お前ら何Takeすんだよ
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力の流れが収まった。
ーーと同時、ダンテの姿が煙に包まれた。
「うぉっ」
「え、ダンテどうしたの!?」
その煙が晴れた時、あらわとなったダンテの姿、それはーー。
「…へ?
あっはっはー!何それダンテ!かわいーー!!」
「何それってオレがなんだって言うんだ!かわいいって!?」
ディーヴァ大爆笑。
涙をためて大笑いしつつ、姿見を転がしてくるディーヴァ。
慌てて姿見に掴みかかるように立つダンテが覗いたそこに映っていたのは、人の耳が消え代わりに頭の上に生えた、魔獣時と同じ鳥の羽のような耳。
そして、やはり魔獣時と同じ、ヘビの尾が臀部から飛び出していた。
俗に言う『半獣化』というやつだ。
なるほど、だから耳がスースーする上に音がよく聞こえ、更には臀部がキツキツな感触のすぐあとに謎の開放感を感じていたようだ。
「な、なんじゃこりゃあ!?」
なるほど!なんて考察している場合ではない。
ディーヴァはかわいいかわいいと連呼しているが、大の男にかわいいなんて、とんでもない。
ダンテはかっこよくいたい。
「もしかして何か仮契約の手順でも間違えたか…?
いや、そんなはずはない。
そのために中断する度何度もやり直した……」
この時のダンテは知らない…。今後しばらくこの姿のまま過ごすことになるということに。
「ねーねー、それホンモノのしっぽ?みみ?」
「いてて、あったりまえじゃボケェ!」
悩み、考えているとディーヴァが後ろから耳、そして尾をぐいぐいと引きちぎる勢いで引っ張ってきた。
容赦も遠慮もない。
あまりにも痛いので、悪いとは思いつつ手を振り払い、自身の耳と尾を守るダンテ。
尾のヘビは首を絞められたのと同じ状態になったようで、可哀想な事に気を失っていた。
どんだけ強い力だ。
「まあまあどうどう落ち着いて」
「おまっ…!
まあいい。これが落ち着いていられると思うかよ!?」
ディーヴァの事は置いておいて。
今大事なのはこの見た目。
姿見を割る勢いで揺らして叫ぶ。割れたところで姿は変わらないが。
「なんでだよ…仮契約してなんでこんな変な姿にいぃぃぃぃ!」
「知らなぁい。
それより、なんかすっごい疲れた…。
ふぁぁ、無事に仮契約の儀も終わったし夜も遅いしあたしもう休もうかなー」
大きな欠伸ひとつ。
満月も空の一番上で煌々と輝き、もう夜中。
魔女だが夜寝るのが早めなディーヴァはすでにおねむ。
ダンテを置いて私室へと踵を返し始める。
「どこが無事にだよ!…って、」
ダンテは気がついた。
その欠伸の大きさ。そしてディーヴァと仮契約をかわしたからわかる、ディーヴァの魔力の減少量。
「まさかディーヴァ、魔力切れか…?」
「え?
