっすぐに若の眉間を狙う。
髭が一歩退いたところへと若が「バージルゥゥ!ここであったが百年目ェ!!」などと宣いながら右手に装備した炎の剣アグニ、左手に装備したベオウルフを一閃させたのを、バージルが真っ向から受け止めたのだ。
若はバージルより豪腕である。
その若の攻撃を真っ向から受けるというのは、なかなかにハードだ。
「たしかに貴様との邂逅からほぼ百年たっている。正確にはあと数年足すがな」
冷たく鋭い閻魔刀そのままの視線を若に向け、バージルが言葉を紡いだ。
冷静沈着、冷酷無慈悲、だがなかなかの品行方正、そんな言葉で表せられるバージルだが、こう見えて好戦的なのだ。
ガン!キン!ギャリリリ!!
左手のベオウルフで閻魔刀の刃を掴み、バージルの幻影剣が若の右手のアグニを受けるという異色の鍔迫り合いをする2人であるが、お手隙となった髭はというと…。
「おーおー、ってことはキョーダイ別れて約百年ってわけだ。若、見ねえうちにでかくなったな。それはバージルにも言えることだけど」
「うっせ!髭生やしたニイちゃん!」
バージルの味方のはずだが、すぐそばで観戦していた。
「髭生やしたニイちゃんだぁ?」
しかし、髭生やしたニイちゃん呼びはあまりお気に召さなかったようだ。
若とバージルのあいだにスッと入り、バージルの役を掻っ攫って若に殴りかかる。
いや、これはホールドスリーパーだったようだ。
「お前、服が半裸コートだとは感心しねぇな。こんな変態に育ってくれちゃっておにーちゃん悲しい…ぞっ!」
「誰が…っ変態だゴラァ!あだだだだぁ!!ギブギブギーブ!」
ぐびがじま゛る゛!と、全てに濁点を混じらせて髭の体をバシバシ叩く若の話は聞いちゃいないよう。
若よりも体格もよく腕の太さも重量級。それな髭に力一杯絞められて、若は意識を飛ばしそうな状態だ。
それでも続けざまに放たれた髭の言葉は、若も火事場の馬鹿力を出さざるを得ないものだった。
「ハッ!まさか、パートナーの赤ずきんみたいな嬢ちゃん魔女の趣味か!?
そうだとしたらあの嬢ちゃんこそとんだ変態だな!」
「…今なんつった?ディーヴァを馬鹿にしたか?」
触れていることができなくなるくらい若の体温がグングンと上がっていく。
あまりの熱さに髭が若を突き放すとともに、若の姿がみるみる大きく、そして炎と火の粉を撒き散らす獅子の姿へと変わった。
これが若の魔獣姿、レオ・イグニースだ。
「ディーヴァを侮辱するのはオレが許さん!『ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!』」
ゴォォォォオ!
鬼気迫る表情で叫び、鬣の炎をバージルと髭目掛け広げて撒き散らす。
ポ●モンの炎の渦に近い、周りを炎の海に変える魔法だ。
あわやディーヴァが一番心配している菓子に炎が迫るところだった。(ストロベリーサンデーは特殊な氷結魔法がかかっているため簡単には溶けない)
「熱苦しい奴だと前から思っていたが、魔法までここまで熱苦しいとは…」
「あちぃな。氷属性のバージルには辛いだろ。俺に任せろ」
暴れ獅子と化した若へ、拳をポキポキと鳴らし髭が近づく。さすがに毒という属性の魔法を使って懲らしめることはしないらしく、赤い毒針は生成していない。
「俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!」
メメタァ!!!!
目にも留まらぬ速さで唸る髭の拳が若の顔面にストレートに入る。いい音したぞ。
「ぎゃぶっ!?」
「ハッハッハッ貧弱!貧弱ゥ!」
炎の塊のような魔獣が吹っ飛んだことで、多少とはいえ立ち込める熱気と埃。
その場所は菓子の並んだテーブルからそう遠くない。
「貧弱ー!は、いいんだけど周りは巻き込まないでくださいよ」
「ルティアの菓子もだが、お前のリアラが作った菓子も被害を受けるぞ」
「埃だらけになったら困るわ…」
「ほんとだよ~気をつけてバトルしてよ~」
「「「「事の発端はだまりなさい」」」」
「うぇーーーい」
ディーヴァ黙るぅん。お口チャックね。(・×・)