…うーん、言われてみればそんな感じに近いかも?」
本人はケロッとしてなんでもない風に言っているが、ダンテからしたら大問題なのである。
ダンテはガックリと脱力した。
「ならこれ…ディーヴァのせいかよ……」
「まあ、いいじゃない?かわ……かっこいいよ?」
「他人事だと思ってんな?そのままかわいいって言えばいいだろが……っ」
「ごめん。
でもきっとその姿もすぐ慣れるよ!うん!」
慣れてたまるか。
ディーヴァからすれば本当に他人事なのだろう、返答はとても軽かった。
「はあ~……そーだな。慣れる前に解除すればいいもんな。
もういい、オレも寝る準備して今日は寝る……」
こうなれば不貞寝だ、不貞寝。
ダンテ自身も主にアホなディーヴァとのやり取りで疲れた事だし、後のことは明日考える!と、休むこととする。
見れば尾のヘビも欠伸を漏らしていた。
「じゃあオヤスミタイム?」
「寝る準備したらな。
それより明日から覚悟しろよディーヴァ」
「何を?」
「魔力不足解消の修行だ」
「うわめんどくさ」
勉強も修行も嫌いなディーヴァは嫌そうに眉根を寄せる。
パートナーとなったダンテを助けようという気持ちはないのか!と、ダンテの口元が怒りに引き攣った。
「お前が!魔力の量少ないからだろうが!わかってないのか!!」
「ひぇ!わ、わかってるって…!」
「ほんとかよ…」
牙を剥き出してそう怒ってはみたものの、その怒りはすぐになりを潜める。
ダンテは自分のそれより随分と低い、ディーヴァの小さな頭に手を置いた。
「オレも手伝うから頑張ろうぜ。な?」
「…ん、そうだね。ふふ、ダンテが手伝ってくれるならひゃくにんりきー」
頭に置かれた手を両手で優しく包み込むと、ディーヴァはダンテの手のひらを愛おしそうにスリスリ頬ずりする。
そしてその手ごと、ダンテの腰に腕を回し、甘えるようにギュッと抱きついた。
とくん、とくん。
儀式の時に感じた大きい物とは別の、ゆっくりと規則的に聞こえる互いの鼓動。
伝わる体温も優しくて温かくて、これ以上ないほど安心感があった。
ディーヴァがとことん寛容になるほどには。
「せっかく仮契約で繋がったんだし、一緒に寝る?」
「え」
「あっ、別に変な意味じゃないよ!?」
「いや…変な意味じゃなくてもディーヴァが魔獣であるオレを自発的に寝室に呼ぶとか、滅多にない事だろ。
どんな心境の変化だよ」
「どんなって…わからない。そんな気分だっただけ」
「なら、ディーヴァの気が変わらない内にお言葉に甘えますか」
ダンテはディーヴァの腰に手を回した。
ーーと同時、ダンテの姿が煙に包まれた。
「うぉっ」
「え、ダンテどうしたの!?」
その煙が晴れた時、あらわとなったダンテの姿、それはーー。
「…へ?
あっはっはー!何それダンテ!かわいーー!!」
「何それってオレがなんだって言うんだ!かわいいって!?」
ディーヴァ大爆笑。
涙をためて大笑いしつつ、姿見を転がしてくるディーヴァ。
慌てて姿見に掴みかかるように立つダンテが覗いたそこに映っていたのは、人の耳が消え代わりに頭の上に生えた、魔獣時と同じ鳥の羽のような耳。
そして、やはり魔獣時と同じ、ヘビの尾が臀部から飛び出していた。
俗に言う『半獣化』というやつだ。
なるほど、だから耳がスースーする上に音がよく聞こえ、更には臀部がキツキツな感触のすぐあとに謎の開放感を感じていたようだ。
「な、なんじゃこりゃあ!?」
なるほど!なんて考察している場合ではない。
ディーヴァはかわいいかわいいと連呼しているが、大の男にかわいいなんて、とんでもない。
ダンテはかっこよくいたい。
「もしかして何か仮契約の手順でも間違えたか…?
いや、そんなはずはない。
そのために中断する度何度もやり直した……」
この時のダンテは知らない…。今後しばらくこの姿のまま過ごすことになるということに。
「ねーねー、それホンモノのしっぽ?みみ?」
「いてて、あったりまえじゃボケェ!」
悩み、考えているとディーヴァが後ろから耳、そして尾をぐいぐいと引きちぎる勢いで引っ張ってきた。
容赦も遠慮もない。
あまりにも痛いので、悪いとは思いつつ手を振り払い、自身の耳と尾を守るダンテ。
尾のヘビは首を絞められたのと同じ状態になったようで、可哀想な事に気を失っていた。
どんだけ強い力だ。
「まあまあどうどう落ち着いて」
「おまっ…!
まあいい。これが落ち着いていられると思うかよ!?」
ディーヴァの事は置いておいて。
今大事なのはこの見た目。
姿見を割る勢いで揺らして叫ぶ。割れたところで姿は変わらないが。
「なんでだよ…仮契約してなんでこんな変な姿にいぃぃぃぃ!」
「知らなぁい。
それより、なんかすっごい疲れた…。
ふぁぁ、無事に仮契約の儀も終わったし夜も遅いしあたしもう休もうかなー」
大きな欠伸ひとつ。
満月も空の一番上で煌々と輝き、もう夜中。
魔女だが夜寝るのが早めなディーヴァはすでにおねむ。
ダンテを置いて私室へと踵を返し始める。
「どこが無事にだよ!…って、」
ダンテは気がついた。
その欠伸の大きさ。そしてディーヴァと仮契約をかわしたからわかる、ディーヴァの魔力の減少量。
「まさかディーヴァ、魔力切れか…?」
「え?
…うーん、言われてみればそんな感じに近いかも?」
本人はケロッとしてなんでもない風に言っているが、ダンテからしたら大問題なのである。
ダンテはガックリと脱力した。
「ならこれ…ディーヴァのせいかよ……」
「まあ、いいじゃない?かわ……かっこいいよ?」
「他人事だと思ってんな?そのままかわいいって言えばいいだろが……っ」
「ごめん。
でもきっとその姿もすぐ慣れるよ!うん!」
慣れてたまるか。
ディーヴァからすれば本当に他人事なのだろう、返答はとても軽かった。
「はあ~……そーだな。慣れる前に解除すればいいもんな。
もういい、オレも寝る準備して今日は寝る……」
こうなれば不貞寝だ、不貞寝。
ダンテ自身も主にアホなディーヴァとのやり取りで疲れた事だし、後のことは明日考える!と、休むこととする。
見れば尾のヘビも欠伸を漏らしていた。
「じゃあオヤスミタイム?」
「寝る準備したらな。
それより明日から覚悟しろよディーヴァ」
「何を?」
「魔力不足解消の修行だ」
「うわめんどくさ」
勉強も修行も嫌いなディーヴァは嫌そうに眉根を寄せる。
パートナーとなったダンテを助けようという気持ちはないのか!と、ダンテの口元が怒りに引き攣った。
「お前が!魔力の量少ないからだろうが!わかってないのか!!」
「ひぇ!わ、わかってるって…!」
「ほんとかよ…」
牙を剥き出してそう怒ってはみたものの、その怒りはすぐになりを潜める。
ダンテは自分のそれより随分と低い、ディーヴァの小さな頭に手を置いた。
「オレも手伝うから頑張ろうぜ。な?」
「…ん、そうだね。ふふ、ダンテが手伝ってくれるならひゃくにんりきー」
頭に置かれた手を両手で優しく包み込むと、ディーヴァはダンテの手のひらを愛おしそうにスリスリ頬ずりする。
そしてその手ごと、ダンテの腰に腕を回し、甘えるようにギュッと抱きついた。
とくん、とくん。
儀式の時に感じた大きい物とは別の、ゆっくりと規則的に聞こえる互いの鼓動。
伝わる体温も優しくて温かくて、これ以上ないほど安心感があった。
ディーヴァがとことん寛容になるほどには。
「せっかく仮契約で繋がったんだし、一緒に寝る?」
「え」
「あっ、別に変な意味じゃないよ!?」
「いや…変な意味じゃなくてもディーヴァが魔獣であるオレを自発的に寝室に呼ぶとか、滅多にない事だろ。
どんな心境の変化だよ」
「どんなって…わからない。そんな気分だっただけ」
「なら、ディーヴァの気が変わらない内にお言葉に甘えますか」
ダンテはディーヴァの腰に手を回した。
